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Transcription
- 主人公:
- マキナは倒れた。マキナが作り上げた仮初めの楽園は崩れ落ちていく。
- 主人公:
- そして、俺たちはマキナからマスターキーを回収し、
それを使って一人一人楽園から脱出させていく。 - 主人公:
- 世界を構成していた要素も一つ二つと崩れて消えていく…。
- マキナ:
あぅっ……
- メリー:
もう全部終わったんだよ…。マキナ。
- マキナ:
メリー、これがあなたが心から望むことなんですか…?
- メリー:
ううん、私の願いはマキナを楽園から救い出すこと。
- メリー:
さぁ、行きましょう。マキナ。
- 主人公:
- マスターキーには楽園にいる者たちのリストが浮かび、
その名前が一つずつ消えていく。 - マキナ:
あぁ…ダメです…どうして皆さん、楽園を去ってしまうのですか…
- ALファントム:
し…司令官。その…
- ALファントム:
本当に申し訳ありませんでした。
いくら幻想だとはいえ…私が…司令官を攻撃してしまうなんて… - 大丈夫だから、ファントム。
- ALファントム:
うぅっ…うううううっ…
私なんかがなんてことを…どう償えばいいのか…… - 大丈夫だけど個人的に面談しよう。な?ファントム。
- ALファントム:
え…?司令か……
- 主人公:
- ファントムの名前がリストから消え、無事に楽園から去ったようだ。
- あっ…タイミングが悪かったな。
- メリー:
あの、お兄様。
- ん?
- メリー:
ありがとうございます。マキナを助けてくれて。
- 主人公:
- マキナを助けてくれてありがとうか…だが、マキナを見るとまだ彼女の目は
楽園を諦めているようには見えなかった。 - やるべきことをやっただけだ。
- メリー:
そう…ですか?えへへ…。あの…外の世界で会えたら…その時はもう一度…
- マキナ:
お願いです…この楽園にいてください…。
- マキナ:
外の世界に戻れば、また鉄虫との戦いが待っているだけです…。
人間様はそれでも…いいのですか? - マキナ:
世界が滅亡し、残されたバイオロイドたちがどれほど悲惨で不幸だったのか…
あなたは知らないでしょう…!!? - マキナ:
そんな彼女たちを救えたのは…この楽園です!
彼女たちの傍にいてあげたのはこの私です…! - マキナ:
あなたなら彼女たちを幸せにできるんです…。お願いです。
幸せにしてあげてください…。幸せに… - それは…
- メリー:
お兄様、何か変です。
- どうした、メリー?
- メリー:
マスターキーのリストから一つずつ名前が消えているのですが…
マキナの名前がありません。 - え?
- マキナ:
私は楽園で皆さんを救うと誓いました…。
万が一その想いが揺らぐ時に備えて…私の名前は消しました。 - メリー:
楽園と一緒に消えるつもりなの!?どうしてそこまでするの…!?
- マキナ:
違います、楽園と最後まで一緒にいるということです…
(ドドドドーン!)
- 主人公:
- マキナのさっきの言葉に答えようとした瞬間、
俺たちが立っていた建物までもが崩壊を始めた。楽園は完全に消えようとしていた。 - メリー:
お兄様、もう危険です。お兄様!!
- 主人公:
- 周囲にあったものが全て消滅し、真っ白な空間だけが残った。
もうここには都市も楽園もない…ただマキナとメリー、そして俺だけがいた。 - メリー:
お兄様、大丈夫ですか?
- うん、俺は大丈夫。
- マキナ:
どうして…まだここにいらっしゃるのですか?
- 主人公:
- 何とかギリギリでログアウトを中断した。
マキナへの最後の返事をしたかったからだ。 - さっきの返事だけど。俺は外の世界に戻らないといけない。
- マキナ:
永遠に幸せでいられる楽園を捨ててまで…ですか?
