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主人公
- 地下牢エリアの入口で散開していた戦闘員たちは、マキナのエージェントに捕まることなく無事に集合ポイントに戻ってきた。

Transcription

  1. 主人公:

    - 地下牢エリアの入口で散開していた戦闘員たちは、マキナのエージェントに捕まることなく無事に集合ポイントに戻ってきた。

  2. 主人公:

    - 俺たちを追ってきたエージェントがいたが、それはクノイチ姉妹が静かに排除した。

  3. 主人公:

    - 地下の余剰空間、隊員たちが各々雑談している中、俺たちはリーゼに話を聞いていた。

  4. メリー:

    ですから、こんな形の物です。見覚えないですか?

  5. 主人公:

    - 瞬く間にマスターキーの絵を描いたメリー。ただの絵なはずなのに、光り輝くマスターキーがそこにあるようだった。

  6. 主人公:

    - メリーの絵を見たリーゼはひび割れた唇をなんとか動かして話してくれた。

  7. シザーズリーゼ:

    …思い出したわ。その端末。

  8. EB-48Gフレースヴェルグ:

    本当ですか?ではこのマスターキーの位置はわかりますか?

  9. シザーズリーゼ:

    …確かではないけど…

  10. 主人公:

    - 弱々しく俺を見るリーゼ。俺は彼女の背中を撫でてあげる。

    1. 大丈夫だ、ゆっくりでいい、リーゼ。
  11. シザーズリーゼ:

    …ありがとうございます、ご主人様。キーは…ビルの最上階…マキナの部屋にあります。

  12. メリー:

    やっぱり!そこだったんだ…!ついに見つけました。これで…!

    1. でも、最上階となると…そう簡単には…
  13. 主人公:

    - メリーは俺たちがビルから命からがら退却してきたことをもう忘れているようだ。

  14. EB-48Gフレースヴェルグ:

    リーゼさん?集中してください。ビスマルクのビルに突入できるのは、おそらく次が最後かもしれません…。

  15. EB-48Gフレースヴェルグ:

    確認します。その情報は確かですか?

  16. シザーズリーゼ:

    ……

  17. シザーズリーゼ:

    あの害虫…たまに私に話してたわ、弱々しい声で…弱音を吐くように。

  18. シザーズリーゼ:

    …あれも友達がいなかったのかしら?

  19. 主人公:

    - 虚ろな目で何もない場所を見つめるリーゼ。

  20. EB-48Gフレースヴェルグ:

    ……

  21. 主人公:

    - リーゼは静かにグッと拳を握りしめていた…きっとリーゼも辛かったに違いない…

    1. リーゼ…
  22. シザーズリーゼ:

    ひ…ひひひ…ヒヒヒ…

    1. …リーゼ?
  23. シザーズリーゼ:

    マキナ…あのド腐れ雌ブタ害虫め…よくも私を閉じ込めておもちゃにしたわね…。次会ったらズタズタに切り裂いて焼却炉に捨ててやる…!キヒヒ…

    1. ……
  24. 主人公:

    - ただ単に憎しみと怒りで逆に静かになっているだけだった。

  25. メリー:

    ズッ、ズタズタ!?それはダメです!マスターキーさえあれば。みんなここから解放できます。

  26. EB-48Gフレースヴェルグ:

    ところで、メリーさん?一つだけ聞いてもいいでしょうか?

  27. メリー:

    はい?何か気になることでも?

  28. EB-48Gフレースヴェルグ:

    そのマスターキーというのは大体何なのですか?それを使うとどのように解放されるのでしょう?

  29. EB-48Gフレースヴェルグ:

    あっ…、疑っているわけではないんですが、先程も言った通り、現状、私たちに何度もあのビルに突入するほどの余裕はありません。知っておきたいのです。それだけはわかってください。

  30. メリー:

    あ…マスターキー…のことですか。

    1. 俺も知りたい。
  31. 主人公:

    - よく考えてみればメリーからマスターキーがどういうものなのか、一度も説明されていない。

  32. メリー:

    少し…長くなるかもしれませんが、大丈夫ですか?

    1. 大丈夫だ。
  33. 主人公:

    - メリーは目を閉じ、しばしの沈黙の後、話し始めた。

  34. メリー:

    …とても昔の話です。

  35. メリー:

    お兄様もご存じの通り、滅亡前、私は欲望をキャンバスに描き出し、マキナは私が描いた絵を見て、それをそのまま具現化するという仕事をしていました。

  36. メリー:

    カプセルの中で横になり、自分だけの妄想に浸る人々。私たちはそういう人たちを相手にサービスを提供してきました。

    1. そうか…。
  37. メリー:

    …でも…

  38. メリー:

    私たちのサービスを利用する人の中には、ビスマルクに危害を加える妄想をする人たちもいました。例えば…ビスマルクの没落を願うライバル会社の社員とか?

    1. …そういう場合はどうした?
  39. メリー:

    そういう妄想はビスマルクの規定に従い、強制終了の対象となっていました。

  40. EB-48Gフレースヴェルグ:

    あっ、なるほど!

  41. EB-48Gフレースヴェルグ:

    つまり…そのマスターキーというのは、会社に悪影響を及ぼすような人々を強制的に接続を終了させる…

  42. メリー:

    そうです。言うなれば強制精神射出装置ってところです。これを使えば、今マキナの影響下にある人たちはみんなその欲望から強制的に射出されるはずです。

    1. …そのマスターキーは元々誰の権限で使っていたんだ?
  43. メリー:

    よくわかりません。サービスセンターの職員は全員持っていたそうですが、詳しいことはよく…

    1. そうか…
  44. EB-48Gフレースヴェルグ:

    ……

  45. 主人公:

    - マスターキーがどのように作動するのかはわからなかったが、メリーの表情から見るに、性能は信頼できそうだ。

    1. とにかく、あとはキーを取りに行くだけか。
  46. 主人公:

    - ちょうどその時。

  47. メリー:

    きゃっ?

    1. しっかり掴まれ!
  48. EB-48Gフレースヴェルグ:

    近距離通信です!…はい!わかりました、アーセナル様。

  49. EB-48Gフレースヴェルグ:

    司令官様、鉄虫です!余剰空間に鉄虫が侵入しています!

    1. 鉄虫?
  50. 主人公:

    - マキナのエージェントか。最後の砦のここにまで侵入されるなんて…。頭痛がしてきた。

  51. メリー:

    マキナが余剰空間にまでエージェントたちを…!?

  52. メリー:

    こんなこと…今まで一度もなかったのに、どうしたら…?

    1. フレースヴェルグ、俺をアーセナルの所へ案内してくれ。
  53. EB-48Gフレースヴェルグ:

    え?それは危険すぎます…。司令官様。

    1. 俺なら大丈夫。そうだろ?リーゼ?
  54. シザーズリーゼ:

    はい。私がそばにいます。ご主人様…

    1. 頼むな。
  55. シザーズリーゼ:

    はい…!ご主人様。

  56. 主人公:

    - 俺はリーゼとフレースヴェルグに護衛してもらい、現場に向かった。