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Transcription
- 無敵の龍:
島の物資の確保は無事に終了した。
ただ、島に駐留する施設の設置にはもう少し時間がかかりそうだ。 - 主人公:
- 俺は無敵の龍からの定期報告を聞いていた。彼女の艦隊は俺たちと
合流して以来、将来に備えたインフラ構築をしてくれている。 - 龍、お疲れ様。
- 無敵の龍:
オルカの未来のためだ。この程度、どうということはない。
だが…早くここの仕事を終わらせてオルカ号に戻りたいと思う。 - 主人公:
- 滅亡戦争では海軍を率いて戦い、そして未来のためにと長い間封印され、
それからやっと目覚めたばかりなのにも関わらず、龍は俺たちに尽くしてくれている。 - 無敵の龍:
…マリー殿によれば、オルカ号では功績を上げると貴官がそれに見合った報酬を
くれるそうだな? - うん。龍も何か欲しい物があるなら言ってくれ。
- 無敵の龍:
うぅむ…しょ、小官は特に金品などは望まない。だが…
- 無敵の龍:
オルカ号に合流したばかりの分際で、とてもおこがましい願いかもしれないが…、
小官も女として生まれた身…。その…マリー殿の話によれば… - 主人公:
- 龍が何やら躊躇っていたが、意を決した様子で口を開いた。
だがその時、シャーロットとブラウニーがトモを連れて駆け込んできた。 - シャーロット:
陛下、陛下!大変です、陛下!
- T-2ブラウニー:
とんでもなく大変なことが起きたっす!トモがおかしいっす!
- トモ:
私は何ともないってば!放してよ!
- 無敵の龍:
…忙しそうだな。
- 無敵の龍:
とにかくこちらは順調だ。何も心配しなくていい。
- 無敵の龍:
…それから…その、報酬についてはまた次の機会に話すことにしよう。
- わかった。そうしよう。
- 無敵の龍:
では、武運を祈る。
- 主人公:
- 通信画面が切れるのを見送ると、依然として慌てふためいているシャーロットと
ブラウニーに目を向ける。騒ぐのはともかく、慌てているのは珍しいな…。 - どうした?
- シャーロット:
陛下…トモさん…、トモさんが…
- トモがどうかしたのか?
- トモ:
私はこの通り何もないわよ?ほら見て?いつも通り天才美少女じゃない?
- T-2ブラウニー:
そういう問題ではないっす!
- T-2ブラウニー:
い、いや…そういうことなのかもしれないっす…。だから~その…
- シャーロット:
トモさんが…トモさんが…!
- シャーロット:
トモさんが賢くなってしまいました!
- トモ:
私、もともと賢いんだけど!?
- な、なんだってー!?
- 主人公:
- トモが…賢くなった…だと…?何を言っているんだ…!?
- T-2ブラウニー:
それが、先ほどまで、私たちとドラコ、ウェアウルフを入れて5人でスチオン
をやってたんっす。 - 主人公:
- スチオン…スチールラインオンライン。滅亡前に流行っていたゲームで、
少し前にユミとグレムリンが復元に成功し、今、隊員たちの間で大流行している。 - T-2ブラウニー:
ところがウェアウルフがちょっとしたミスをして、トモと言い争いになったっす…
そこから誰がこのゲームに一番詳しいのかってヒートアップしていって… - シャーロット:
そして、ルーガル公がトモさんに「ゲームもロクに知らないのね」と言われ…、
絶望の淵に突き落とされたのです…。 - T-2ブラウニー:
ウェアウルフは、それからずっと壁に向かってぶつぶつ喋っていて…
現在、ドラコが懸命に慰めているところっす… - シャーロット:
恐らくルーガル公はトモさんから言われた言葉ではなく、トモさんとの知識対決で
負けたという事実に立ち直れないようで…。 - トモ:
黙って聞いてればあんたたち、私の扱いおかしくない!?
- トモ:
私はこう見えても模範生徒をコンセプトに製作されたバイオロイドなのよ?
賢くて当たり前でしょ~!? - シャーロット:
模範生徒というには…知識がゲーム方面に偏りすぎでは…?
- トモ:
べ、勉強もちゃんとやってるって!
- 主人公:
- トモは今、LRL、ココ、エミリーなどの隊員と一緒にアレクサンドラから
愛の授業というものを受けている。 - 主人公:
- ちなみに、アレクサンドラの報告によればトモの成績は絶望的だそうだ。
- シャーロット:
陛下、もしかして…トモさんは不治の病か何かにかかったのではないでしょうか…?
- T-2ブラウニー:
人は死ぬ前になると普段やりもしないような行動をするって言うじゃないっすか…
まさかトモもそれなのでは… - まさか…とりあえず確認してみよう…。
- 主人公:
- うーん…大変だ…正確に把握するためには…これかな…
- トモ、スチオンでのT-2ブラウニーの基本スペックは?
- トモ:
う~ん……えぇっとT-2ブラウニーの体力は680で攻撃力が56で、
クラスはTrooper…基本武装はF2090 Assault Rifle。成長攻撃力は… - え…
- T-2ブラウニー:
ご覧になったすか!?私も知らない私の情報がこんな風にスラスラと
出てくるんっすよ! - トモ:
え?こんなの何回かプレイしたら自然に覚えるものじゃない?普通でしょ?
