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- シャーロック・キムラ:
本当によくやった!信じていたぞ!
- 主人公:
- 事務室に戻り、シラユリからもらったUSBを渡すとシャーロックは大喜びで
俺の肩を叩いた。 - シャーロック・キムラ:
これは久々に大ヒットしそうだ!すべてのメディアが私たちの記事を
取り上げる日も遠くないぞ! - そこまですごい証拠なのか?
- シャーロック・キムラ:
このUSBだけでは中ヒットくらいかもしれんが…ほら、これを見てみろ!
- シャーロック・キムラ:
君たちが学校に行ってる間に調査すると言った例の契約書だ。
- シャーロック・キムラ:
一見、普通の契約書にみえ…いや、まあ、これだけでも国家の機密事項ではあるが。
- シャーロック・キムラ:
とにかく、最初は単純にブラックリバーと陸上自衛隊間の契約書だと思ったんだ。
だが、調べてみたらそうじゃないみたいなんだ。 - ほう?
- シャーロック・キムラ:
ワトソン、君も知ってるだろうが、今この国は国家の安全保障を理由に
バイオロイドの輸入が非常に厳しく制限されている。 これは伝説が内需事業で大成功を収めた理由でもある。 - シャーロック・キムラ:
つまりだ、この契約書は伝説がブラックリバーのバイオロイドを陸上自衛隊に
横流ししてるっていう内容の契約書なんだよ。 - シャーロック・キムラ:
ハトモリ議員が私たちに伝えようとしていたのは、
おそらく伝説と政府の関係だったんだ。 - 奇跡のトモ:
伝説…伝説…
- どうした?
- 奇跡のトモ:
ううん、何でもない。えへへ…、何か思い出せそうだったけど忘れちゃった。
- シャーロック・キムラ:
今回のネタは大ヒットの匂いしかしない!黒い陰謀…臭う!臭うぞ!
このまま上手くいけば…! - 奇跡のトモ:
うえぇっ…シャーロック、気持ち悪ぅ…。完全に悪いおじさんみたいだよ。
- シャーロック・キムラ:
まだおじさんと呼ばれる年齢じゃないぞ。
- シャーロック・キムラ:
ワトソン、覚えてるか?昔、三安産業からラビアタプロトタイプが発表された時、
新聞がバカ売れしたんだ。 - シャーロック・キムラ:
私は新聞があれだけ売れるのを見たのは生まれて初めてだった…!
- シャーロック・キムラ:
…その理由はわかるか?とてもシンプルだ。
- シャーロック・キムラ:
インターネットよりも先に新聞記者がラビアタの写真を入手したからだよ!
今回のネタもきっと同じようになるはずだ!ワトソン! - 奇跡のトモ:
きゃはははは!ワクワクするね!
- シャーロック・キムラ:
ふふん…、よし。とりあえず気持ちを落ち着かせよう。まだ終わってないからな。
- シャーロック・キムラ:
今重要なのは、会合場所がどこにあるかだ。
- シャーロック・キムラ:
これはこの辺で酒が飲める場所を網羅した地図なんだが―
- 奇跡のトモ:
そうそう!お酒と言えばさ~、私、サチコから聞いたよ。
お父さんがお酒を飲みに行くんだって! - シャーロック・キムラ:
サチコ?
- 奇跡のトモ:
そ!ナラヤマサチコ…じゃなくて、キリシマサチコ!
- キリシマの娘と会ったのか!?
- 奇跡のトモ:
トモだって遊んでたんじゃないんだよ~?全部取材のため!OK?
- 奇跡のトモ:
えへへ~。友達になったキリシマサチコが話してたよ。
お父さんがロッポンギにある飲み屋さんに行くんだって! - シャーロック・キムラ:
娘さんには申し訳ないが…貴重な手がかりだ。
- シャーロック・キムラ:
本当によくやったぞ、トモ。場所もわかるか?
- 奇跡のトモ:
うん!
- シャーロック・キムラ:
よし。では、早速取材に行くぞ。
- シャーロック・キムラ:
ワトソン、お前も急いで準備しろ!
