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Transcription
- A-14Bスプリガン:
今日もオルカは待っている!12時のマイオルカTVでリポーターを
務めるスプリガンです! - A-14Bスプリガン:
本日は司令官が主催される第1回オルカ水泳大会の司会としてご挨拶申し上げます!
- A-14Bスプリガン:
皆さんご存じの通り!賞品はなんと…!
- A-14Bスプリガン:
司令官との単独デートチケットぉぉぉぉぉぉぉ!!!
- 主人公:
- 用意された椅子に座って、悲鳴を上げながら俺のことを連呼する隊員たちに
手を振ってみせる…。 - 主人公:
- まぁ、1日くらいなら…。
- A-14Bスプリガン:
事前にお知らせしました通り、1週間分を親しいお友達と分けて使うのは自由です!
- A-14Bスプリガン:
ただし、司令官のコンディションを考慮し、同じ日に複数の隊員がチケットを
使用することは禁止されていますのでご注意ください! - ……え?…何て?
- 主人公:
- 何かの聞き間違いだろうか?
- アルマン枢機卿:
陛下でもお休みは必要ですから。
- アルマン枢機卿:
私とダフネさん、それからドクターさんの分析によれば、通常の状態であれば
1日に4人までは陛下のコンディションに全く影響がないと予想されています。 - アルマン枢機卿:
ですが、休暇期間ということもありますし、
ゆっくりとお休みになられた方がいいかと― - いや、そこじゃなくて…1週間!?
- 主人公:
- 確か1日と聞いていたはずなんだが…?
- アルマン枢機卿:
まぁ?こちらをご覧ください。
- 主人公:
- アルマンはパネルに稟議書を表示させた。
- …本当だ…書いてある…。
- アルマン枢機卿:
今からでも変更することはできます。
- アルマン枢機卿:
このような書類はあくまでも形式的なものです。
最終的には陛下のお言葉が法ですので。 - ……。
- 主人公:
- そうは言っても…みんなで集まって楽しそうにしている隊員たちの
期待に満ちた顔を見ると…。 - いや。俺が見間違えたんだ、仕方ない。
- アルマン枢機卿:
ふふ。
- …もしかして、謀った?
- アルマン枢機卿:
まさか。
- A-14Bスプリガン:
あー、それから開始直前に追加された事項があります。
- A-14Bスプリガン:
アルマンさんの分析の結果、一般的な水泳大会のように数人で
競争することにした場合! - A-14Bスプリガン:
99.3%の確率で水泳大会ではなく、異種格闘大会になるとの予測が出ています!
- A-14Bスプリガン:
そういうわけで競技方式は1人ずつ!スタート地点からゴール地点までのタイムを
測ることに変更いたします! - ナイトエンジェル:
チッ!やられた…。
- ナイトエンジェル:
隊長、無駄な体力の消耗はやめましょう。他の方法を探してみます…。
- 滅亡のメイ:
え!?
- 滅亡のメイ:
絶対に勝たせてくれるって言ってたじゃない!
- A-14Bスプリガン:
おおっと…!黒い策略を練っていたと思われる方たちが次々と棄権していきます…!
- A-14Bスプリガン:
シティーガードチーム。準備の方、よろしいでしょうか?
……わかりました。 - A-14Bスプリガン:
では、これより!
- A-14Bスプリガン:
超豪華な賞品をかけて!!!水泳大会を!
- A-14Bスプリガン:
開!幕!いたしまああああああああす!
- 主人公:
- スプリガンの開幕宣言がなされ、しばらくすると最初の参加者が
スタート地点に現れた。 - おっ、いきなり優勝候補だな?
- P-49スレイプニール:
言うまでもなく優勝は私のものよ!
- 主人公:
- スレイプニールの登場に観客席がざわめく。
みんな俺と同じことを思っているのだろう。 - P-49スレイプニール:
じゃあ…
- P-49スレイプニール:
行くよー!
- A-14Bスプリガン:
スレイプニール選手、いいスタートを切りました!
- A-14Bスプリガン:
潜水が続きます!平面に近い体型を積極的に利用しているのでしょうかぁ!?
