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Transcription
- 主人公:
- 俺たちは生徒会室でシラユリに事情を説明することになった。
- 主人公:
- 相手が何を企んでいるのかわからないため、慎重に言葉を選びながら
10分ほど説明をすると、シラユリはふむふむと頷いた。 - シラユリ:
そうですか。BHK新聞の記者の方たちですか…
- シラユリ:
こうして私を訪ねて来たということは、潜入取材がうまくいかなかったようですね?
- まあ…簡単に言うとそういうことになる。
- シラユリ:
少し情けないですがよく来てくださいました。私もあなたたちが探している情報に
とても興味があったんですよ。 - シラユリ:
たまに理事長室にバイオロイドが来ることもありましたし、最近は少々変わった
お客様と会うことが多いと聞きまして… - シラユリ:
それで少し気になってまして、個人的に調査した結果…現理事長と元理事長の間に
「何か」があるということまではわかりました。 - ふむ…
- 主人公:
- シラユリが080機関所属のスパイバイオロイドであることを知っている俺は
大体の事情は理解できた。おそらく今の主人に命じられ学校に潜入し、 政治的な弱点になりうる何かを探しているのだろう。 - その「何か」は…タダでは教えてくれないんだろ?
- シラユリ:
ふふっ、ギブアンドテイクという言葉はわかりますよね?
- 奇跡のトモ:
あげる、それからもらう!
- シラユリ:
はい、その通りです。私があげるのなら、そちらからも何かを頂かないと
いけませんよね? - シラユリ:
私の情報に相応しい情報をくだされば、私もそちらに情報提供いたします。
- 主人公:
- またとない提案だが…俺たちに提示できるカードはない。となれば…
- 残念ながら、君が満足するような情報は持っていない。
- 主人公:
- 俺の言葉を聞くと、シラユリは品定めするような目で見てきた。
- シラユリ:
ただの未熟なのか、大胆なのかわからない方ですね…。
- シラユリ:
もしかして…警備AGSに捕まったのは計算…?
- 主人公:
- よし、乗ってきた。俺は無言で肩をすくめるとシラユリはクスッと笑った。
- シラユリ:
まあ、いいでしょう。そういうことにしておきます。
- シラユリ:
情報と言っても、そう大した情報を望みはしません。
- シラユリ:
私が欲しいのは、この学校の生徒たちの情報です。
今この瞬間にもたくさんの情報が校内を駆け巡っています。 - シラユリ:
この学校は各地の優秀な人材が集まる場所という事くらいは知っていますよね?
つまり、現在国をリードするエリートたちの子供と、将来国を導いていくであろう エリートたちがこんな小さな場所に集まっているということです。 - シラユリ:
そんな彼らの秘密。不穏な関係、片思い、人には言えないような趣味…
何でも構いません。他人には知られたくない生徒たちの秘密を私に教えていただければ、 お望みのものを提供しましょう。 - シラユリ:
どうです?とても魅力的な取引条件だと思いますけど。
- 本当にそんなことでいいのか?
- シラユリ:
ふふ…。ゴシップを無視してはいけません。
どんなに輝かしい人生を歩んでいた人でも、些細な汚点ひとつで 一瞬にして人生のどん底に叩き落されることがありますから。 - シラユリ:
それにその…私の個人的な趣味…でもありますしね。
- う、うん…それは知ってるかな…
- シラユリ:
まあ、そこまでご存じだなんて!まさか思ったよりすごい方です?
- 主人公:
- とにかくこの提案は俺たちにかなり有利な条件だ…これは受け入れるしかない。
- わかった。それでいこう。期限は?
- シラユリ:
私は別に構いませんので、ゆっくりと調査を進めてもらって結構です。
- シラユリ:
ああ、でも警備AGSにはなるべく見つからないようにしてくださいね?
私がいちいちついて回ることもできませんから。 - 肝に銘じておくよ。
- シラユリ:
ふふ、私としたことが喋りすぎましたね。
あなたのことを気に入ってしまったのかもしれませんね? - シラユリ:
次もまたお会いしたいと思うほどには。
- 情報を交換する時にまた会えるよ。
- 奇跡のトモ:
ワトソン!じゃあ私は運動場に行くね!