- 主人公:
- 車に乗ってトモの案内でロッポンギに到着すると、あたりは既に暗くなっていた。
- 主人公:
- 近くの路地に車を停め、トモが指さす大きなビルを見た。
- シャーロック・キムラ:
あそこか…
- 奇跡のトモ:
うわあ…!
- 奇跡のトモ:
…ねえ、シャーロック。でもどうやって入るの?サチコが学生は中に入れないって
言ってたけど… - シャーロック・キムラ:
それは今から考える。必ず全員で入る必要はないからな。
- シャーロック・キムラ:
…そうだな。ワトソンが潜入するんだ。
- え?俺も次捕まったら終わりだと思うんだけど?
- シャーロック・キムラ:
ふむ…そうか…では…ビルの外壁を伝って…
- 侵入できそうな窓はないぞ…
- シャーロック・キムラ:
で、では…警備員に賄賂を渡そう……
- 奇跡のトモ:
あは!あれ見て。人相の悪いおじさんが誰か投げ飛ばしてる!すごーい!
- シャーロック・キムラ:
……
- 主人公:
- シャーロックは頭を抱えて悩みだした。いや、ちょっと待て、よく考えたら…
- 店なんだし、普通に入ればいいんじゃないの?
- シャーロック・キムラ:
……
- シャーロック・キムラ:
くっ……。灯台もと暗しというやつか。
- 奇跡のトモ:
きゃははっ、ワトソン賢~い!
- シャーロック・キムラ:
でも普通の人間は簡単に入れてくれないだろう。高級な店のようだし。
- シャーロック・キムラ:
あそこの若者みたいに投げ飛ばされたくなかったら…これを着て行け。
- スーツ?
- シャーロック・キムラ:
そうだ。もしかしたらと思って持ってきた。髪の毛も少し立てろ。
- ホントに大丈夫かな…?
- シャーロック・キムラ:
いいか?人間は外見が全てだ。外面がそれなりに決まってれば何とかなる。
- シャーロック・キムラ:
今は内面の美しさとか関係ない。ほら、ワックスと通信機、それから小型カメラも。
- 奇跡のトモ:
シャーロック、ここ暗すぎるからよくわかんないよ…
- シャーロック・キムラ:
そうか…。じゃあ、あそこに行って着替えて来い。
- シャーロック・キムラ:
私はその間、監視カメラのハッキングの準備をする…。
- 主人公:
- シャーロック大先生の言った通り、特に怪しまれることなくすんなりと店に
入ることが出来た。 - 主人公:
- 暗い照明の下で大勢の男女がテーブルに座ってグラスを傾けている。
- さてどうするか…
- ヤクザ:
おい、今日オレは気分がいい。サービスしてくれよ?
- 女性:
まあ。オカベさんったら、今日は特に太っ腹じゃない~。
じゃあ、これ注文してくれたら…いっぱいサービスしちゃうわよ♡ - ヤクザ:
かはははは!わかったわかった!じゃあもう一番高いやつ持ってこい!
- ヤクザ:
おい!そっちの姉ちゃんもこっちに来い!
- 女性:
あの子はうちのバイオロイドだけど大丈夫?
- ヤクザ:
何?あれが例のVIP用ってやつか!?バカ高ぇだけで大したことねぇ!チッ。
- 女性:
ふふっ、私がいるじゃない~
- 女性:
サービスしてあげるから…ね?
- 主人公:
- どこを見ても状況は似たり寄ったりだった。タバコの煙で霞む店内、
シャーロックが渡してくれた写真の人物を探したが、どこにも見当たらなかった。 - あれは…?
- 主人公:
- 一瞬、知ってる顔が通った気がした。
- 主人公:
- その人物の後に続いて4と書かれた部屋に入ろうとすると、
VIPルームだったようで、警備員に止められてしまった。 - シャーロック、聞こえるか?
- シャーロック・キムラ:
聞こえる。監視カメラのハッキングはまだだ。
- 尻尾を掴んだ。
- シャーロック・キムラ:
何!?もうか!?
- 奇跡のトモ:
きゃははっ!さすがワトソン!
