シーンビューアの使い方
- 背景画像・セリフ下のNEXT・選択肢をクリックでセリフ送り
- 過去のセリフの選択肢・BACKをクリックでログジャンプ
Transcription
- 主人公:
- 研究所内部にいたAGSたちはセレスティアの言う通り、
すべて停止していた。 - 主人公:
- そのひとつひとつの武装を解除していく…。ある程度立ち会って、
外で休憩を取っていると、聞き慣れた声に話しかけられた。 - 迅速のカーン:
司令官。無事で何よりだ。
- 迅速のカーン:
皆、ここに向かっているが、司令官の安全を確保するため私だけ先に到着した。
- 木がかなり生い茂っていただろう?随分早かったな。
- 迅速のカーン:
長い間戦場を転々としてきたせいか、雪原も森の中も大して変わりはない。
- バニラA1:
ご主人様。ひとまず周辺にいたAGSの武装解除は完了しました。
- 迅速のカーン:
面目ない。本来は我々がやるべきことだったのだが。
- バニラA1:
大丈夫です。ご主人様の安全こそが最優先、有事の際は元々の役目が何であろうと
ご主人様の保護に当たるのは当然ですから。 - 迅速のカーン:
了解だ。直に他の部隊も到着するだろうから、その後は我々に任せてくれ。
- よろしく頼む。
- バニラA1:
ご主人様はどうなさいますか?
- バニラA1:
今すぐお戻りになるのでしたら、護衛部隊を編成いたします。
- ちょっとまだ…あれ?
- 主人公:
- 辺りを見渡すが、セレスティアとブラックワームの姿がない。
- スノーフェザーとサニーの姿も見えないな…。
- 金蘭S7:
その方たちでしたら、先ほど森へお入りになりました。
- 金蘭S7:
まだ声が聞こえますが、どういたしましょうか?
- とりあえず現場を片付けようか。
- 金蘭S7:
ですが…あの方たちと連絡する手段が…。
- …どこに行ったのかはわかる気がする。
- 金蘭S7:
あ…。
- 主人公:
- 金蘭もどうやらわかったようで口を噤んだ。
- 主人公:
- そんな話をしていると、森の中からオルカの隊員たちが続々と到着した。
- 主人公:
- やって来た隊員を何とか振り分け、研究所とその周辺の探索に当たらせた。
- 主人公:
- ある程度状況は落ち着き、残りは到着した隊長たちに任せたが…
- 主人公:
- 俺の目の前には破壊されたロバートの本体とコアがあった。
研究所内部から運び出したのだ。 - とりあえず港に移動させて―
- Mr.アルフレッド:
ちょっとよろしいでしょうか?私がお役に立てるかもしれません!
- そうか?ドクターに任せようと思ってたけど?
- Mr.アルフレッド:
ひぃぃっ!
- Mr.アルフレッド:
ふむふむ…も、もちろんドクターさんはとても知能の高い天才バイオロイドだと
知っておりますが、こいつはドクターさんでもなかなか手強いことでしょう! - そんなわけないだろ。
- そうなのか?それはどうして?
- Mr.アルフレッド:
さては、ドクターさんをとても信頼されているようですね?
- Mr.アルフレッド:
ですが理由はちゃんとあります!
- Mr.アルフレッド:
先ほど私がハッキングのためにロバートのコアに接続しましたよね?
- Mr.アルフレッド:
まさにその時!知ってしまったのです!ものすごい事実の数々を…!
- Mr.アルフレッド:
ズバリ!ロバートのA.I.はとても歪んでいました。
- 歪んでいる?
- Mr.アルフレッド:
そうです。私がロバートの失―
プロトタイプであることはお話ししましたよね? - Mr.アルフレッド:
そのため、性能の違いはありますが、私とロバートのA.I.としての構造は
非常に似ています。 - Mr.アルフレッド:
人間で例えれば…親と子の間の生物学的な違いよりも近いくらいです。
- それで問題があればすぐにわかるってことか?
- Mr.アルフレッド:
まさしくその通りです!
- Mr.アルフレッド:
私がハッキングを行い、調査した結果、正常なA.Iとは言えないほどに
歪んでいました。 - Mr.アルフレッド:
いえ…あれはもうA.I.とは呼べない状態でした…。
- Mr.アルフレッド:
ですから、ドクターさんでもあれを分析するには相当長い時間を
必要とすることでしょう! - お前はすぐにできるってことなのか?
- Mr.アルフレッド:
くふふ、そうです。
- Mr.アルフレッド:
私に任せてくだされば!一瞬でロバートに残っている情報をすべて抽出し~!
人間様にお伝えいたします。 - わかった。
- Mr.アルフレッド:
くふふ、賢明なご判断です!
- うちの技術チームと一緒にやってくれ。もちろんドクターも入れて
- Mr.アルフレッド:
あ…。
- Mr.アルフレッド:
そ、それはそうですよね!大歓迎です!
そうですそうです、いくら何でも私一人ですべてやるなんて大変ですからね! - Mr.アルフレッド:
くふ、くふふ…
- P-22ハルピュイア:
司令官。準備出来たわ。
- 金蘭S7:
主様の準備が終わり次第、すぐにご案内いたします。
- 俺も準備完了だ。行こう。
- 金蘭S7:
では、護衛部隊に出発すると伝えます。