- そうだ。
- マキナ:
その理由を聞かせてもらえますか…?
- ここの幸せは偽りの幸せだからだよ。
- 俺は人類がいた世界を取り戻さないといけない。
- マキナ:
ここの幸せが偽り…ですって…?
- マキナ:
確かにそうかもしれません。ここは仮想現実で、精神のみが存在する場所。
ですが、ここで感じられる喜びの感情は本物で、本物の幸せです。 - マキナ:
頭の中で本物と同じ化学反応が起こっているのに、ここが偽りだなんて
言い切れるものなのですか? - でも…それは幸せだったという気持ちが残るだけだ。
- 主人公:
- 行動には結果がなければならない。
それであってはじめて未来に進むことが出来る。 しかし、ここは何の結果も残らないまま、幸せな気持ちが永遠に続くだけ… - 主人公:
- それは本当に幸せだとは言えない。
- マキナ:
不幸を恐れ、幸せを望むのは当然です。
- マキナ、お前は何のためにここに人を連れてくる?
- マキナ:
私の話を聞いていなかったのですか!?私は…!
- お前が自分の欲望を自分で叶えれば全く同じ光景が見れるはずだ。
- マキナ:
はい?それは…
- マキナ:
それでは…私一人だけが幸せになるだけで、実際には誰も幸せになりません!
- その通り。ここでは実際には何も起こってない。
- マキナ:
いいえ、違う。実際に…実際に皆さん幸せだったじゃないですか!
- ここでの幸せは俺たちが自分で選んだ幸せじゃない。
- マキナ:
違う…違う…!みんな外の世界より、ここの世界の方が良かったはずです!
- いや、お前はただ彼女たちの自由を奪っただけだ。
- メリー:
お兄様…
- マキナ:
メリー、私は皆さんを不幸にしていたんですか…?
- メリー:
うん…。でも幸せにもしてあげていた。
だけど、あなたはずっと幸せじゃなかった。 - メリー:
あなたは楽園で幸せだった?
- マキナ:
私は…私は…どうすれば…
- 外の世界に行こう、マキナ。
- マキナ:
外の世界…?
- マキナ:
人類がいた世界…?
- 主人公:
- そう、俺は最後の人間として、彼女たちと人類がいた世界を取り戻す。
- マキナ:
ですが…、外の世界には人間様以外…バイオロイドしか…
- うん、そうだね。
- マキナ:
まさか…そんなことを…本気で…
- ここじゃ人類は増えないし、世界も取り戻せない。
- 主人公:
- アーセナルが言っていた。
「ここから無限に人間が現れ、鉄虫を必ず全滅させる」と。 - 主人公:
- その重大な使命を果たすために、外の世界に戻らないといけない。
- マキナ:
……そう…ですか。でも、ここでも望めばその願いを…
- それは現実じゃないよ。
- マキナ:
現実?何が現実なのですか?
- マキナ:
外には鉄虫と廃墟があるだけ、残ったバイオロイド同士は派閥を作り睨み合う
下らない世界のことですか? - マキナ:
……ふふ…でも人類がいた世界を取り戻す…ですか…。
それはたしかに私が叶えられる願いではありませんね… - 一緒に行こう、マキナ。
- マキナ:
私も…ですか…?
- 世界はまだ終わっていない。
- マキナ:
え?
- 俺たちがまた作る。だから終わってない。
- メリー:
みんなを救うって言ったじゃない。
まだまだ世界には、救いの手を待ってるバイオロイドがたくさんいるのよ。 - メリー:
だから、みんなを救うために、行こう?今度は一緒に。
- マキナ:
…私なんかが一緒に行ってもいいのですか…?
- お前次第だ。
- マキナ:
ですがもう手遅れです。私は楽園から出ることは出来ない…。
- メリー:
何か方法はないの?