- でもそいつはVIPルームの中で入れない。
- シャーロック・キムラ:
そうか…それだと監視カメラもないかもしれないな…。
- シャーロック・キムラ:
何か方法はないか探してみる。しばらく待機だ。
- いや、ちょっと待った。俺にいい方法がある。
- 主人公:
- 周囲を見渡して店の隅の方に向かった。
- 主人公:
- シャーロックがカメラと一緒に渡してくれた小型タブレットを取り出した。
- 主人公:
- しばらく待つと、部屋の中に集まった男たちの姿が画面に映し出された。
- よし…!いいぞ、レイス。
- シャーロック・キムラ:
軍で出会った部下の名前がレイスなのか?
もっと早く教えてくれれば今まで苦労しなかったのに…。 - 呼んでいたんだが、今到着したんだよ。
- シャーロック・キムラ:
まあいい。声まで機密事項だというくらいだから何か事情があるんだろう。
- シャーロック・キムラ:
こっちはこっちで監視カメラのハッキングを続ける。
証拠は多ければ多いほどいいからな。 - シャーロック・キムラ:
そっちは部下としっかりやってくれ、問題があれば連絡しろ。
- 了解。
- 主人公:
- シャーロックとの通信が切れたことを確認し、さっき借りた通信機を使って
レイスを呼び出した。 - レイス、聞こえるか?
- ALレイス:
よく聞こえる。
- 声が聞こえるようにカメラをもう少し近づけてくれ。
- ALレイス:
了解。
- 主人公:
- 画面が男たちにさらに近づき、薄暗い照明でよく見えなかった男たちの顔が
鮮明に映し出された。 - カササギ…!
- 主人公:
- 間もなくしてドアが開き、また別の男が入ってきた。
- キリシマ:
お待たせしました、議員の皆様。
- 男性:
こっちに座れ、キリシマ!最近は忙しそうだな?最後に会ったのはいつだ?
- 主人公:
- あれがキリシマ…
- キリシマ:
はははっ。おかげさまで…色々忙しくさせてもらっております。
- キリシマ:
今日はそのお詫びということで…ちょっと奮発いたしました。
- 男性:
おお!
- 主人公:
- キリシマがテーブルにあったボタンを押すと、同じ顔の女性たちが次々と
部屋の中に入ってきた。 - キリシマ:
今回特別に伝説にお願いして作らせたバイオロイドです。
性能は、私が保証しますよ。 - 男性:
ほー。この前みたいに使っていいのか?
- キリシマ:
どうぞどうぞ。私の心ばかりの品ですので、先生方のお好きなように
お使いください。 - キリシマ:
もちろん、前のように二度と立ち上がれないくらい手荒に扱っていただいて
結構ですので。 - キリシマ:
それに、カササギさんも今回はご苦労様でした。
これからもよろしくお願いしますよ。 - カササギ・フクダ:
ぬはははは!私、カササギ、キリシマ先生だけを信じてこれからも
ついてまいります! - カササギ・フクダ:
ハトモリのような小物とつるんでいたことが恥ずかしい限りです!
- キリシマ:
ははは。カササギさんもお上手になられて…もう立派な政治家ですね。
今度議員を目指してみては? - カササギ・フクダ:
そんなそんな、滅相もない。
- カササギ・フクダ:
私はただキリシマ先生の影となってお役に立てるだけで光栄です。
- キリシマ:
うはははは。天下のカササギがそう言ってくださるなら
千軍万馬、一騎当千の将を味方につけた気分ですよ! - キリシマ:
さぁさぁ、飲んでください。
- 主人公:
- キリシマがボトルを手にそう言うと、へこへこしながらカササギは両手で
グラスを持った。 - 本当にあのカササギなのか信じられないな…
- キリシマ:
ところで、これからも私と大きな仕事をされる方がそんなボロボロの時計を
着けているんですか? - カササギ・フクダ:
あ~!これは申し訳ない!
- カササギ・フクダ:
実はこの時計はハトモリの奴から貰ったものでして、高価なものなんですが
あまり好みのデザインでもなかったもので適当に扱っていたら、 いつの間にかボロボロになってしまいました! - カササギ・フクダ:
気にも留めていませんでしたが、先生の言う通りですな!
こんなもの捨てましょう。…えいっ…!ぬはははは! - キリシマ:
うははははははは!でも時計がないと困りませんか?
