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Transcription
- 主人公:
- アルフレッドとスノーフェザー、サニーに案内してもらい島の北に向かった。
- 主人公:
- 隠れながら進んだおかげか、しばらく敵に遭遇することはなかった。
- 主人公:
- しかしある程度時間が経つと、俺たちの思惑を察したのか、
進行を阻止しようとする敵が増えだした。 - 想定通りではあるが…
- Mr.アルフレッド:
この旧市街地を通って森を抜ければ到着します!
- Mr.アルフレッド:
おっと!私はちょっと失礼します!少々お待ちを!
- スノーフェザー:
あっ…ここはおじさんがよく過ごされている場所なんです。
- どう見ても廃墟だが?
- スノーフェザー:
そうです。確かに物資なども、もう残されていませんが…
おじさんにとってはそうじゃないみたいなんです。 - Mr.アルフレッド:
こ、こんなものがあったなんて!
- Mr.アルフレッド:
くうっ!この数十年、私は一体何をしていたのでしょうか…!
- スノーフェザー:
…あんな風にスクラップを拾い集めては、色々なものを作ってくれるんです。
- Mr.アルフレッド:
これはこれは、失礼いたしました。
- Mr.アルフレッド:
では改めまして出発いたしましょうか?
- スノーフェザー:
……!
- スノーフェザー:
気を付けてください!
- 主人公:
- スノーフェザーが慌てて俺を翼で包み込んだ。
- 主人公:
- 白い翼の向こう側で爆発。そして、その爆風が俺たちを襲った。
- くっ…。
- バニラA1:
ご主人様!
- 金蘭S7:
大丈夫で―
- 金蘭S7:
また何かが…!
- 主人公:
- 崩れた建物の間から禍々しい雰囲気を纏ったロボットが姿を現した。
- ロバート:
くっ、くふふふふ、くはははは…
- ロバート:
人間…私の実験の答え…
- ロバート:
大人しく…私の最後の実験台となりたまえ…!
- スノーフェザー:
うっ…。
- 主人公:
- スノーフェザーは再び起こった爆発を防ぎ、俺を抱いたまま奴から距離を取った。
- 主人公:
- 俺を包み込んでいるスノーフェザーの白い翼の隙間からは、
あの奇怪なロボットに各々抵抗する隊員たちの姿が見えた。 - 陣形を整えろ!
- ロバート:
虫どもが…何の役にも立たないバイオロイドめ…
- ロバート:
貴様らのおかげで無駄となった歳月!返してもらう…!
- 金蘭S7:
くっ…。
- エルブン・フォレストメーカー:
ちょっと…なんかこいつ強くない?みんな大丈夫?
- 金蘭S7:
大丈夫でございま…す。
- 敵はあれひとつだ!包囲しろ!
- ロバート:
くっ、くふふ…。
- ロバート:
そうだ…私はひとつだ。
- 主人公:
- 陰鬱な独り言と共に、建物の間から不吉な機械音が聞こえはじめた。
- 主人公:
- 砂埃を巻き上げ、一つ二つと姿を現す多種多様なAGSたち…
そして、その全てがロバートと同じ音声を発している。 - ロバート:
究極の進化を遂げた私は…
- ロバート:
あらゆるものと…
- ロバート:
ひとつだ…!
- 主人公:
- ロバートのその言葉と同時にAGSたちが一斉に攻撃を開始した!
- 各自射線を切りながら後退!
- バニラA1:
はい!掩護します!ご主人様を先に後方にお連れしてください!
前線に近すぎます! - スノーフェザー:
私が…!あぅっ…
- 主人公:
- 俺を抱いて飛び上がろうとした瞬間、スノーフェザーが脇腹を押さえて
その場にうずくまった。 - 主人公:
- 押さえた指の間から伝う血で真っ白な服が赤く染まっていく…。
- 大丈夫か!?
- スノーフェザー:
動くことは…できます。
- スノーフェザー:
早く下がりましょう…。人間様が生き残られてこその…私たち…
- バニラA1:
急いでください!
- わかってる!