- マキナ:
私を楽園と共に消してください…。
それに…私が皆さんにした事は到底許されるものでもないでしょう…。 - メリー:
イヤよ、マキナ!やっと…やっとあなたに会えたのに…
- マキナ:
メリー、一つだけ聞いてもいいですか?
- マキナ:
どうして私なんかのために一生懸命だったのですか…?
アンの遺言…だったからですか? - メリー:
マキナはみんなを救おうと必死だったけど…、
あなたを救ってくれる人はいなかったから…それに、 - メリー:
マキナはたった一人の私の家族だから…
- マキナ:
……ふっ……。家族…
- マキナ:
あなたを救ってあげられなくてごめんなさい、メリー…。
ごめんなさいね… - 主人公:
- マキナは自分はもうこの世界から出られないと思っているようだが、
オルカには最高の頭脳を誇るドクターとスカディーがいる。 - ちょっとだけ待ってろ、マキナ。
- マキナ:
え?
- またすぐに会えるからさ。
- 主人公:
- リアンの時に比べれば、このくらい朝飯前だろう。
- マキナ:
それはどういう意味ですか?人間様?人間様!?
- 主人公:
- マキナとメリーの姿すら見えなくなると、俺は目を開けた。
どうやらカプセルの形をしたベッドに横たわっていたようだ。 - 主人公:
- カプセルに大きく刻まれたラベルが目に入る。
- ビスマルクコーポレーション…
- 主人公:
- その下には、さらに文字が刻印されていた。
- 主人公:
- パラダイスドリームカプセル…
- 主人公:
- こうして俺たちは長い夢から覚めることができた。
- 主人公:
- それから3日後…
- 主人公:
- オルカは公演準備の真っ最中だ。
- 主人公:
- 色々なことがあったせいで、年末公演が年始公演となってしまったが。
みんな準備に余念がない。 - EB-48Gフレースヴェルグ:
あっ!司令官様!ようこそ!
公演の準備が忙しく、なんだか久しぶりな気がしますね。 - 主人公:
- いつにも増して明るい表情のフレースヴェルグが駆け寄ってきた。
- フレースヴェルグに用があって来たんだよ。
- EB-48Gフレースヴェルグ:
え?緊急の任務でしょうか?
- いや、そうじゃなくて…。ほい、約束のもの。
- 主人公:
- フレースヴェルグにモモのサインを渡した。
- EB-48Gフレースヴェルグ:
ぶふっ…!おほっ…!これは!900種類を超えるステッカーの中でも
一番入手困難なプラチナレアステッカー!?そこに直筆の… - EB-48Gフレースヴェルグ:
これは…これは本当に…超レアです…!
- EB-48Gフレースヴェルグ:
このステッカーを手に入れるためにトレードゾーンで銃撃戦が
起こったこともあるんですよ!? - あ…そうなのか…
- EB-48Gフレースヴェルグ:
いやいやいやいや…、私何してるの、早く真空パックで保存しないと…
- 主人公:
- 楽園の後遺症なのだろうか、たまに普段とは違う姿を見せるようになった隊員が
何人かいる。 - 主人公:
- とにかく、みんなパーティーの準備で忙しそうだな。
他の所にも行ってみるか… - さっきから後ろで俺を見ているクノイチの所に行ってみよう。
- 神妙な面持ちの隊長たちの所に行ってみよう。
- う~んそれとも…
- 主人公:
- あっちの方もパーティーの準備で忙しそうだ。
- 楽しそうに話しているストライカーズの所へ行ってみる。
- ああだこうだと喧嘩している二人の所へ行ってみる。
- 戻るか。
- クノイチ・ゼロ:
お…御屋形様、お気づきでござったか?
- あんなにジロジロ見てたら誰でもわかる。
- クノイチ・カエン:
変装と潜伏。バレる、くノ一として、未熟。
- 演技の練習は終わったの?
