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Transcription
- アクロバティック・サニー:
こんにちは。へへっ、またお会いできましたね。
- また会えて本当に嬉しいよ。ホログラム装置の修理は終わったのか?
- アクロバティック・サニー:
はい。おじさんが修理してくれました。
- おじさん…。
- バニラA1:
もしかしてそのおじさんという方の名前はアルフレッドと言いますか?
- アクロバティック・サニー:
あっ、知り合いでしたか?
- そのおじさん…アルフレッドってロボットだが、信じても大丈夫なのか?
- アクロバティック・サニー:
はい?
- 主人公:
- 俺たちが知り得た情報をもとに立てた仮説をスノーフェザーとサニーに説明した。
- 君たちは利用されているだけかもしれない。
- バニラA1:
もしくはあなたたちを含めて、そのすべてが仕組まれている事かもしれません。
- アクロバティック・サニー:
そ、そんなはずありません!私たちの仲間が洗脳されたのは事実です…、
ですが!おじさんは悪い人なんかじゃ… - スノーフェザー:
私たちはおじさんに助けてもらっています。そんなこと絶対にありません。
- スノーフェザー:
それに私たちは…皆さんと人間様に危害を加えるつもりなんて…決してありません。
- バニラA1:
あえて言ってみただけです。
やはりあなたたちも同じ仲間だと言うのは少々無理がありますしね。 - バニラA1:
ご主人様はどうお考えですか?
- 俺もそう思う。
- う~ん…。
- 主人公:
- バニラの言う通り、スノーフェザーとサニーも洗脳されているとしたら、
今頃俺たちを拘束しているはずだし、その機会はこれまでに何度もあった。 - 主人公:
- バニラの意見に同意し、スノーフェザーを見た。
- 主人公:
- バニラの意見にもある程度同意できるが、状況が状況なだけに
ハッキリさせておくことにした。 - 命令だ。俺と隊員たちにどんな形であろうと危害を加えるな。
- スノーフェザー:
はい。わかりました。
- 主人公:
- 俺を見つめる揺るぎない瞳を見て、スノーフェザーとサニーを信じることにした。
- では状況共有をしよう。君たちが知っている情報を教えてくれ。
- 主人公:
- 突然現れたAGSたちに攻撃されたこと、俺と会話していたセレスティアが
突然頭を抱えて苦しみだした話をすると、スノーフェザーの表情が暗くなった。 - スノーフェザー:
私たちは…
- スノーフェザー:
私たちは妖精の村に反抗して戦っていますが…
- スノーフェザー:
これは村の人たちを助けるためなんです。
- アクロバティック・サニー:
この前フェザーが話した通り、私たちはリーダーに助けられ、
その後この島に拠点を移しました。 - アクロバティック・サニー:
最初はすべてうまくいってるって思ってました。少ししかいない鉄虫と
島の北にいるAGSにさえ気を付けていれば平和でしたから…。 物資も豊富でしたしね…。 - スノーフェザー:
そんなある日、ひとりのバイオロイドが村に現れました…。
- ……。
- 主人公:
- おそらくレモネードのことか。
- 主人公:
- 隊員たちと目で意思疎通をしている間も、スノーフェザーは話を続けた。
- スノーフェザー:
そのバイオロイドは何かを探していました。そして…
- スノーフェザー:
……
- スノーフェザー:
そして…、私は…愚かにも…。
- 主人公:
- 今にも泣きそうになりながら、震える声で話を続けようとするスノーフェザー。
そこにサニーが困ったように笑顔を作って割り込んできた。 - アクロバティック・サニー:
あはは、気にしないでください。
フェザーはこの話をするといつも苦しくなっちゃって… - アクロバティック・サニー:
結論を言いますと、そのバイオロイドは島の北で探していたA.I.を見つけました。
- アクロバティック・サニー:
名前は…とある科学者の名前に由来するって聞きました…
- P-22ハルピュイア:
もしかしてロバートとか…?
- アクロバティック・サニー:
あっ、はい!それです。
- タイラントを設計した奴はここにいたのか。
- アクロバティック・サニー:
人間様たちが滅亡した後も、ロバートはずっと命令を実行し続けていたそうです。
- アクロバティック・サニー:
ところが、その突然現れたバイオロイドがロバートをハッキングして、
自分の意のままにした後… - アクロバティック・サニー:
私たちの仲間を特殊な装置で洗脳して、実験を行いました。
- それが新人類プロジェクトってやつか。
- アクロバティック・サニー:
そ、それをどうして知っているんですか?