- 主人公:
- 押し寄せるAGSたちを相手に、何とか時間を稼ぐ隊員たちを指揮しながら、
後方にあった半壊した建物に駆け込んだ。 - スノーフェザー:
人間様、うぅっ…
- スノーフェザー:
こ、ここで、お待ちください…。
- 主人公:
- 翼を大きく広げたスノーフェザーが外に出ると同時に、
アルフレッドが転がり込むように建物の中に入ってきた。 - Mr.アルフレッド:
ひぃぃぃっ!
- ダークエルブン!4時方向!路地!
- ダークエルブンフォレストレンジャー:
わかった!
- アルフレッド!あれは何だ!?
- Mr.アルフレッド:
し、信号分析中です…!
- Mr.アルフレッド:
あ、ああ…あばばば…!
- Mr.アルフレッド:
あ、あれは…ロバートです!
- 何―くっ…!
- 主人公:
- すぐ外で爆発が起こり、建物が崩れんばかりに揺れた。
- 主人公:
- 爆速でこちらに向かって飛んでくるエンジン音。
- P-22ハルピュイア:
司令官!
- 俺は大丈夫だ!バニラを支援してくれ!
- P-22ハルピュイア:
ラジャー!
- Mr.アルフレッド:
こ、こんなはずでは…!これは想定外です!
- 本体は大したことないって言ってたじゃないか!
- Mr.アルフレッド:
私も全く知りませんでしたよ!あんな風に自らを改造していたとは…!
- 主人公:
- 隊員たちが何とか維持している前線は薄い…。いつ突破されても
おかしくはない危険な状態だ…! - 主人公:
- ハルピュイアが上空から支援をしてはいるが、敵の対空牽制に邪魔されて、
それも上手くいっていない。 - あいつらをハッキングとかはできないのか?
- Mr.アルフレッド:
物理的な接触なしにハッキングなんて無理です…!
私はロバートの失敗作だと申し上げたではないですか! - くっ、じゃあ他の方法は…
- この役立たずロボット!
- 主人公:
- ロバート本体が直接…、しかも強力な戦闘力を備えた状態で迎え撃ってくる
とは想像もしてなかった。 - 主人公:
- 少しでも持ちこたえるために頭をフル回転させながら隊員を指揮していると、
突然スノーフェザーが戦場の真ん中に現れ、その場で浮かび上がった。 - スノーフェザー:
皆さん!後ろにお下がりください!
- 主人公:
- 最前線で戦っているエルブンと金蘭がそれを聞いて後方に下がる。
それと同時にスノーフェザーの翼から冷気が発生。暴風となって一気に放出された。 - 主人公:
- 冷気の暴風に巻き込まれたAGSたちは、一瞬にして凍りついた。
- スノーフェザー:
はぁ、はぁ…
- スノーフェザー:
うぅっ…
- 主人公:
- 俺がいる建物の前に着地して、力なく倒れたスノーフェザーを
慌てて抱きかかえた。 - Mr.アルフレッド:
スノーフェザーさん!!!!だ、大丈夫ですか!?
- Mr.アルフレッド:
血、血がァ…!!!!
- Mr.アルフレッド:
に、人間様!早く!早く何とかしてください!!!!
わ!私は…触ることができない!!! - 今止血してる!
- P-22ハルピュイア:
司令官!
- P-22ハルピュイア:
まだ終わってない!
- ……!
- Mr.アルフレッド:
- 慌てて凍てついた戦場に目をやると、その中のひと際大きな氷の彫刻に
亀裂が生じていた。 - ロバート:
くふふふふ…
- ロバート:
進化…研究…
- 主人公:
- 亀裂は次第に広がっていき、ついに崩壊。
そこから無傷のロバートが現れ、ゆっくりと歩き始めた。 - ロバート:
命令…!
- AGSがまた…!
- 主人公:
- 凍てついた戦場にAGSたちが押し寄せてくる。
さっきよりも多い…! - 主人公:
- 最も生存確率の高い方法を見つけようと必死に考えを巡らせていると、
AGSの大群の一部が爆発。 - あれは…!
- 主人公:
- 続けて発生した砲撃が、AGSたちを次々と撃破していく。
市街地の外に向かえる道が開いた。 - 全員あそこに逃げ込め!ハルピュイア!ミサイル全弾発射!
- ロバート:
くふふふふ…そうだ…。
- ロバート:
『私』のもとへ来るがいい…。
くふふ…