- シャーロット:
ルーガル公もトモさんからこのような感じで言われて失意のどん底に…
- じゃ、じゃあ…パソコンのマウスは何でマウスって言うのか知ってるか?
- トモ:
司令官。私のことバカにしてるでしょ?
- トモ:
マウスは人の口の形に似ているからM.A.U.H.T、マ・ウ・スって言うんでしょ?
そのくらい常識じゃない! - シャーロット:
………。
- T-2ブラウニー:
………。
- ………無茶苦茶だ…
- シャーロット:
へ、陛下…
- 主人公:
- …これはもう俺の手には負えない…。
- ドクター:
あっ、お兄ちゃん…いらっしゃ…
- ドクター!トモが…!…ん?大丈夫か…?
- 主人公:
- ぶつぶつ文句を言うトモを連れてドアを開けると、疲れ切った表情のドクターが
俺たちを迎えた。 - ドクター:
何でもないよ…久々に徹夜しちゃって…ふわぁぁ…
- ドクター:
セレスティアお姉ちゃんが来てから、通路に花とか蔦とかが
どんどん生えるようになってきてさ…。 - ドクター:
見る分にはいいんだけど、問題が起こるかもしれないから除草剤を…ふわぁぁぁ…
- ドクター:
…除草剤を開発していたの。なんか普通の植物じゃないからなかなか枯れなくて…。
- ドクター:
あっ、ところでどうしたの?トモお姉ちゃん、どこか具合でも悪いの?
- ああ、それが…
- 主人公:
- ここまでの経緯を説明すると、ドクターの顔が硬直していた。
- ドクター:
し、信じられない…!今の科学では説明不可能な現象だよ…!
- や、やっぱりそうなのかっ…!!!
- トモ:
ドクターまでそんなこと言うの!?ひどいよ!私はどこもおかしくないってばぁ!
- ドクター:
えへへ、ごめんごめん。冗談だよ。
- ドクター:
そんなに変な事じゃないよ。
- トモが賢くなってるのに変じゃない…?
- どういうことだ?
- ドクター:
お兄ちゃんは知らないと思うけど、昔のトモお姉ちゃんは一回、天才ってことで
すごく注目されたことがあるんだよ。 - ドクター:
そのせいで、会社同士が争ったこともあったんだよ?
- トモ:
えっ…ほ、本当?本当に?
- トモ:
ほ…ほらね!?司令官!私の言った通りでしょ!?
わ、私は色~んな会社から認められていた天才なのよ!? - ドクター:
トモモデルからはごく稀に突然変異で天才的な頭脳を持ったモデルが現れることが
あったんだよ。 - トモ:
と、突然変異?
- なるほどぉ…突然変異なら納得できる…かも
- うん、それから?
- トモ:
司令官!?
- ドクター:
昔、「奇跡のトモ」って呼ばれるバイオロイドが、世界の注目を浴びたの。
- 奇跡のトモ?
- ドクター:
うん。昔、バイオロイドたちの人権を無生物と同等に扱うっていう法律が
あったって、知ってる? - ドクター:
その当時「シャーロック・キムラ」っていう記者と助手の「奇跡のトモ」が
その法律の背後で行われていた犯罪を暴いて、世の中に知らしめたっていう 事件があったんだ。 - トモ:
あっ、それなら知ってるよ。「キリシマスキャンダル」だっけ?
- ドクター:
そうそれ。その事件をきっかけに「奇跡のトモ」が有名になって、
そのモデルをペックスが盗用して「リアン」っていうモデルを作ったの。 - ドクター:
私も詳しいことは知らないけど、「慈悲深きリアン」って呼ばれてて、
世界中の無人警察署に勤務してたんだって。 - ドクター:
認めるのはちょっとだけ癪だけど、私と同じくらい賢いって言われてたね。
- そうなのか…
- 主人公:
- そういえば、オルカのデータベースでそんな情報をチラッと見た気がする。
- 主人公:
- ドクターと同じくらい賢いと言われたモデルなら…きっと俺たちの
役に立つかもしれないな…。 - そのリアンについて教えてくれないか?
- ドクター:
私もこれ以上は知らないよ。それに滅亡戦争が起こった後、リアンモデルの消息は
途絶えちゃって…遺伝子の種もないから復元も難しいし… - ドクター:
あっ、そうだ!この近くの海域にシティーガードの支部があるよ。
そこに行けば何か手掛かりが見つかるかも? - そうだな。物資探査も兼ねて捜索してみる価値はありそうだ。
- ドクター:
うん。いいと思う!
- ドクター:
あっ…でもお兄ちゃん。言っとくけど私と同じくらいっていうだけで、
私より頭がいいってことじゃないからね? - わかってるよ。
- 主人公:
- いじけたように口を尖らせるドクターの頭を軽く撫でて、
部隊を編成するために艦橋へと向かった。 - トモ:
あ…
- トモ:
そ、それで!結局私は何も問題ないってことでしょ~!?
ねぇ~!?