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主人公
- 絶体絶命の瞬間に撃ち込まれた支援攻撃は、見事に敵の虚を突けた攻撃だった。

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  1. 主人公:

    - 絶体絶命の瞬間に撃ち込まれた支援攻撃は、見事に敵の虚を突けた攻撃だった。

  2. 主人公:

    - 奇襲攻撃を受けたAGSたちの戦列は崩壊。崩れた場所を一点突破し、包囲網を見事に脱出できた。追撃も支援部隊のおかげで楽に撃退した。

  3. A-54カリスタ:

    本隊じゃなくて残念だった?

    1. とんでもない。おかげで助かった。本当に…
  4. 主人公:

    - ロバートの猛攻を何とか切り抜けた俺たちを出迎えてくれたのはアーマードメイデンだった。

  5. 主人公:

    - 俺たちが後退している間、アーマードメイデンはその名に恥じぬ凄まじい火力で敵を圧倒し、追撃の意志をへし折った。

  6. A-14Bスプリガン:

    本当に危ないところだったわね。

  7. A-14Bスプリガン:

    司令官、怪我はしてない?

  8. A-1ブラッディパンサー:

    いつもだったらご褒美でも貰いたいところですが、今はそんなこと言ってられないみたいですね。

    1. 状況を共有する。
  9. 主人公:

    - 俺から現在の状況を聞いたブラッディパンサーは少し顔をしかめた。

  10. A-1ブラッディパンサー:

    これは…あまりいい状況ではありませんね。

  11. A-1ブラッディパンサー:

    全部隊が司令官の安全の確保を最優先に動いています…。ですが、私たちじゃなかったら、あの量のAGSの包囲網は突破することができなかったでしょう…。

  12. A-54カリスタ:

    運が良かったとしか言いようがないわね。戦闘音が聞こえたから何も考えずに来てみたら司令官がいたの。

  13. A-14Bスプリガン:

    ところで…さっきのヤバそうなAGSは何なの?

  14. A-14Bスプリガン:

    あれが指揮官機みたいな気がしてみんなが攻撃してる間、ずっとマークしといたんだけど…

    1. その通りだ、あれがAGSたちを指揮している。ロバートだ。
  15. A-1ブラッディパンサー:

    ロバート…まさか。

    1. 想像しているそれだ。でもタイラントはあの中にはいない。
  16. A-1ブラッディパンサー:

    それは不幸中の幸いです。あの怪物を相手にするのは今の戦力でも流石に不可能です。

  17. 主人公:

    - すると、スノーフェザーを治療していたバニラとサニーが近づいてきた。

    1. スノーフェザーの様子はどうだ?
  18. バニラA1:

    救急キットで応急処置は済ませておきました。

  19. アクロバティック・サニー:

    出血が多くて…まだ意識が戻ってません…。

  20. A-1ブラッディパンサー:

    医薬品ならここにあります。

    1. ん?
  21. A-1ブラッディパンサー:

    それから、弾薬もたっぷり持ってきました。

  22. A-1ブラッディパンサー:

    スプリガン!

  23. A-14Bスプリガン:

    た、隊長……見直したわ…。

  24. 主人公:

    - スプリガンが持ってきた弾薬の箱をゆっくりと降ろすとガチャリと重そうな音がした。

  25. A-1ブラッディパンサー:

    頑張って持ってきて良かっただろう?

  26. バニラA1:

    種類別であるんですね。私たちも使えます。ありがとうございます。

  27. バニラA1:

    では私はスノーフェザーさんの治療に戻ります。

  28. A-1ブラッディパンサー:

    司令官。私の判断は良い判断だったでしょうか。

    1. …うん。本当にありがとう。
  29. A-1ブラッディパンサー:

    ははっ。…では、ご褒美を頂けますか?

  30. A-1ブラッディパンサー:

    あぁっ、まずは司令官を無事にオルカへお連れしてからの話ですね。

  31. 主人公:

    - 俺がなんと答えようか少し考えていたところに、周辺を偵察しに行っていたエルブンとダークエルブンが戻ってきた。

  32. エルブン・フォレストメーカー:

    あまり長くは持たないだろうけど、いい感じにかき乱してきたわ。

  33. ダークエルブンフォレストレンジャー:

    あの子は大丈夫なの?

    1. バニラが応急処置はした。
  34. アクロバティック・サニー:

    あの、人間様…。

    1. スノーフェザーの傍にいてあげなくていいのか?
  35. アクロバティック・サニー:

    あはは、私は邪魔になるだけですから。

  36. アクロバティック・サニー:

    あの…ひとつだけお願いをしてもいいでしょうか…?

    1. なんだ?
    2. 心配するな。少し休んでから行くつもりだ。
  37. アクロバティック・サニー:

    スノーフェザーは今動ける状態ではありません。

  38. アクロバティック・サニー:

    ですからその…危険ではありますが、少しだけ…ここで休んでから出発してもいいでしょうか?

  39. アクロバティック・サニー:

    ホログラムで偽装して警戒にあたりますので…。

    1. 俺もそうしようと思っていたんだ。
  40. 主人公:

    - スノーフェザーとサニーを置いて、俺たちだけで行くという選択肢もあるが…。

  41. 主人公:

    - それだと…あのスノーフェザーの横であたふたと慌てて、バニラの神経を逆撫でしているアルフレッドが「置いて行けない」と言い出すのが目に見えている。

  42. アクロバティック・サニー:

    あ、ありがとうございます…!

  43. アクロバティック・サニー:

    では、早速警戒にあたります!

  44. エルブン・フォレストメーカー:

    う~ん…これはどうやら私たちも一緒に行く感じ…?

  45. ダークエルブンフォレストレンジャー:

    うぅ…。

  46. A-1ブラッディパンサー:

    体力なら私たちがあり余っている。警戒は私たちがするから少し休んでくれ。

  47. A-1ブラッディパンサー:

    司令官、それでよろしいでしょうか?

    1. わかった。エルブンとダークエルブンは少し休むように。
  48. エルブン・フォレストメーカー:

    はぁ、助かった…。

  49. ダークエルブンフォレストレンジャー:

    もう足の感覚がない…。

  50. A-1ブラッディパンサー:

    司令官もどうぞお休みください。一日中戦闘されていたんじゃないですか?

    1. …そうさせてもらう。
  51. A-1ブラッディパンサー:

    では特異事項があり次第、報告いたします。

  52. A-1ブラッディパンサー:

    イオの穴は私が埋める。二人はいつも通りやってくれ。

  53. 主人公:

    - アーマードメイデンを見送って、近くにあった木に背中を預けて座った。

  54. 主人公:

    - エルブンとダークエルブンも俺の所に来て両肩にもたれかかる。

  55. ダークエルブンフォレストレンジャー:

    ちょっと眠った方がいいんじゃない?

  56. エルブン・フォレストメーカー:

    寝てる時に何か起こったら、私たちがギュってして逃げてあげるから安心して眠って。

    1. ……。
  57. 主人公:

    - 緊張が解けたせいか返事の言葉が口から出なかった…。

  58. 主人公:

    - ブラッディパンサーの装甲板が展開される音を聞きながらゆっくりと浅い眠りの中に落ちていった…。