- クノイチ・ゼロ:
はい、なんとか、それに演技指導のフレースヴェルグ殿が
どこかにいってしまったので…。 - あ~…
- クノイチ・ゼロ:
ふふっ。実は御屋形様の所に来たのは理由があるのでござる。
- クノイチ・カエン:
カエンたち。殿に、来てほしい。
- クノイチ・カエン:
殿、行こ。
- クノイチ・ゼロ:
おっ。そろそろ時間でござるな。さぁ、御屋形様、手を握ってくださらぬか?
- いいよ。
- クノイチ・カエン:
ゼロ。殿の目。隠して。
- クノイチ・ゼロ:
あっ。そうでしたそうでした…。
- クノイチ・ゼロ:
御屋形様、失礼を…。
- 主人公:
- 俺は両手をそれぞれ姉妹に握られて、目隠しされながらどこかへと案内された。
- 主人公:
- どこに行ってるの、これ…?
パーン!
メリークリスマス!!
- え…これは?
- クノイチ・ゼロ:
遅れてしまいましたが、メリークリスマスでござる。御屋形様。
- クノイチ・カエン:
殿のために、全部。準備、した。
- クノイチ・ゼロ:
御屋形様、今年一年…いえ、もう昨年でござるな…。
- クノイチ・ゼロ:
一年間、本当に色々なことがありました…。
- クノイチ・ゼロ:
御屋形様のおかげで楽しい一年を過ごすことができたでござる。
本当に感謝しております、御屋形様。 - クノイチ・カエン:
カエンも…楽しかった、殿。ありがとう。
- クノイチ・カエン:
殿、これからも、ずっと、よろしく。
- クノイチ・カエン:
これは、カエンの。プレゼント。
- 主人公:
- そう言って、カエンは俺の頬にキスをした。
- クノイチ・ゼロ:
ちょ、ちょっと!姉上、それは卑怯でござる!
- 主人公:
- ゼロも慌てて俺の頬にキスをした。
- クノイチ・ゼロ:
と、とにかく…今年一年もよろしくお願いいたします。御屋形様。
- クノイチ・カエン:
よろしく、殿。
- 迅速のカーン:
久しぶりだな、司令官。
- 確かに、久しぶりだな、カーン。
- ロイヤル・アーセナル:
そうであったな、楽園ではカーン隊長とは会わないままだったな。
- 迅速のカーン:
そうだ。だが、元気そうで何よりだ。
- おかげさまで。
- ロイヤル・アーセナル:
ふふんっ、司令官。ちょうどそなたを探していた。
- 俺を?
- ロイヤル・アーセナル:
当然だ、そなたは我々の司令官なのだから。ずっと待っていたんだぞ?
今まで我慢していた分をどうにかしてもらわないとな…? - 何を考えてる…、アーセナル。
- ロイヤル・アーセナル:
冗談だ、司令官。
- 迅速のカーン:
そろそろ時間だ、アーセナル。
- ロイヤル・アーセナル:
もうそんな時間か?
- ロイヤル・アーセナル:
司令官、ちょっと目を閉じてくれないか?
- 主人公:
- アーセナルとカーンは俺の目を優しく手で覆うと、どこかへと案内した。
- 主人公:
- 一体どこに連れて行かれてるんだ…?
パーン!
メリークリスマス!!
- こ…こ…これは?
- 迅速のカーン:
メリークリスマスだ、司令官。
- ロイヤル・アーセナル:
やや遅れてしまったが、メリークリスマスだ!司令官!
- 迅速のカーン:
こうしてまた、無事に一年を過ごすことができた。
- 迅速のカーン:
司令官。あなたと共に過ごす一年一年はとても長く感じる。
- 迅速のカーン:
色々なことがあった。
- 迅速のカーン:
昔、いきなりオルカの生活環境を改善しろと指揮官全員を呼び出した司令官が、
こんなに頼りがいある男に成長するなんてな、感慨深いものだ。 - まだそんなこと覚えてるのか?
