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Transcription
- メリー:
お願いします、お兄様。
- 主人公:
- メリーはビスマルクだとか、マキナを助けろだとか色々まくしたてていたが…、
正直俺には何のことだかさっぱりわからなかった。 - 何を言っているのかわからない、もう帰るよ。
- メリー:
え?
- メリー:
ちょっ、ちょっと待って!お兄様!行かないでください!
- メリー:
お兄様は滅びたこの世界で最後に残った本当の人間様なんです!
外の世界では「オルカ」という潜水艦で、たくさんのバイオロイドが お兄様のことを待っているんです! - メリー:
そう、司令官です…!お兄様は人類最後の司令官として、
外界から侵略してきた「鉄虫」と戦う最後の人間様なんですよ! - …そんな作り話みたいな話を俺に信じろってのか?
- メリー:
でも!これが現実なんです!本当なんです!
- メリー:
どうしよう…どうしたら…
- メリー:
ああ!そう!
- メリー:
眠れる森の美女を目覚めさせる方法は…これしかないって言ってた!
- メリー:
すみません…お兄様!
- 主人公:
- メリーはそう言って俺に駆け寄ると、突然キスをした。
- 何してんだ!
- (舌を入れる)
- メリー:
これで…
- メリー:
目が…覚めましたか…?
- 主人公:
- いくら開放的な社会になったとはいえ、こんな事…周りの目が…
- メリー:
んむっ!?!?きゃぁ!!何するんですかぁ!?
- メリー:
この変態!サイテー!ケダモノ!!!
- 主人公:
- なんでだろ?俺にもわからないのだが自然と舌を入れてしまった…。
- 主人公:
- 主人公:
- 主人公:
- ……でも今の光景はどこかで…
- カエン…ゼロ…フレースヴェルグ?
- 主人公:
- いや、俺の知らない女性たちと知らない場所…
でも、俺は確かに彼女たちを知っている…? - メリー:
お兄様。お兄様は先週何をしていたのか覚えていますか?
- 先週…?
- 主人公:
- そりゃ当然覚えてる…
- 主人公:
- そう。俺はオルカ号をしばらく停泊させ、隊員たちと年末の準備を…
……オルカ号? - メリー:
今年の春になる前はどこで何をしていたか覚えていますか?
- 主人公:
- 春になる前…アウローラやキャノニアの隊員たちと
チョコ女王の城に行った。 - メリー:
では、春になってからは、何をしていましたか?
- 主人公:
- 春…俺たちは龍を目覚めさせ、星の落とし子と遭遇し、
それと同時に現れたネストと戦った。 - メリー:
夏は何をしていましたか?
- 主人公:
- 夏…俺は妖精の村でロバートに追いかけまわされていた。
そして、アルフレッドとフェザー、それからセレスティア達を助けた。 - メリー:
そうです!ではそのあと、秋は何がありましたか?
- 主人公:
- 秋、俺はリアンを探すために、シャーロックとトモと一緒に
事件の真相を追っていた。 - メリー:
じゃあ…先月は何をしていたか覚えていますか?
- 主人公:
- …先月…俺はレモネードオメガと戦っていた…。そして…その後…
- 覚えてる。
- メリー:
多分、お兄様の記憶の中にこの世界は出てこなかったはずです。
- メリー:
では…お兄様、自分が誰なのか思い出せますか?
- 主人公:
- 俺は…
- 俺はオルカの司令官だ。
- メリー:
ふふっ。やっと思い出してくれましたね。
- …どういうことだ?
- メリー:
3日前、お兄様たちが突然この世界にやってきました。
おそらく、マキナの仕業だと思います。 - 主人公:
- マキナ…。その名前を改めて聞いて少しずつ思い出してきた…
- 主人公:
- ビスマルクコーポレーションを調査しにやって来た俺たちを、
マキナは自らが作った仮想世界へと引き込んだ。 しかし、それがもう3日も前のことだなんて…。 - 主人公:
- さっきメリーはここは「人々の欲望を満たす楽園」だと言った。
- メリー?聞きたいことがある。
- メリー:
はい、お兄様。
- 何でキスしたんだ?
- マキナは何でこんなことをしたんだ?
- メリー:
そ、それは!今度話してあげます!
