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生命のセレスティア
…というわけです~。

Transcription

  1. 生命のセレスティア:

    …というわけです~。

  2. 主人公:

    - セレスティアがどのような経緯でこの団体を作り、どうやって滅亡戦争を生き残ったのか話を聞いた。

  3. 主人公:

    - 前にスノーフェザーから聞いた話とほぼ変わらない。

  4. 生命のセレスティア:

    その後は…どうなったんでしたっけ~?

  5. 生命のセレスティア:

    あ、お茶でもどうですか~?

    1. いただこうかな。
    2. う~ん…お茶…いや、大丈夫だ。
  6. 生命のセレスティア:

    ふふふ、はいどうぞ~

  7. 主人公:

    - 何のお茶かはわからないが、セレスティアが差し出したお茶はいい香りがした。

  8. 主人公:

    - そういえばこの香り、サニーが出してくれたお茶と同じ香りがする…。

    1. 何のお茶だ?
  9. 生命のセレスティア:

    「世界樹」という木の葉を煎じて作ったお茶です。

    1. すごい名前だな。
  10. 生命のセレスティア:

    ですよね~?でもその名に恥じない木なんです~。私が所属する会社で、何度も品種改良を重ねた結果できた木なんですよ~。

  11. 生命のセレスティア:

    ふふ、では私だけ失礼しますね~?

  12. 主人公:

    - お茶を一口飲んでセレスティアはそっと俺を見た。

    1. 話はもう終わりか?
  13. 生命のセレスティア:

    はい。経緯は今話した通りです。あっ…思い出したんですけど、この島にはたまたま来て、いつの間にか定住するようになったって感じです~。

  14. 生命のセレスティア:

    ですけど…

  15. 主人公:

    - セレスティアがもじもじしながら俺の手を握る。

  16. 生命のセレスティア:

    ふふ、でももうちょっとお話したいですね~

  17. 主人公:

    - セレスティアはそう言うと他愛のない話をし始めた。

  18. 主人公:

    - 村の近くの湖が綺麗だとか、島に来てみたら、思ったより備蓄物資が多くてびっくりしたとか…

  19. 主人公:

    - しばらく話に夢中になっていたセレスティアが、急にパチクリと瞬きをした。

  20. 生命のセレスティア:

    えっとぉ…私は今何のお話をしていましたっけ~?

  21. 生命のセレスティア:

    いいえ、何の話をしようとしていたのかしら…?

    1. ……。
  22. 主人公:

    - う~ん、俺は予想外の難敵に遭遇したようだ…。これは今後、別の意味で苦労しそうだ。

  23. 生命のセレスティア:

    ああっ…アッ…

    1. セレスティア?
  24. 主人公:

    - 無邪気に目をパチパチしながら、首を傾げていたセレスティアが突然頭を抱える。

  25. 生命のセレスティア:

    頭、が…。

  26. 生命のセレスティア:

    うっ、ああっ…ァァ…

    1. エルブン!ダークエルブン!
  27. 主人公:

    - 少し離れた所にいたエルブンとダークエルブンを呼び、その場にしゃがみこんだセレスティアを抱きかかえる。

    1. 大丈夫か!?
  28. 主人公:

    - 全身をぶるぶる震わせ、苦しそうな声で呻いていたセレスティアは、ゆっくりと落ち着きを取り戻していった。

  29. 主人公:

    - そんな彼女の口から意外な言葉が漏れる。

  30. 生命のセレスティア:

    …申し訳、ございません。

    1. 何がだ?
  31. 生命のセレスティア:

    どうか私を…。

  32. 生命のセレスティア:

    お許しください。