- わかった。じゃあまた。
- シラユリ:
はい。楽しみにお待ちしてますね。
- シラユリ:
……トモさんも。
- 主人公:
- 生徒会室を出るや否やトモは運動場の方に走っていった。
- 主人公:
- さぁ、俺はどうしようか?トモが行ったから運動場は後回しにするとして…。
- 屋上に行ってみるか。
- 校舎裏には何があるんだっけ?
- やっぱり俺も運動場に行ってみよう。
- 主人公:
- 潜入する前に確認した情報によれば、屋上はゆっくりと休憩が
できるような作りになっていたはずだ。 - 主人公:
- 屋上に行くと、あちこちに生徒のグループが見えた。
その中でも一番騒いでいるグループの方に近づいてみることにした。 - バーバリアナ:
はん!弱すぎじゃない!?アタシに喧嘩売ろうだなんて百万年早いわ!
- ……
- 主人公:
- そこにはバーバリアナがいた。
床にはダンゴムシのように体を丸くしているたくさんの生徒が… - 主人公:
- さっきのシラユリとのこともあるし、何と声をかければいいのか迷っていると、
バーバリアナはニカッと笑って、手招きした。 - バーバリアナ:
おー、司令官―じゃなかった。警備のおじさん!ちょうど探してたのよ。
- 今わざと間違っただろ!
- バーバリアナ:
ははは、心配ないって~。こいつらはただの負け犬。
負け犬にアタシの話を聞く資格も誰かに言う資格もない。 - バーバリアナ:
そうだろ?あんたたち。
- 主人公:
- バーバリアナが言うと、ダンゴムシたちが何かもごもご言っている…
- …殴ったりしてないよな?いや、そんなことできないか。
- バーバリアナ:
ん?まさか~、もちろん暴力じゃないわよ。
- バーバリアナ:
喧嘩売ってくるもんだから相手してやっただけよ。腕相撲で。
- バーバリアナ:
でもまあ司令―おじさんの命令がなくても、人間に暴力を振るうことはできるわ。
- あ、そうなの?
- バーバリアナ:
そもそもここって現実世界じゃないじゃない?それに私たちって正規のルートで
ログインしたわけじゃないし。 - 主人公:
- さすがにこういう話は危ないと思ったのかバーバリアナは近づいてきて、
耳元で囁いた。 - バーバリアナ:
そういうことで、特に行動に制約みたいなのはないんだよ。
だからって好き勝手に暴れるわけじゃないけど。 - 主人公:
- 俺から離れたバーバリアナはニヤリと笑っていた。大丈夫かしら…。
- バーバリアナ:
でもね。女だからってバカにして突っかかってくる男たちにはちゃ~んと
お仕置きしてあげないとね。 - 男女関係なくお仕置きするだろお前…
- 主人公:
- 俺のツッコミにとぼけるバーバリアナ。
だが、何かを思い出したのかポリポリと頭を掻いた。 - バーバリアナ:
あ、ごめんごめん。こいつらのせいでキリシマに関する手がかりは
まだ見つかってないよ。 - いや。今は別の情報が必要なんだ。
- 主人公:
- シラユリとのことを説明すると、バーバリアナは頷いた。
- バーバリアナ:
あ~、オルカのシラユリを知ってるから納得だわ…。
- バーバリアナ:
でも…学生たちの秘密って言われても…まだ仲良い子がそんなにいなくて
よくわからないわね。 - バーバリアナ:
あっ、そうそう!アンズって女の子がいるんだけど、その子がセトウチって
男の子のことが好きっぽいわね。 - バーバリアナ:
こういう感じのでいい?
- うん。まさにそんな感じのだ。もっとある?