- お…。
- 主人公:
- スレイプニールはかなりの時間が経ったにもかかわらず、
水面に顔を現さなかった…。 - 主人公:
- 観客席にさっきとは違う不穏なざわめきが広がり始める。
スプリガンはすぐさま状況を察した。 - A-14Bスプリガン:
きゅ!救助係さんお願いします!
- A-14Bスプリガン:
医療チームも早く!
- 主人公:
- 水中から助け出されたスレイプニールは俺のいるテントまで運ばれた。
- 主人公:
- 水を大量に飲んでしまったのか意識がない。俺が応急処置をすることにした。
- スレイプニール、今助けてやるからな…!
- P-49スレイプニール:
……。
- 主人公:
- 気を失ったスレイプニールの鼻をつまみ、顔を近づけた。
- 主人公:
- 唇が触れようとしたその瞬間、スレイプニールの目がカッ!と開いた。
- P-49スレイプニール:
……。
- ……。
- 主人公:
- しばらく俺の顔をぼんやりと見つめていたスレイプニールの顔は、
一気に真っ赤になった。 - P-49スレイプニール:
んな!な!ななななな何しゅるのぉぉぉおおおお!?
- P-49スレイプニール:
ま、真昼間から…それもみんなが見てる前でキキキキ!キスしようとするなんて!
- いや、キスじゃなくて人工呼吸…。
- じゃあ、夜に二人っきりなら大丈夫なのか?
- P-49スレイプニール:
……。
- P-49スレイプニール:
……!
- 主人公:
- 顔を真っ赤にしたスレイプニールは俺を押しのけて、
脱いだ服と装備が置いてある隅っこの方に向かって走っていった。 - 主人公:
- いそいそと服を着替えたスレイプニールは、軽やかに空へ舞い上がった。
その様子を座ったまま、呆然と見ている俺…。 - 主人公:
- ふくれっ面で俺を見つめていた姿が消えたと思ったその瞬間、
ソニックブームが俺に襲い掛かった。 - ぶわあああぁぁぁぁ!?
- A-14Bスプリガン:
ああ!スレイプニール選手が競技場を離脱しました!これは場外!脱落です!
- そういう問題か…!?
- 主人公:
- スレイプニールのせいで滅茶苦茶になった観客席を片付け、競技を再開した。
- A-14Bスプリガン:
次の参加者は…。
- A-14Bスプリガン:
シャーロット選手です!
- シャーロット:
ふふ…何としても必ず優勝してみせます。
- A-14Bスプリガン:
スタート地点に立ったシャーロット選手!
今…スタートしました! - シャーロット:
陛下ぁ~ん!陛下の1週間は私がいただきましたぁ~!
- A-14Bスプリガン:
ああ、シャーロット選手!司令官をかなり意識しています!
というか見ながら泳いでいます! - A-14Bスプリガン:
それはともかく!猛烈なクロールで、海を分かつような勢いです!
- アルマン枢機卿:
陛下、手でも振ってあげてはいかがでしょうか?
- 手…?
- 主人公:
- 横に座っていたアルマンに言われるがまま手を振って見せると、
シャーロットの目に灼熱の炎がともった…。 - シャーロット:
陛下っ…!私のことを見てくださっているのですねぇ!!!!
- シャーロット:
待っていてください~!!!私がすぐに―(ゴン
- A-14Bスプリガン:
ああ、なんということだぁぁぁ!司令官の方に意識を集中しすぎたため
シャーロット選手、暗礁に頭をぶつけてしまいましたぁぁ! 鈍い音がしたぞぉ!大丈夫でしょうかぁ!? - ………。
- 主人公:
- そっと隣を見るとアルマンは舌を出してとぼけていた。
- A-14Bスプリガン:
命に別条はないようです!不幸中の幸いでした!
- A-14Bスプリガン:
では次は………おおお!?
- どうした?
- 主人公:
- スプリガンが驚いたのと同時に遠くの方で警備に当たっていた
隊員たちの動きが慌ただしくなった。 - アルマン枢機卿:
報告が入ってきました。
- アルマン枢機卿:
機能を停止していたAGSたちが、再び動き出したとのことです。
- 数はどれくらいだ?
- アルマン枢機卿:
そこまで多くはありません。現在の警備兵力でも十分に制圧可能です。
- わかった。俺が指揮する。
- アルマン枢機卿:
はい、陛下。