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Transcription
- 主人公:
- カサハネ組から無事に出ることができた俺たちは、キムラの事務室に戻って
会議を始めた。 - シャーロック・キムラ:
ハトモリ議員と聖書の紋章…予想外の収獲だ。
- シャーロック・キムラ:
調べたところハトモリ議員は「バイオロイドの権利に関する基本法」に
反対していた数少ない議員の一人だった。 - バイオロイド…基本法?
- シャーロック・キムラ:
そうだ。通称「キリシマ法」と呼ばれている法律だ。
バイオロイドの人権を無生物と同一視するという内容だ。 この法律によって赤いアリーナなどのプログラムも登場したんだ。 - シャーロック・キムラ:
キリシマ衆議院議員を中心に動いて、与野党を問わず圧倒的な賛成で可決され、
一時期論争もあった。 - シャーロック・キムラ:
ハトモリ議員が政界で力を失ったのは、おそらくこのせいだろう。
あのキリシマに盾突いたんだからな。 - 主人公:
- ついに事件に関するキーワードが出てきた。
「キリシマ衆議院議員」と「キリシマ法」… - 奇跡のトモ:
じゃあ今度はハトモリ議員のお家に行くの?えへへ!
私、国会議員の家に行くのって初めて~! - シャーロック・キムラ:
そうしたいのはやまやまだが、お前のせいで無理だ。
私はまだ執行猶予期間中で次捕まったら確実に刑務所行きだ。 - シャーロック・キムラ:
だが、ハトモリ議員にコンタクトを取ってみる。
それまでお前たちは被害者が持っていた聖書について調査してくれ。 - わかった。
- シャーロック・キムラ:
トモのことを頼んだぞ、ワトソン。
どんなに些細な事でも気になったら逃さず写真を撮るんだ。 - 主人公:
- キムラは俺に何かを渡した。何だこれ…?
- これ…何?
- シャーロック・キムラ:
……
- シャーロック・キムラ:
カメラを…知らないのか?
- これがカメラ…?
- 主人公:
- キムラが渡してきたカメラは初めて見る形をしていた。
タロンフェザーがいつも持ち歩いているパネルに付いているのはもっと小さかった… - シャーロック・キムラ:
このボタンを押せば写真が撮れる。他のボタンは触らなくていい、
ひたすら写真を撮るんだ。 - シャーロック・キムラ:
…はぁ…。大の大人にカメラの使い方を教えるとは…、人生何が起こるか
わからないもんだ… - 奇跡のトモ:
きゃははっ!シャーロックが買ったのが古すぎるからじゃない?
- シャーロック・キムラ:
こう見えても私の給料一か月分くらいの高価なカメラだぞ。
まあ会社の経費で落としたがな。 - シャーロック・キムラ:
では頼んだぞ、ワトソン。
これはカサハネ組の屋敷周辺で礼拝が行われている場所を調べておいたリストだ。 - シャーロック・キムラ:
この中で怪しい場所が五ヵ所ある。まずはそこから調査してみるのがいいと思う。
- 任せてくれ、キムラ。
- 奇跡のトモ:
行ってきま~す!
- 主人公:
- トモと俺は通りを歩きながら青い聖書について聞き込み調査をした。
- すみません。この聖書のこと、何か知りませんか?
- 女性:
…は?
- 奇跡のトモ:
きゃはは!ワトソン、フラれた!
- ……
- 主人公:
- …………生まれて初めて経験する冷たい反応……。
胸にナイフが刺さったような気分だ……いや、これは刺さってる…痛い。 - 奇跡のトモ:
おじさん、おじさん。これ知ってる?
- 男性:
ほお…私が通っている教団の本ではありませんが、
もしかして神にご興味があるのですか? - 男性:
とりあえずあそこの喫茶店でお茶でもいかがですか?
あぁ、もしよければ私の友人も一緒に… - 奇跡のトモ:
え!?いいの!?行く行く!
- 待て待て!トモ!
- 主人公:
- トモと行動するというのは、思った以上に大変なことだった…。
キムラ…尊敬するよ…。 - 主人公:
- オルカのトモでもここまでじゃなかったと思うんだけど…
モデルごとに多少の違いがあるのだろうか? - 奇跡のトモ:
あ、あそこ!
- どうした、トモ?
- 奇跡のトモ:
う~ん…なんか裸にコートだけの女の人が、私たちをつけてたような
気がしたんだけど… - 奇跡のトモ:
えへへ!そんな人いるわけないよね!
- 意外といると思うぞ…
- 主人公:
- 通りを歩く人間たちとオルカの隊員の格好を比べると、
アルマンがいつもため息を吐いている理由が改めて理解できた…。 - ところで…思ったより手こずりそうだな…、これ。
- 主人公:
- トモとあちこち聞いて回ってみたが、これといった手がかりは得られなかった。
キムラが教えてくれた場所にも入ることすら出来ていない… - 主人公:
- 一方トモはというと、疲れないのか相変わらずあちこちを走り回っていた。
- 奇跡のトモ:
ワトソン、あれ見て!
- どうした?
- 主人公:
- トモが指差した先を見ると、片手に聖書を持った女性が何人かの人間を
引き連れて歩いていた。 - 布教する人か何かかな?
- 奇跡のトモ:
あのおばさんが持ってる聖書見てっ。
- 主人公:
- よく見ると、女性が持っているのは青い聖書だった。
- よく見つけた。追いかけよう、トモ。
- 奇跡のトモ:
うん!