- バーバリアナ:
う~ん…仲良くなった子でアンズって言って金髪の派手な子がいてさ、その子が
え~っと…ほらオタク?のセトウチって子に最近惹かれてるみたいね。 - バーバリアナ:
他の男にはないピュアなところがいいんだって…そんなこと言ってた気がする。
- バーバリアナ:
はははっ、やっぱりこういう甘酸っぱい話はむず痒いわね。
- そうか。ありがとう、バーバリアナ。
- バーバリアナ:
ホントにこんなのでいいんだ?
- 十分だと思う。
- バーバリアナ:
そっか…役に立ったならさ……ふふ…?
- オッケー。予約だな。
- …まぁ…いつかな。
- バーバリアナ:
やったー!覚悟しててね~?おじさ―じゃなくて、司令官!
- バーバリアナ:
うぅ…わかった…。
- 主人公:
- よし、次はどこに行ってみるか…
- 校舎裏に行ってみるか。
- 運動場に行ってみよう。
- 主人公:
- 校舎裏にちょっと行ってみよう。
- 主人公:
- 校舎裏にはプールがあったが、生徒の姿はなかった。
踵を返して戻ろうとすると、見慣れた緑色の髪が目に入った。 - あれはまさか…
- P-29リントヴルム:
あっ、司令官!リンティを見つけましたね~!
- ここからプリティ粒子反応があってね!
- おー偶然だな。
- P-29リントヴルム:
キャハハッ!さすが司令官です!今のリンティはプリティ粒子たっぷり!
コンディション最高ですから! - P-29リントヴルム:
えへへ~、実はリンティを探していたんですよね~?そうですよね?
恥ずかしくて誤魔化してるんですよね? - P-29リントヴルム:
も~しょうがないな~このボクの可愛さにどっぷりハマってしまったんですね~?
- P-29リントヴルム:
はい、特別サービスですからね!このキュ~トな制服を着たリンティの
プリティ~な姿をご堪能あれ! - 主人公:
- リンティは制服のスカートをつまんでクルリと回って
これでもかとプリティさをアピール。 - 本当に可愛い!リンティ!
- ところで、お願いがあるんだが…
- P-29リントヴルム:
えっ。
- P-29リントヴルム:
そ!そそそそうでしょうね!リ、リンティはと~っても可愛いですから!へへっ…
ハァ…ハァ… - P-29リントヴルム:
ふぅ……
- 本当に!マジでかわい―
- P-29リントヴルム:
す、スト~ップ!
それ以上言われちゃうとリンティ、どうにかなっちゃうかもしれないので! それくらいにしてください…! - P-29リントヴルム:
ふぅ…ふぅ…どうして急にそんな…
- 主人公:
- 顔を真っ赤にしたリンティを落ち着かせるのも兼ねて、シラユリの事を
伝えることにした。 - P-29リントヴルム:
きゃははっ、恥ずかしくて話題を変えるんですね~?そうなんでしょ~?
- P-29リントヴルム:
えへへ、それで?どんなことですか?
- P-29リントヴルム:
つまり司令官は今、ここにいる生徒の情報が欲しいってことですね?
- その通り。
- P-29リントヴルム:
うふふ~、リンティ、役立ちそうな情報知ってますよ~。
さっき女の子が告白してるのを見てしまいましたからね。 - P-29リントヴルム:
シホって言う子ですが、リンティほどではありませんが!
結構可愛くて人気がある子みたいですね。 - P-29リントヴルム:
セトウチ…だったかな?そんな名前のメガネ男子に告白してました!
- P-29リントヴルム:
ですけど、他に好きな子がいるってフラれちゃってました~!
- P-29リントヴルム:
その子の名前は…そう、アンズだったと思います~。
- P-29リントヴルム:
どうです?リンティ、お役に立てましたか?
- うん。ありがとう。超助かる。
- P-29リントヴルム:
イエ~イ!やったね!
- P-29リントヴルム:
じゃあリンティは引き続き、いろいろ調べてきます。いいですよね?
- もちろん
- P-29リントヴルム:
わっかりました~!司令官はリンティを信じて待っていてくださいね!
- 主人公:
- リンティはツインテールを揺らしながらあっという間にどこかへ行ってしまった。
- 主人公:
- 次はどこに行こう?
