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Transcription
- 主人公:
- 俺はオルカ号から降りて、都市を見て回った。
- 主人公:
- 今となっては廃墟と壊れた機械しか残っていなかったが、
都市に残った資源は利用可能であったため積載作業を行っている。 - エキドナ:
あなた、こんなとこにいたのね。
- エキドナ:
ふふ。またあてもなくフラフラしてたのかしら?
- よっ、エキドナ。
- 主人公:
- 溜まった業務とパーティーの準備に追われたせいで、
エキドナとは楽園で会って以来、こっちの世界で会ったのはこれが初めてだった。 - ん…?そういえばエキドナ…
- エキドナ:
どうしたの?
- エキドナもあのビルに入ったよな?
- エキドナ:
ふふふ。そうよ…今日はその話をしに来たの。
- 主人公:
- エキドナは少し興奮しているような顔つきで俺に近づいてきた。
- エキドナ:
あの建物の一室で気が付いた私たちは、それぞれ分かれて
あなたを探すことにしたわ。 - エキドナ:
だけど、私は建物の中で道に迷ったのよ。そうしたらAGSが突然暴れ出して、
偶然入った部屋ではバーバリアナが寝ていて… - エキドナ:
どーして!私だけを…置いていったの!
- ごめん、エキドナ。
- 主人公:
- あの時は余裕がなくてエキドナを探しに行ける状況ではなかった。
- エキドナ:
ふん、しかも目が覚めたらあなたはマキナを許すとか言い出すし…
まぁ、話は全部聞いてるけど。 - エキドナはずっと俺を探していたのか…
- エキドナ:
…ついでにレストランに寄ってみたけれど…。
はぁ…あそこは確かに楽園と呼ぶに相応しい店だったわね。 - 主人公:
- あの騒動の中、エキドナの姿が見えなかった理由がわかったが黙っておこう…。
そんなことを考えていると、空から黒い物体が急降下して、 ふわりと目の前で停止した。 - RF87ロク:
司令官閣下。こちらにいらっしゃいましたか。
- チョっ…、ロク!
- 主人公:
- 楽園から目覚めたロクは3日間、誰もいない部屋の隅っこで小さくなって
過ごしていたそうだ…。 - もう大丈夫なのか?ロク?
- RF87ロク:
はい、閣下。私にそのようなことを尋ねる必要はありません。
私は特に整備が必要なレベルの損傷は受けておりませんので。 - RF87ロク:
ただ、ご心配をおかけしたこと…深くお詫び申し上げます。
- RF87ロク:
それから、もう一つお詫びしたいことがございます。
楽園で完全に覚醒した時のことです。 - RF87ロク:
私の隣ではタイラントが怒り狂い、暴走していましたが、その時私は…
あることに苛まれ…何も考えることが出来なくなっていました。 - RF87ロク:
AGSである私が何故、仮想世界で幻覚を見せられ、
そして、すぐに目を覚ませなかったのだろうか?…と。 - RF87ロク:
私は自身をバイオロイドよりも優れた存在だと思っておりました。
しかし、私は結局…A.I.が電気信号を回路に流し、体を動かすAGSです。 - RF87ロク:
生物も同じではないのかと疑問に思われるかもしれませんが、
我々AGSと生物のそれは少々異なります。そのはずです。 - RF87ロク:
私の「体」とは何なのでしょうか…?
私のA.I.が構成している「私」とは何なのでしょうか…? 私とバイオロイドの違いとは何なのでしょうか? - エキドナ:
そんなの、栄養の摂取が必要か必要じゃないかくらいの違いじゃないの?
- RF87ロク:
…本当にそれだけなのでしょうか…?
- RF87ロク:
いずれにせよ、私はその思案の牢獄に囚われ、あろうことか閣下を
助けに参上することができませんでした…。 - いいんだ、ロク。
- 主人公:
- ロクがそんな複雑な悩みを抱えていたなんて…何と言えばいいのだろう…。
- RF87ロク:
そして、緑色の髪の…バイオロイドを助けたところ、
私のことを幾度もチョロンと呼びまして…。 - バニラのことか。
- RF87ロク:
はい…。実はそのことでも…悩んでいました。
- ふむ。
- RF87ロク:
楽園はAGSの欲望までをも叶える空間でありました。
ですが…私は昔の主人であるアンヘル公も兄弟の幻も見ることはなく…。 - RF87ロク:
私の欲望は…私のA.I.の最奥に秘されていた私の欲望は…
チョロン…閣下のペットになることだったのでしょうか…? - いや、あれはマキナが勝手に作った設定に過ぎない。
- RF87ロク:
そうだったのですね…ありがとうございます、閣下。
お陰で疑問が一つ解決しました。 - エキドナ:
ねぇ、AGSってここまで悩むものなの?
- ロクは特別だからな。
- RF87ロク:
バニラ、あの女性バイオロイドは自分にもボリのようなペットが
できたのだからと、暴れるタイラントのそばを離れようとしませんでした。 - そ…そうだったのか…?
- 主人公:
- バニラはコンスタンツァのボリが羨ましかったのか…
- エキドナ:
あの女、怖いもの知らずね…?も…もちろん私も平気だけど?
- RF87ロク:
閣下、疑問は解決しましたが…一つだけお願いをしてもよろしいでしょうか?
- 何かな?ロク。
- RF87ロク:
あれからしばらく駆動していなかったので…私もそろそろ戦闘員として
復帰せねばと思っております。 - RF87ロク:
閣下さえ許可してくだされば、この周辺の鉄虫を殲滅してまいります。
- そういうことなら許可するよ、ロク。
- 主人公:
- ロクの戦闘力なら鉄虫が相手でもなんの心配もない。
- RF87ロク:
ありがとうございます、閣下。では、バイオロイドの方たちが使う表現を
真似いたしまして、少し散歩してまいります。 - RF87ロク:
もしよろしければ、エキドナ、あなたも一緒にどうですか?
- エキドナ:
う~ん。それもいいけれど、私はここ最近、我慢させられてきたモノを、
思う存分食べないといけないのよね… - 主人公:
- エキドナは妖艶な目つきで俺を見てきた。
- RF87ロク:
食べ物ですか。それなら私が珍味と呼ばれるものを知っています。
もし一緒に行くのならご案内いたします。 - エキドナ:
えっ!?ち、ち、珍味?本当?行く、行くわ!
- いってらっしゃい、エキドナ。
- エキドナ:
ちょっと行ってくるから、あなたはお風呂に入って待ってなさい!
- 主人公:
- ロクはエキドナを乗せて空へと飛んでいった。