- 主人公:
- 顔を真っ赤にするメリー。他の質問にしよう。
- メリー:
マキナは心から人々の幸せを願っています…彼女も最初からこんなことを
するような人ではありませんでした。 - メリー:
マキナは、現実と見分けがつかないほど精巧なホログラムを作り出す能力を
持っています。その能力で人間様たちの欲望を満たしてきました。 - メリー:
しかし、世界が鉄虫によって滅亡した後は、私たちバイオロイドには何の希望も
残されていませんでした…。 - メリー:
そして、こうした救いのない現実に耐え切ることが出来ず、
悲しい選択をするバイオロイドたちもいました… - ……
- メリー:
マキナはそうした状況を見て見ぬ振りが出来ず、私たちを救うため
ここに「楽園」を作ったんです。 - メリー:
絶望のどん底に突き落とされた方たちの願いが、
例え仮想の世界でもいいから叶えられるように…と。 - 絶望のどん底に突き落とされた者たちのための…「楽園」
- 主人公:
- 希望や目標を失い、作られた仮想の都市を彷徨うバイオロイドたちの姿が
頭に浮かび、何とも言えない複雑な気分になった。 - 主人公:
- 俺は頭を整理するため近くにあった切り株に腰かけた。
- メリー:
あの…、お兄様?大丈夫ですか?
- 主人公:
- 重く、苦い気分はなくならず、ただ頷くしかできなかった。
- 主人公:
- そして、重要な疑問が生まれる。外の現実の世界は鉄虫によって滅亡し、
常に戦闘を余儀なくされるような状況だ。 - 主人公:
- そんな世界でここは俺たちの意思がどうであれ、
皆の幸せのために作られた楽園だ。 - だとしたら、皆…ここにいる方が幸せじゃないのか?
- メリー:
幸せ…
- メリー:
はい、初めはみんな心の奥に秘めていた欲望を一つ二つと叶えていき、
幸せを実感するでしょう…。 - メリー:
最初は私もお兄様と同じように考えていました…でもそれは私の勘違いでした…。
お兄様?ちょっと私について来てくれますか? - 主人公:
- メリーは俺の手を掴み、引っ張った。
- 主人公:
- 俺はメリーに手を引かれるがまま、誰もいない建物の屋上にやってきた。
- メリー:
あそこ、私が指差す場所がわかりますか?
- 主人公:
- 俺は初めて都市の全体を確認した。
- 主人公:
- 明るく光り輝く都市。その中央には森があった。
- メリー:
ここは皆の欲望が入り乱れた結果、空間が少しずつ歪んでいます。
あの道のところを見てください。 - 主人公:
- そう言いながらメリーは指差した。
- 主人公:
- その方向に視線を移すと、そこには自らの首輪を掴んで引っ張っている
ケルベロスの姿が… - ケルベロス:
ヘッヘッヘッヘッヘッ…!
- ケルベロス:
まだ500周しか走ってないよ!散歩はこれからが本番だよっ!
- メリー:
あの方は、朝から今まで自分で首輪を引っ張って散歩をしています。
- メリー:
それから、あっ…あっちも見てくれますか?
- 城壁のハチコ:
いらっしゃいませ~。ハチコのミートパイ屋さんです!
- 城壁のハチコ:
今日はイチゴミートパイとブルーベリーミートパイを作りました~!
それからこれは高麗人参ミートパイ、ミントミートパイ、ミルクミートパイ… - 城壁のハチコ:
はい!全種類一つずつ包みますね!
- 城壁のハチコ:
お客様がすごくすごく多くて、ハチコは本当に幸せです!
- 主人公:
- メリーは都市のあちこちにいる隊員たちの姿を見せてくれた。
ロバに乗ったネオディム、一日中寝てばかりのイフリート、 それから……タロンフェザーなタロンフェザー… - メリー:
自分の欲望に夢中になってしまった人たちは、その瞬間の快楽を
繰り返すようになります。そして…その快楽にどんどんハマり… 次第に自分自身の心も体も蝕んでいきます。 - そしてどうなるんだ?
- メリー:
快楽は、快楽と呼べるものではなくなり、苦痛だけが残るようになります。
でも、もう自分では止めることができなくなります… - メリー:
まるで自分自身を食べ尽くしたエリュシクトーンのようにです。
- それは…惨いな…。
- メリー:
ですからお兄様!?マキナを…!
(ウィィィン!!)
- 主人公:
- 想像以上の惨い状況に、少し呆然としていたら、
どこからともなくドローンが飛んできた。 - ドローン08:
手配犯メリー発見。処理します。
- え!?手配犯!?
- メリー:
…お兄様…まだ記憶が…、逃げましょう!