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主人公
- カップに半分ほど残ったお茶が冷めきった頃、話をしてくれていたスノーフェザーが急に口を噤んだ。

Transcription

  1. 主人公:

    - カップに半分ほど残ったお茶が冷めきった頃、話をしてくれていたスノーフェザーが急に口を噤んだ。

  2. スノーフェザー:

    ……

  3. スノーフェザー:

    そ、そして…

  4. アクロバティック・サニー:

    あ…そ、その後はとりあえず何も特別なことはありませんでした。

  5. アクロバティック・サニー:

    さっき、あの村に行ったと言われましたよね?そこに拠点を置いて…

  6. アクロバティック・サニー:

    リーダーの好みに合わせて村を飾り、物資を集め、たまに襲撃してくる鉄虫を退治し…

  7. スノーフェザー:

    ……

  8. アクロバティック・サニー:

    あはは…ちょっといいですか…?

  9. アクロバティック・サニー:

    フェザー、今まで一生懸命準備してきたじゃない。

  10. アクロバティック・サニー:

    私も成功したし…元々は二人でやろうとしていたじゃない。フェザーが無事に戻ってきてくれたから戦力1.5倍ってことでしょ?

  11. アクロバティック・サニー:

    絶対にうまくいくはず…。だから泣かないで…ね?

  12. スノーフェザー:

    ……うん。ありがとう。

  13. 主人公:

    - サニーの言葉に勇気をもらったのかスノーフェザーはすぐに顔を上げた。

    1. だから…そんな大切な人たちとなんで戦おうとするんだ?
  14. スノーフェザー:

    ……

  15. スノーフェザー:

    それは…

  16. 主人公:

    - スノーフェザーが決心したかのように口を開いたその瞬間、エルブンが口を挟んだ。

  17. エルブン・フォレストメーカー:

    あっ、大事なところでごめんなさい。でも、司令官、問題が発生したわ。

    1. また鉄虫か?
  18. エルブン・フォレストメーカー:

    そう。話の途中も念のため交代で偵察をしていたんだけど、どんどんこっちに向かってきてるみたい。

  19. アクロバティック・サニー:

    ああ、それなら心配いりません。

  20. アクロバティック・サニー:

    ここは普通に歩いて入ってこれる場所じゃないし、私のホログラム投影機で完全に隠されて―

  21. 主人公:

    - サニーがそう言い終わろうとした時、俺たちが入ってきた入り口がジジジッと音を立ててぐにゃりと歪んだ。

  22. エルブン・フォレストメーカー:

    今はそうじゃないみたいだけど?

  23. アクロバティック・サニー:

    あ、あはは…

  24. アクロバティック・サニー:

    おかしいな…

  25. ダークエルブンフォレストレンジャー:

    エルブンは司令官の傍にいて。私とハルピュイアで戦ってくるから。

  26. P-22ハルピュイア:

    もしよかったら、あなたたちのどちらか一人でいいから手を貸してくれない?

  27. スノーフェザー:

    …大丈夫です。私とサニーが行きます。

  28. スノーフェザー:

    皆さんは、皆さんの大事な方をお守りください。

  29. ダークエルブンフォレストレンジャー:

    え?本当に大丈夫?

  30. スノーフェザー:

    はい。今度は私が恩返しをする番です。

  31. ダークエルブンフォレストレンジャー:

    …だってさ、あんたの考えはどうなの?

    1. 異論はない。
    2. 一人だけ残って、残りは一緒に戦ってくれ。
  32. スノーフェザー:

    …では少々お待ちください。

  33. スノーフェザー:

    サニー、行こう。

  34. スノーフェザー:

    ……

  35. スノーフェザー:

    ありがとうございます。