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Transcription
- アン:
プロジェクトX1225番は結局廃棄処分ですか?
- 男性:
仕方ないよ、マキナに比べて費用対効果が低いんだ。
- 男性:
それに上層部は今度こそは伝説を追い抜くんだと必死で、
マキナに集中する方針が決定した。 - 男性:
唯一の実験機だったこいつは、とりあえずここに保管しておくか…
- アン:
この子もマキナのペアとして作られたのに…こんなのって…
ちょっとかわいそうですよ。 - X1225:
……
- 男性:
ははは、アン。バイオロイドがかわいそうだなんて面白いな。
- 男性:
結局すべてはカネだ。この資本主義の世界で商品価値がないものは、
もうそこで終わりなんだよ。 - アン:
リーダー、ではこの子、私がもらってもいいですか?
- 男性:
え?それを?
- アン:
倉庫管理と私の個人的な研究に使いたいんです。
- アン:
プロジェクトX1225番…。いや…これから一緒に過ごすわけだから名前をつけないと…
…X1225は味気ないし…う~ん… - アン:
そうだ!メリー!あなたの名前はメリーね。
- X1225:
メリー…?
- アン:
私はアン!よろしくね、メリー。
- メリー:
ドクター・アン!これを見てください!
- アン:
まぁ、メリー!また凄いものを描いたのかしら?
- アン:
ふむふむ。この色合いといい、表現といい…ほんとにすごい才能だわ!
やっぱりあの時もらってきてよかったわ。 - メリー:
えへへ。ありがとう、アン。
- メリー:
アン、アン!アンは何が好きですか?私が描いてあげますよ!
- アン:
じゃあ、猫を描いてくれる?
- メリー:
猫?
- アン:
そ、芸術家はね、みんな素敵な猫の絵を描いてたわ。
私も猫の絵を描くのが好きだった。 - メリー:
ふ~ん。でもでも、アン。
- アン:
ん?なぁに?メリー。
- メリー:
アンはどうして画家にならなかったんですか?そんなに絵が好きなのに…
- アン:
…人はね、誰しも自分のやりたいことをしながら生きられるとは限らないのよ。
- アン:
画家になる前に、私はダメだった時のために勉強も一生懸命したの。
絵だけで生計を立てることができるのは、ほんの一握りだからね。 - アン:
悔しいけど私には絵の才能はなかった。でも、勉強の才能はあったみたい。
順調に大学も卒業できたわ。 - アン:
その頃にはもう絵に対する情熱は冷めていた……ううん。
今さら成功するかどうかわからないことに挑戦するのが怖かったのね…。 - アン:
だから私は最初、あなたたちが羨ましかった…。
みんなが望むことを自由に描けるあなたたちがね。 - メリー:
後悔してますか?
- アン:
いいえ、研究員になったおかげであなたたちにも出会えたし、
素敵な思い出もできたから…今は後悔してないわ。 - アン:
人生は…予想外の出来事があるから、幸せになれる可能性を秘めているの。
- メリー:
いひひ~。アンが幸せでよかった!
- メリー:
ところでアン?マキナは元気ですか?
- アン:
…気になるの?
- メリー:
ここに来てから大分経ったからでしょうか…。
マキナの顔が少し思い出せなくなってきたんです。 - メリー:
そんなんじゃダメなのに…。
私はマキナとペアになるために生まれてきたんですよね? - アン:
マキナは元気にやってるわ。むしろ元気過ぎて逆に心配になるほどよ?
- メリー:
何で心配なんですか?元気ならいいんじゃないんですか?
- アン:
マキナはみんなを救いたがっているの。自分のところにやってくる人の欲望が
どんなことであっても、全て叶えようとするの。 - アン:
まぁ、そもそもそういう風に設計されたってのもあるけど…
一人で全ての人を救うことなんてできないわ。 - アン:
だからね、メリー?もしも…いつかマキナが苦しそうだなって思った時は、
あなたがマキナを助けてあげて? - メリー:
はい、もちろんです!私とマキナはペアですから!
- メリー:
アン、おかえりなさい!今日は早かったですね!
- メリー:
見てください!今日描いた絵は…
- アン:
メリー!大変よ!!!早くここから逃げてっ!
- メリー:
え?
- アン:
鉄虫がここまで来てる!!早く避難するのよ!
- メリー:
アン!後ろ!
- アン:
きゃぁぁぁぁ!
- メリー:
ダメェェェ!アン!!
- メリー:
て…鉄虫……
- メリー:
許さない!!!