- やっぱり運動場が気になる。
- 屋上にも行ってみなきゃ。
- 主人公:
- ふむ…
- 主人公:
- 生徒たちが集まっている運動場に行ってみよう。
- 主人公:
- 運動場の片隅で、他の生徒たちと深刻な顔で会話しているマリーを発見した。
- 不屈のマリー:
閣…―こんにちは、おじさん。
- 不屈のマリー:
申し訳ない。話はまたあとで。
- 女子学生:
うん!
- 女子学生:
また、目覚めたばかりの男性の美しさについてお話しようね。約束よ!
- 主人公:
- …これは…、マリーとあの生徒が話した内容だけでもシラユリには
十分な情報になるんじゃないかな…? - 不屈のマリー:
申し訳ございません、閣下。その…やむを得ない事情がありまして…
キリシマ衆議院議員に関する情報はまだ見つけられていません…。 本当に…やむを得ず… - 大丈夫。方針を変えたから。
- 主人公:
- シラユリとの事を話すとマリーは納得したように頷いた。
- 不屈のマリー:
なるほど、そんなことに…。生徒たちの秘密ですか…
- 不屈のマリー:
こんなことでいいのかわかりませんが、シホという女子生徒から聞いた話が…
あっ、さっき一緒にいた生徒のうちの一人です。 - 不屈のマリー:
シホは人前では優等生ですが、実はアニメに傾倒しているようで…
- 不屈のマリー:
最近、同じクラスのセトウチという男子生徒と毎日、登下校の時にアニメについて
語り合っているそうです。 - 不屈のマリー:
そうしているうちに仲が良くなり…いつしか、いつも彼のことばかり
考えてしまっている、という相談を受けたことがあります。 - 不屈のマリー:
私も男女関係については…その、閣下お一人ですが経験はありますので…
出来る限りのアドバイスをしておきました。近いうちに告白するそうです。 - 不屈のマリー:
私が聞いた話はこのくらいです。もし不十分でしたらもう少し…
- いや。十分だと思う。
- 不屈のマリー:
閣下のお役に立てて何よりです。
- 不屈のマリー:
では私は他の情報がないか探してみます。
- うん。よろしく頼む。
- 主人公:
- マリーは敬礼をしかけて慌てて周囲を見渡した後、
ぎこちなくペコリとお辞儀をしてどこかへ向かった。 - 主人公:
- 情報は十分揃ったようだ。
- 主人公:
- シラユリの所に戻ろう。
- -:
(その頃、校内の廊下)
- 女子学生:
ここにいたのね。アルマンさん!
- アルマン枢機卿:
オタナさん。廊下で走る行為は2点減点ですよ。
- 女子学生:
ごめんなさい!でも緊急事態なの!だから今日は見逃して?
- 女子学生:
あのね、学校の近くで全裸にコートを着た女の人がウロウロしてるの!
- アルマン枢機卿:
……
- アルマン枢機卿:
それは問題ですね。私が確認してきます。
- 女子学生:
ひ、一人で!?絶対あれは変態よ!アルマンさんにもし何かあったら―
- 女子学生:
うっ…
- アルマン枢機卿:
オタナさん?
- 女子学生:
うぅ、何でもないわ。なんだか急に気持ち悪くなってきちゃった。
- 女子学生:
それよりも変態の方が大変よ!私も一緒に行ってあげる。
- アルマン枢機卿:
ふふ、お気持ちだけで大丈―
- 女子学生:
私も一緒に行ってあげる私も一緒に行ってあげる私も一緒に行ってあげる私も一緒に行ってあげる私も一緒に行ってあげる私も一緒に行ってあげる私も一緒に行ってあげる私も一緒に行ってあげる私も一緒に行ってあげる私も一緒に
- アルマン枢機卿:
オタナさん…!?
- アルマン枢機卿:
オタナさん、しっかり…きゃっ!?
- アルマン枢機卿:
体からノイズ…?
………!!!鉄虫に変化している…!?