- P-22ハルピュイア:
AGSたちに追われるちょっと前に、研究施設を発見したの。
- P-22ハルピュイア:
詳しいことはわからなかったけどね。
- アクロバティック・サニー:
皆さんは本当にすごいんですね…。
私たちも、おじさんも…それを見つけるのにどれだけ苦労したか…。 - P-22ハルピュイア:
ここにいる金蘭は感覚がすごく敏感なの。
- P-22ハルピュイア:
だから、その感覚を頼りに連れて行かれた住民を探していた時に見つけたのよ。
- アクロバティック・サニー:
あっ、その…その住民を見つけることはできましたか…?
- P-22ハルピュイア:
うん。確かに連れ去られていたときは悲鳴を上げていたのに、
そこから出てくる時は他の住民たちと変わらない様子で、流石におかしかったわ。 - アクロバティック・サニー:
何かそのほかに変わったところとかは…ありませんでしたか…?
- P-22ハルピュイア:
罰を受けたり、実験をされたりっていうことはなかったみたいね。
- アクロバティック・サニー:
よかった…。
- アクロバティック・サニー:
おじさんはこの前、もう実験は行われないだろうって言っていました。
でも…もしかしたらと思って…。 - やるべきことがあるって言っていたよな?それは何なんだ?
- 主人公:
- 俺の質問に、サニーは何かを取り出した。
- アクロバティックサニー:
これです。
- ダークエルブンフォレストレンジャー:
あっ…それって…!イヤリング?
- アクロバティックサニー:
はい。フェザーが注意を引きつけている間に、私がイヤリングを盗むという
作戦でした。 - アクロバティックサニー:
これは私たちの仲間を洗脳している装置なんです。
- アクロバティックサニー:
計画にはこれが必ず必要でしたが、これを盗んだら、イヤリングを失った仲間に
何が起こるのかわからなくて…それが原因で実験が再開でもしたら… - P-22ハルピュイア:
あの研究所の様子を見た感じだと…もしまた実験が再開されたなら酷いことに
なっていたかもしれないわね… - アクロバティックサニー:
その通りです。だから、今まで計画を実行できずにいました…。
- アクロバティックサニー:
どれだけ自分に「きっと上手くいく」って言い聞かせても、
悪い予感しかしなかったんです。 - アクロバティック・サニー:
でも、もう後には引き下がれません。やっとのことで掴めたチャンスです。
- そのイヤリングをどうするつもりなんだ?
- スノーフェザー:
…私からご説明いたします。
- スノーフェザー:
そのイヤリングで私たちを操っているということは、そのルートを通して
逆に本体をハッキングできると言っていました。 - そのアルフレッドというロボットがか?
- スノーフェザー:
はい。本体を無力化できるかどうかはわかりませんが、
少なくとも洗脳を解くことはできると…。 - P-22ハルピュイア:
一理あるわね。バイオロイドを外部から遠隔で制御するなんて、
普通ならできないわ。 - P-22ハルピュイア:
それだけこのイヤリングは本体と密接に繋がっている可能性があるってことね。
- ハッキングはどうやってやろうとしてたんだ?
- スノーフェザー:
このイヤリングにコードを書き込んで、ロバート本体に
アップロードするつもりです。 - 敵の懐に乗り込むということか。
- スノーフェザー:
……その通りです。
- スノーフェザー:
だから…人間様を巻き込みたくはありませんでした。
- 力を貸すよ。
- 俺たちも生きるために力を貸すだけだ。
- スノーフェザー:
…はい。
- スノーフェザー:
……。
- アクロバティック・サニー:
じゃあ、案内し―あっ!
- 主人公:
- ゆらゆらと揺れるホログラムの外側に、俺たちを捜索するAGSたちの姿が…
- バレたか。
- P-22ハルピュイア:
司令官、どうする?
- う~ん…
- 主人公:
- 戦闘を準備する隊員たちを確認して、スノーフェザーに声をかける。
- 島の北だと言ったよな?
- スノーフェザー:
はい。
- スノーフェザー:
そう遠くはありませんが、旧市街地と森を越えた場所にあるので
少し時間がかかると思います。 - スノーフェザー:
それに追跡されている状況でしたら…さらに…
- それは仕方ない。こいつらを始末してすぐに移動する。
- P-22ハルピュイア:
わかったわ。