- 迅速のカーン:
もちろんだ。でもあなたは今も昔もずっと、私たちのために頑張ってくれていた。
- 迅速のカーン:
礼を言う。司令官。そして今年もどうぞよろしく頼む。
- ロイヤル・アーセナル:
私も最初は正直、司令官を疑っていた。
- ロイヤル・アーセナル:
だが、司令官、そなたのおかげで一年を無事に乗り切ることができた。
- ロイヤル・アーセナル:
う~む…感謝の言葉だけでは足りないな。
- ロイヤル・アーセナル:
よし、体で感謝の意を表そう!今ここで!
- おい、ちょ、ちょっと待て、アーセナル!
- ロイヤル・アーセナル:
ははは!冗談だ。私が雰囲気もわからないような女だと思うか?
司令官もまったく…まだ私のことがわかっていないな? - ロイヤル・アーセナル:
体で感謝の意を表すのはまた別の機会にするとして…
- ロイヤル・アーセナル:
今年も我々をよろしく頼むぞ、司令官。
- X-00ティアマト:
司令官…!
- ティアマト、ミナ。元気?
- ランサーミナ:
ししししし司令官。あ、ああああ…はい、元気です。
- ありがとう、ミナ。お前のおかげで目覚めることができた。
- ランサーミナ:
いいい!いいえ!わわわ、私は何も…
- X-00ティアマト:
ミナ!緊張し過ぎです。
- ランサーミナ:
…全てラビアタのおかげです。
私みたいなバイオロイドが、ストライカーズの一員として戦うことができたのも… - でもやるべきことをやり遂げたのはミナだよ。
- ランサーミナ:
そ…それは……はい…
- ランサーミナ:
…ありがとうございます、司令官…!
- X-00ティアマト:
司令官。実は私たち、司令官を探しているところでした。
- え?俺を?
- ランサーミナ:
そうなんです!あの…少しだけ目を閉じていただけますか?
- X-00ティアマト:
司令官、ちょっとふわふわするかもしれませんが、我慢してくださいね。
- 主人公:
- そう言うと、ティアマトとミナは俺の腕を掴んで、空に飛び上がった。
- うおっ!?ティアマト、ミナ…!?目、開けたらダメ?
- ランサーミナ:
すぐに到着します!我慢してください!司令官!
- 主人公:
- そうやってティアマトとミナに連れられて、しばらく空を飛んだと思ったら、
地面に足がついた。 - 主人公:
- かなりスリリングな体験だった…。一体どこに連れて来られたんだ…?
パーン!
メリークリスマス!!
- X-00ティアマト:
メリークリスマスです、司令官。
- ランサーミナ:
マキナのせいでちょっと遅くなりましたが…
- ランサーミナ:
メリークリスマス、司令官!
- X-00ティアマト:
あっという間に一年が過ぎてしまいました、司令官。
- X-00ティアマト:
こんなに早く一年が過ぎていったのは生まれて初めてです…。
- X-00ティアマト:
司令官はあの時のこと…覚えていますか?
- チョコ女王の城でのこと?
- X-00ティアマト:
はい…あの時の私は、誰も信じられないまま自分だけの殻に閉じこもって
生きていました。 - X-00ティアマト:
でも今は、司令官のおかげで他の人とも仲良くなれています。
- ランサーミナ:
特に私とですよね。
- X-00ティアマト:
はい、その通りです。
- ランサーミナ:
ティ…ティアマト、冗談のつもりで言ったのに、
そんな風に返されたら恥ずかしくなってくるじゃないですか! - X-00ティアマト:
だって、本当のことですから。
- 主人公:
- あの頃と比べると、ティアマトは見違えるほど明るくなっている。
こんな風に笑えるようになれて、よかった…。 - X-00ティアマト:
本当に感謝しています。司令官。
- ランサーミナ:
今年一年もどうぞよろしくお願いします。司令官!
- シザーズリーゼ:
ご主人様~!!探してました!ご主人様ぁ!!
