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Transcription
- Mr.アルフレッド:
もう少しです!この通路を抜ければ中央制御室です!
- A-1ブラッディパンサー:
思ったより簡単に行けましたね!ただの杞憂だったようです…!
- スノーフェザー:
到着したらおじさんがハッキングをするのに時間がかかるはずです!
- スノーフェザー:
その間、AGSたちを阻止しなければなりません!
- Mr.アルフレッド:
その通りです!
- Mr.アルフレッド:
ハッキングをしている間、私の美しいボディに傷一つ付かないように
ですからね…えええええぇぇぇぇぇ!? - 主人公:
- 先頭を走っていたアルフレッドが突然立ち止まり、
ブラッディパンサーの後ろに隠れた。 - ブラックワームS9:
……。
- 俺たちの邪魔をしようとしているんだろう…。
- スノーフェザー:
はい。恐らくそうでしょう。
- スノーフェザー:
操られている…状態だと思います。
- A-1ブラッディパンサー:
ブラックワームモデルですか。
- A-1ブラッディパンサー:
司令官は少し離れた場所にいた方がいいと思います。
- わかった。
- ブラックワームS9:
その必要はありません。
- 主人公:
- ゆっくりと後ろに下がる俺をブラックワームは引き止めた。
- 主人公:
- それと同時に通路の奥からAGSたちが姿を現した。
- A-1ブラッディパンサー:
やはり一人だけではなかったようです…!
- ブラックワームS9:
……約束を…果たそうとしてくれているんですね…、フェザー。
- ブラックワームS9:
リーダーの言う通り…本当に頑固で…健気な子…。
- スノーフェザー:
ブラックワーム様…?
- 主人公:
- ブラックワームは苦しそうにほんの微か笑みを浮かべて話を続けた。
- ブラックワームS9:
私は…私にインストールされた感情制御モジュールの影響で、
洗脳の効果が他の方よりも弱かったのです。 - ブラックワームS9:
その結果…明確に命令に背くことはできませんが…、命令に…少しだけ抵抗して…
結果を変える…くらいのことはできました。 - ブラックワームS9:
間違って檻の鍵をかけなかったり…、警備の交替時間をずらしたり…。
- ブラックワームS9:
誰よりも早く到着して…、本体を脅かす侵入者を阻止するために
ここに来て待機する…などです。 - ……。
- スノーフェザー:
ブラックワーム様…。
- ブラックワームS9:
僅かな可能性でしたが…本当によくやってくれました…、フェザー。
- スノーフェザー:
わ、私は…。
- ブラックワームS9:
あなたがここまで頑張ってくれた…、今度は…私の…番です……!!!
- 主人公:
- ブラックワームは後ろを振り向き、通路を塞いでいるAGSたちに照準を合わせた。
- ブラックワームS9:
チャンスは一度きり。
- ブラックワームS9:
人間様の命令を受けた場合、一度だけ…私に絶え間なく命令を出すあのA.I.に
反抗することができます。 - ブラックワームS9:
ですが、すぐに感情制御モジュールがその負荷に耐えられず機能を喪失し、
私は完全に洗脳されてしまうでしょう…。 - 主人公:
- ブラックワームの武装にエネルギーがチャージされ始めた。
- 主人公:
- スノーフェザーは唇を噛み締めたまま、そんなブラックワームを見つめている。
- わかった…。
- 主人公:
- 涙を目に溜めて俺を見上げるスノーフェザーが震えながら頷く。
- 命令だ!俺たちに道を開いてくれ!
- 主人公:
- ブラックワームの口元に笑みが浮かんだと思った瞬間、
猛烈な爆炎がAGSたちに襲い掛かった! - 主人公:
- 前方を塞いでいたAGSたちは高熱と爆圧により、一瞬にして屑鉄と化した。
- 主人公:
- その後も、連続して攻撃を続け、AGSたちを余すところなく片付けた
ブラックワームは苦悶の表情を浮かべた。 - ブラックワームS9:
うぅ…くっ…もう少し、だけ…!
- 主人公:
- 炎が鎮まり、通路にはAGSの残骸が転がっているだけだった。
- 主人公:
- ふらつき、頭を抱えるブラックワームがゆっくりと頭を上げた。
- ブラックワームS9:
……。
- ブラックワームS9:
……私はここで何を…。
- ブラックワームS9:
…あぁ。そうでした。
- ブラックワームS9:
侵入者を…排除しなければなりません。
- スノーフェザー:
……!
- スノーフェザー:
人間様!
- 主人公:
- スノーフェザーと隊員たちが急いで俺をかばう。
だが、爆発は意外な所で起こった。 - アクロバティック・サニー:
ここは私に任せてください!早く行ってください!
- ブラックワームS9:
目障りです。
- 主人公:
- 一瞬でブラックワームに飛びついて、銃口をぐるりと別に向けさせたサニーは、
すぐさま距離を取って姿勢を低くした。 - アクロバティック・サニー:
私なら時間を稼げるはずです!
- アクロバティック・サニー:
早く!
- …行こう!
- 主人公:
- 走る俺たちの背後から聞こえる爆発音は、次第に大きくなっていった…。