- キリシマ:
そうだ、不便でしょうが少し辛抱してください。私が近いうちに、
カササギさんに似合う素敵な時計を贈らせてもらいます。 - カササギ・フクダ:
いやいやいやいや!そこまでしてもらっては…!ははは…恐縮です。
- 男性:
それはそうとキリシマ君。この前の伝説との契約の件だが、覚えているか?
- 男性:
自衛隊の方も内容に満足している様子だ。ブラックリバー製のバイオロイドが
早く欲しいと言っている。 - キリシマ:
そうですかそうですか。上手くいったようで何よりです。
ではそのように私が伝説に連絡をしておきます。それから… - キリシマ:
実はそれに関しては、カササギさんには大変お世話になりまして。
主にハトモリに関して…。 - 男性:
あぁ!そういうことだったのか!君から話を聞かなかったら最後まで
知らないところだったよ! - 男性:
ますます活躍の幅が広がっているじゃないか。キリシマ君、総理大臣になる日も
そう遠くないんじゃないのか? - キリシマ:
うはははははは!そうですかね?
- カササギ・フクダ:
おっと、お二人ともグラスが空じゃないですか!私がー
- え?
- 主人公:
- 画面に集中していると誰かが俺の肩を掴んだ。
- 警備員:
失礼します。不審者がいるとの通報を受けまして―
- 主人公:
- 男の視線が俺の持っているタブレットに向かった。
- 主人公:
- 当然、タブレットの画面には豪快にグラスを傾ける男たちの姿が…。
- あ。
- 警備員:
…ちょっとご同行願います。
- 主人公:
- くそっ…どうする?
- すみません…!
- レイス、来い!
- 警備員:
ぐほっ…!
- 主人公:
- 心からお詫びをした後、男の股間を力いっぱい蹴り飛ばした。
- 警備員:
くううううっ!あああっ…!
- 警備員:
ああ…あい、あいつ…あいつを捕まえろ…!
- 主人公:
- タブレットの画面が一瞬揺れたかと思うと、警備員は後頭部に強い衝撃を
受けたのか、前にぶっ倒れた。 - ふぅ…ありが―
- 主人公:
- ところが、警備員が倒れた拍子に横に並べられていた大量の酒瓶が
一気に崩れてしまった。 - 主人公:
- 店内にかかっていた音楽と客たちの話し声をかき消すほどの騒音が
ド派手に響く。 - 主人公:
- そうなれば当然、倒れた男とその横にいる俺に視線が集まる。
そして、あちこちから倒れた男と同じ服装の男たちが現れた。 - ALレイス:
あぁぁ…し、司令官。こんなつもりでは…
- …はは…
- 主人公:
- どうすりゃいいんだ…
- ヤクザ:
そんでもって、俺たちのボスはオリジンダストを打って
べらぼうに若返ったってわけだ! - 奇跡のトモ:
うわぁ、ボスが強化人間なの!?
- ヤクザ:
そういうこった。オリジンダストを打った強化人間はもうバイオロイド
みたいなもんだ。機械も見分けがつかねえらしいしな。 - 奇跡のトモ:
そう?私はバイオロイドも人間と同じだと思うけどなぁ!
- ヤクザ:
何?ははは、お嬢ちゃん結構面白いな!
- シャーロック・キムラ:
トモ!なに遊んでるんだ!緊急事態だ!
- 奇跡のトモ:
わかった!
- 奇跡のトモ:
おじさん、バイバ~イ。
- シャーロック・キムラ:
さっき監視カメラのハッキングに成功したんだが、今、中が大変なことになってる!
- シャーロック・キムラ:
どうやらワトソンが見つかっ―
- シャーロック!トモー!
- 主人公:
- 幸い、外に出るとすぐに二人と会えた。
- 奇跡のトモ:
あれ?なんでそんなにボロボロなの?
- シャーロック・キムラ:
ワトソン、そのスーツいくらしたと思ってるんだ!
- そんなこと言ってる場合じゃない!
- シャーロック・キムラ:
君はそうだろうが―あっ。
- 警備AGS:
追加ターゲットを発見。
- シャーロック・キムラ:
一体何があったんだ!
- みんなひとまず逃げるぞ!レイス!
- 奇跡のトモ:
あはははは!
- ALレイス:
了解。全力で阻止する。