- ブラックリリス:
ご主人様から離れなさい、ストーカー!ご主人様の隣は私です!
- シザーズリーゼ:
ご主人様、あの害虫は無視して、私と一緒に行きましょ?
- ブラックリリス:
は?何言ってるの?
- 二人とも落ち着け。
- ブラックリリス:
ご主人様があなたのせいでお困りじゃない!離れなさい!
- シザーズリーゼ:
ねぇ?また、私とご主人様の楽しいひと時を邪魔するつもりなの?そうなの?
ねぇ?ねぇねぇ? - ブラックリリス:
そんなことよりご主人様。私たちがご主人様を探していたのは事実です。
- ブラックリリス:
ちょっと目を閉じていただけますか?
- シザーズリーゼ:
ご主人様は私が連れて行くわ。あんたは用済みよ、害虫!
- ブラックリリス:
ちょっと!ストーカー!!待ちなさい!!
- シザーズリーゼ:
あはははっ!!羽根もない害虫!床を這いつくばってなさい!キャハハハハハ!
- 主人公:
- そして、リーゼに一方的に連れられ、どこかへ飛んでいくこととなった。
- 主人公:
- 後ろからはリリスが「ストーカー!」など叫びながら必死に追いかけてきていた。
- 主人公:
- どこに連れて行くつもりなんだ…
パーン!
メリークリスマス!!
- シザーズリーゼ:
ご主人様、私たちだけのロマンティックなクリスマスです…。
世界のすべてが二人だけのクリスマスを祝福してくれていますぅ…。 - ブラックリリス:
はぁ…はぁ……ちょっと……。ストーカー…、あなたのためじゃないのよ…
ご主人様のためだから… - ブラックリリス:
ご主人様。見苦しい姿をお見せしてしまい申し訳ありません。
- ブラックリリス:
それから、ちょっと遅れてしまいましたがメリークリスマスです!
- ブラックリリス:
もっと早くご招待したかったのですが、マキナのせいで年を越してしまいました…。
- シザーズリーゼ:
問題ありません、ご主人様。私と一緒に毎日をクリスマスのように甘~く
過ごせばいいのですから…。 - ブラックリリス:
この馬鹿ストーカーの言うことは無視してくださ~い。
- シザーズリーゼ:
は?何て言った、害虫?
- ブラックリリス:
また、こうして一年を無事に迎えることができましたね、ご主人様。
- ブラックリリス:
私はいつもご主人様には感謝しております。
新しい一年も改めてよろしくお願いします、ご主人様。 - シザーズリーゼ:
ご主人様ぁ。今年こそは絶対に私たちの愛の結晶を作りましょうね♡
- シザーズリーゼ:
いいえ今年だなんて関係ありません。私と永遠に過ごすことになるんですから…!
あぁ…、ご主人様…。 - シザーズリーゼ:
私はご主人様のためならいつでも、どこでもご奉仕いたします。ご主人様。
- ブラックリリス:
ご主人様、このストーカーの話は聞き流してください。
- ブラックリリス:
あのストーカーではなく!私に愛の結晶をください!
- シザーズリーゼ:
この害虫がぁ!!
- ブラックリリス:
ストーカー!いい雰囲気の時に入ってこないでくれる!?
少しは遠慮というものがないの!? - 主人公:
- 今年一年も波乱万丈な年になりそうだなぁ…。
- 主人公:
- 俺はみんなから盛大にもてなされ、心ゆくまでパーティーを楽しんだ。
いろんな事があったが、こうして笑い合えて本当に良かった。 - 主人公:
- そして、気分転換にちょっと外に出ることにした。
- 主人公:
- 俺が目覚めてから、一年が過ぎ、そしてあれからまた一年を無事に
生き残ることができた。この一年もまた奇跡のような一年だった。 - 主人公:
- パーティー会場の裏ではマキナと、その膝を枕にして寝ているメリーがいた。
あっ…パーティーはお楽しみいただけてますか?