- 主人公:
- 青い聖書を持った女性を追って辿り着いた場所は大きなドーム型の建物だった。
- 主人公:
- 人混みに紛れて建物の中に入っていくと、中はすでに人でいっぱいだった。
- 主人公:
- 礼拝が既に始まっていたのか、中央では一人の男が演説をしていた。
- 牧師:
あなたはいかなる像も造ってはならない。上は天にあり、下は地にあり、
また地の下の水の中にある、いかなるものの形も造ってはならない。 出エジプト記20章に出てくる内容です。 - 牧師:
私たちは光を崇拝しても、偶像を崇拝してはなりません。
皆さん、ですからここには神を象ったいかなる像もありません。 光には形がありません。 - 普通の教会みたいだけど?
- 奇跡のトモ:
ワトソン、ワトソン。あれ見て…。
- 奇跡のトモ:
後ろに座ってる人たちの聖書はほとんどが緑色だけど、
前に座ってる人たちのは青いよ。 - 奇跡のトモ:
それから、あそこの前にいる牧師さんは聖書を2つ広げてるし。
- 階級か。
- 奇跡のトモ:
えへへ!トモもそう思う!
- 牧師:
私は以前、とある戦場で死にかけていました。
その時、私の目の前に光がぼんやりと現れ、私には果たすべき使命があると 救いの手を差し伸べてくださいました。 - 牧師:
光が、私に光を広げよと使命をくださったのです!
- 牧師:
あなたは信じますか?光は、常に我らをお守りくださっているのです!
- 奇跡のトモ:
ねぇねぇ、なんかさ…ここの人たちって…目つき…怖くない?
- そう?
- 主人公:
- トモの言葉を聞いて、周りの人たちを注意深く観察してみたが、
特におかしいとは思わなかった。 - 牧師:
……その証拠に!光の代理人である天使が我々をお守りくださっている
ということを! - 牧師:
今この場で!確かに!お見せいたします!
- 主人公:
- 牧師が声を張り上げると天井にあったカーテンが開かれた。
- アザゼル:
光は常に、あなたの傍にいます。
- アザゼル…
- 主人公:
- 聖書の紋章を見てまさかとは思ったが…
- 主人公:
- ここは…コウヘイ教団だったのか…!
- 狂信者:
あなたこそ!光の代理人!エンジェル!天使!アザゼル!!!!!!
- これはヤバそうだ…
- 主人公:
- 信者たちは揃って手を合わせ、アザゼルに祈りを捧げる、
集会の熱気はどんどんと高まっていった…。 - トモ、準備しろ。ここから出る。
- 主人公:
- アザゼルからコウヘイ教団に関する話は聞いたことがある。その内容は断片的な
ものではあったが、それだけでも十分に危険だとわかるような危ない教団だ…! - 主人公:
- 慣れないカメラで、あたふたしながら教会のあちこちを写真に収める俺に、
一人の女性が近寄ってきた。 - 女性:
あなた!何をしているんですか!?
- 主人公:
- さっき外で見た女性が俺の手首を掴んだ。
その声を聞いた他の信者たちも俺の方に目を向ける。 - 女性:
この人が今、前の方にいた人たちを写真で撮っていました!
肖像権の侵害ですよ!カメラを渡しなさい! - しまった!逃げるぞ、トモ!
- 女性:
警備!警備!あの人を捕まえて!
- 主人公:
- 何とか邪魔する信者たちの手を振り払い、人混みを出たが、
すでに出口は閉ざされていた。 - あ…
- 警備AGS:
身元不明の不審人物を確認。信徒データベース確認中…
データベースに存在しない信徒です。 - 警備AGS:
教団の十戒をお答えください。5…4…
- くそっ…トモ、走るぞ!
- アザアザアザゼル…?
- 警備AGS:
異端発見。異端発見。異端発見。
- うおああああっ!
- 主人公:
- 慌ててトモを抱えて逃げようとした瞬間、鋭い金属音と共に警備AGSが
真っ二つに分かれた。 - 主人公:
- そして…その向こうに裸にコートを纏った女が現れた…。
- 龍…?
- 無敵の龍:
貴官との再会がこんな形になるとは夢にも思わなかった。
久しぶりだな、司令官。 - お、おう…俺も………こんな再会に……
- 主人公:
- オルカの隊員たちの服装が自由奔放なのはわかっていた。
だが、少なくとも部隊の指揮官たちは公の場で大胆な服装をすることはほとんどない。 - 主人公:
- ところが、あの龍が…。いや、龍だからこそ…。計り知れない心理的な負担が
あったんだろう…。フェンリル、リリス、エルブン、紅蓮などの隊員から 聞いた話によれば、開放的な格好をするとストレスがなくなるらしい…。 - 主人公:
- しかし、重責を担う龍が、現実世界でそんな格好をするのは無理だったはずだ。
だがそんな時!仮想現実というものが現れた!絶好の機会だと思ったのだろう! 流石は海軍を率いる無敵の龍の計略…!刻すらも味方にする天運! - 無敵の龍:
し、司令官…貴官にそのようにまじまじと見られると…流石に少し…
- 大変だったんだな…わかってやれてなくてごめんな…
- 無敵の龍:
………何か誤解しているようだ。
- 無敵の龍:
スカディーが自分のコネクターを譲ってくれたおかげでここに来られたのだが、
古い型だったのかエラーが発生してこうなってしまっただけだ。 - 無敵の龍:
出来る限り体は隠すように努めている。そう心配することではない。
- 奇跡のトモ:
あはは!いやもうそれ変態ねえち―ん゛!ん゛!
- 主人公:
- 俺は慌ててトモの口を塞いだ。
- 無敵の龍:
さてさて…小官は生粋の武人。たかが裸を見られる羞恥心などで
貴官のために刀を抜くことを躊躇ったりはしない。 - 無敵の龍:
ここは小官が引き受けよう。
- わかった。では頼んだぞ!行こう、トモ!
- 奇跡のトモ:
きゃはは!また鬼ごっこ?