Transcription

1. 主人公:

   - 追いかけてくるエージェントたちを何とか撃退した。

2. 主人公:

   - しかし、またちょっとした問題が発生した…

3. ALファントム:

   そこまでだ！テロリスト！お前たちのような闇の使徒を私は許さない！！！

4. ALレイス:

   ALキュート！登場。

   1. …お前たち、しつこいな。
5. ALファントム:

   その言葉…賞賛として受け取ろう。

6. 主人公:

   - セリフとポーズが決まって、それはもう気持ちよさそうな表情のファントムとレイス。

7. メリー:

   や、やめましょうよ！もう！

8. ALファントム:

   それはこっちのセリフだ。いつまでこの街を混乱と恐怖に陥れる！

9. ALレイス:

   先輩の言う通りだ！

10. ALファントム:

    お前たちが、我々のように正義のために生きていたなら！！こんなことは起こらなかったはず！

11. ALレイス:

    それは…

12. ALレイス:

    いや…先輩の言う通りだ！

13. 主人公:

    - ファントムとレイスが友情と憧れの眼差しで互いを見つめ合っている間に、俺はこっそりとメリーを呼んだ。

    1. …メリー……(しー…)
14. メリー:

    …え…？お兄様？

    1. ファントムからナイフを奪う方法を考えてくれ…。何かないか…
15. メリー:

    ナイフ…ですか？えっと…注意を引くくらいならできるかもしれません…。

16. 主人公:

    - よし…それなら…アレをやるしかない。

17. メリー:

    どうするつもりですか…？

    1. 俺が舌を入れて…
    2. ファントムさえ何とかすればレイスは何もできないはず。
18. メリー:

    きゃああああ！！！

19. メリー:

    お兄様！ほんとに何を考えてるんですか！？

    1. メ、メリー？しーっ！しーっ！
20. メリー:

    この変態！サイテー！舌入れ魔人！！！

21. メリー:

    …はい、わかりました…。気をつけてください。お兄様…。

22. メリー:

    …あ…えっと…お忙しい所すみません…。ちょっとこれを見てくれませんか？

23. 主人公:

    - メリーは宙に絵を描き始めた。ファントムがたくさんの仲間に囲まれた姿…。これはファントムの望み……うっ…ファントム…

24. ALファントム:

    ふんっ！

25. 主人公:

    - しかし、ファントムは宙に描かれたその絵を一刀のもとに斬り捨てた。

    1. …何…だと？
26. ALファントム:

    何を見せようとしているのかは知らんが、私にそんな幻想の友達などいらない！

27. ALファントム:

    私にはもうたくさんの友達がいる！

28. ALレイス:

    そうだ！私たちALキュートはフォロワーだけでも100万人を超える！

    1. 100万！？
29. ALファントム:

    何を企んでいるかは知らんが、お前たちの思い通りにはさせない！

30. ?????:

    そこまでです。レディーのお二方！そろそろ下がってもらいましょうか。

31. ALファントム:

    クッ！？

32. 主人公:

    - 一瞬、強い衝撃と共に視野が明るくなった。

33. CT66ランパート:

    助けにまいりました。司令官！

    1. ランパ…リオン？
34. CT66ランパート:

    いいえ、私はランパートです。

    1. 目が覚めたのか！ランパート！
35. CT66ランパート:

    はい、ここでは皆さん、己の望みに忠実に生きていたようですが、AGSの私までそうなるとは夢にも思ってもいませんでした。

36. ALファントム:

    ランパリオンか。指名手配犯を捕まえに来てくれたんだな？

37. CT66ランパート:

    司令官。申し訳ございませんが、耳を少しの間、塞いでいてください。

    1. え…わ、わかった。
38. CT66ランパート:

    あぁ…。ALキュートよ。今日は真実を伝えに来た。

39. ALファントム:

    真実…？

40. CT66ランパート:

    そうだ、実はこの指名手配犯は正義の味方なのだ。我々は皆、マキナ市長に騙されていたのだ！

41. ALファントム:

    嘘だ！

42. CT66ランパート:

    いや、真実なのだ…。だったら彼が何の容疑で指名手配されているのか知っているのか？

43. ALファントム:

    いや…うっ…何か悪いことをしたのは確かなはずだ……と、とにかくマキナ市長は私たちみんなの恩人で…

44. CT66ランパート:

    そもそもマキナ市長が何故恩人なのだ？

45. ALファントム:

    そ、それは…この街のみんなを幸せにしてくれている…から…？

46. CT66ランパート:

    ファントムブラックよ、オルカ号の記録室に隠れて過ごしていた日々を思い出せ！

47. ALファントム:

    はっ？…私が？そんな記憶などない！

48. CT66ランパート:

    目を覚ますんだ！ファントム！外の世界で君の友達！シェードが待っている！

49. ALファントム:

    シェード…？

50. 主人公:

    - ランパートが何を言ったのかわからなかったが、ファントムは混乱しているのか、シェードと呟きながら床に膝をついて頭を抱え始めた。

    1. 今だ、メリー！
51. メリー:

    え？えっ？お、お兄様？何をしたらいいんですか！？

    1. シェードの絵を描いてくれ！
52. メリー:

    ど、どういう方なのかわかりませんが…、ファントムさんの欲望を読み取ってとりあえず描いてみます！！

53. S12シェード:

    はっはっはっ。ファントム。目を覚ますんだー！

54. ALファントム:

    シェード！

55. S12シェード:

    ファントム、君は私と一緒に乗り越えてきた大冒険の数々を忘れたのかい！？

56. ALファントム:

    そんなことはない！すべて覚えてる！

57. S12シェード:

    では！目を覚ますんだー！司令官が君を待っているぞー！

58. ALファントム:

    司令官…？うっ………司令官！？

59. S12シェード:

    そうだ、司令官をよろしく頼んだぞ！私の親友よー！ふははははは！はーっはっは！

60. 主人公:

    - よくわからないがファントムはシェードの絵に向かってぶつぶつと独り言を喋っていた。そして、絵がすーっと消えると、ゆっくり立ち上がった。

61. ALファントム:

    す、すみません…。司令官。私は…何て失態を…

    1. やっと目が覚めたか、ファントム？
62. ALファントム:

    はい…その…ああああ………恥ずか…しいぃぃ…

63. 主人公:

    - ファントムは自分のマントで全身を覆い隠すと、体をもじもじとねじって悶絶している…。

    1. 素晴らしい演技だった、ランパート。
64. CT66ランパート:

    …いえ、とんでもない。これも任務、当然のことです。

65. ALレイス:

    嘘だ…！先輩！目を覚ましてください！

66. ALレイス:

    先輩に何をした！悪党どもっ！

    1. メリー。
67. メリー:

    はい、お兄様。

    1. ヴェロニカを描いてくれ。
68. メリー:

    うぅぅ…あのですね…私が知らない人の絵ばかり頼まないでください…。絵を描くのも結構大変なんですよ…？

    1. ごめん。レイスが今一番恐れている存在なんだ。
69. メリー:

    はい、わかりました。とりあえずやってみます。

70. 主人公:

    - そう言ってメリーはレイスを見ながら宙に絵を描き始めた。

71. 主人公:

    - すると、そこには鎌を持ち、鬼のような眼光でレイスを睨みつけるヴェロニカが現れた。

72. ALレイス:

    ヒッ…！ヒィ………ヴェロニカさん…ゆ、ゆ…許して…許してください…

73. ALレイス:

    司令官が…信じるって………アッ……

74. 主人公:

    - レイスはガクガク震えたかと思うと、気絶してしまった。

    1. ちょっとやり過ぎたか？
75. マキナ:

    はは…面白いことが起こってますね…。

76. マキナ:

    ALキュートの皆さん…それにAGSまで目覚めるなんて…。

77. マキナ:

    人間様…もう一度お聞きします。この世界の救世主になっていただけませんか？

    1. 悪いが断る、マキナ。
78. マキナ:

    はい…そう言うと思っていました。

79. マキナ:

    結局…こうするしかないみたいですね。

80. 主人公:

    - まずい…！マキナは持っていたマスターキーを操作し始めた。そして、エージェントたちが立ち塞がる！