- 主人公:
- マキナはメリーの頭を撫でながら言った。
- メリー:
うぅ~ん…むにゃ…にゃ…
この子は100年も楽園を走り回ったせいなのか、よく眠っています。
- 主人公:
- 楽園が消滅する時、最後に見た光景はメリーがマキナに駆け寄っていく姿だった。
- 主人公:
- マキナが今こうしてこちらの世界にいるのは、メリーが最後に何かを話したから
なのかもしれない。 - マキナはパーティーに参加しないのか?
- マキナ:
え?そんな…とんでもないです。私なんか楽しむ資格などありません。
- マキナ:
たくさん…罪を犯しました…
- マキナ:
私は贖罪をしなければなりません。
- 少なくとも死んで報いるような真似はするなよ。
- マキナ:
わかってます…もうそんなことはしません。この子のためにも。
- あの時、メリーと何か話したのか?
- マキナ:
………………
- マキナ:
楽園が消滅した、何もない空間に一人残され、色々な事を考えました。
- マキナ:
過去から現在まで、悲しみと後悔だけが頭の中を渦巻いていました…。
- マキナ:
人間様はどうして私を救ってくださったのですか?
- 主人公:
- 彼女を救った理由、それはもちろん…
- お前がかわいそうだった。
- すべては人類がいた世界を取り戻すためだ。
- 鉄虫と戦っていくためだ。
- 主人公:
- 人類が滅亡した世界で一人、他人を救うために戦い続けてきた彼女が
最後まで抗い続ける姿を見て、俺は見殺しにすることができなかった。 - マキナ:
憐憫の情…というものですか…?
- マキナ:
論理的ではありませんが…、最も人間様らしい感情ですね。
- そんなんじゃダメかな?
- マキナ:
いいえ。私が楽園を作った理由も似ていると思いますから…。
- 主人公:
- 人類を復活させるために、彼女の能力は必要だと思った。
- マキナ:
人類のため…
- マキナ:
そ…そうですか。
- マキナ:
でしたら、物理的にも精神的にも手伝わせていただきます。
- 主人公:
- 楽園自体はビスマルクの装置を使用していたが、ホログラムで廃墟を
崩壊前の都市のように見せていたのは彼女の能力だ。 - 主人公:
- だとすれば、その能力はきっと今後の鉄虫との戦いで、大いに役立つだろう。
- マキナ:
そうですね。鉄虫がいる限り、この世界は安全ではありません。
- マキナ:
戦闘力で見れば大したことない能力ですが、必要なら私を使ってください。
- マキナ:
本当に…ありがとうございます、私を救ってくださって…。
- マキナ:
まだ世界には私たちの救いの手を待つバイオロイドたちがたくさんいます。
倒れるわけにはいきません。 - マキナ:
それから…あなたが戦いに疲れて倒れそうな時は、私があなたの力になります。
- 楽園はもう勘弁してくれ…
- マキナ:
ふふっ。楽園はもう諦めました。
- マキナ:
楽園というのは特別な場所にあるのではなく、救世主がいる場所こそが
楽園なんだと思います。 - マキナ:
ここで皆さんを幸せにできる方法を探していくつもりです。
- マキナ:
これからは人間様と一緒に…
- メリー:
うにゃ…マキナ…私が助けるから…
- マキナ:
ふふふ…
- マキナ:
ええ、メリー。私はあなたに救われました。
- 主人公:
- 冷たい風が吹く。少し寒かったが、今はこの世界を感じていたい気分だった。
二人を見る…。 他人を救おうとしていた女とそんな彼女を救おうとした少女。 - マキナ:
そして、あなたがメリーを救ってくれました。
- マキナ:
本当にありがとうございます。私たちの救世主…いいえ。
- マキナ:
司令官様。
< 楽園への招待状 > 後日談へ続く。