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主人公
- こちらに向かっていた鉄虫は全て倒せたが、突然の襲撃で俺たちも被害を受けてしまった。例えば…

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  1. 主人公:

    - こちらに向かっていた鉄虫は全て倒せたが、突然の襲撃で俺たちも被害を受けてしまった。例えば…

  2. EB-48Gフレースヴェルグ:

    そんな…あれだけ準備してきたのに…演劇用のステージが…!!

  3. クノイチ・ゼロ:

    フレースヴェルグ、そう落ち込むな。拙者たちも同じ想いでござる。

  4. EB-48Gフレースヴェルグ:

    どうしましょう…お二人も本当に一生懸命演技の練習をしてくださってたのに、申し訳ありません…。

  5. クノイチ・カエン:

    演劇、ステージじゃないと…だめ?殿に、見せたい。

  6. EB-48Gフレースヴェルグ:

    だめです…ステージがないと観客全員に見えませんし、色々な演出効果のセットも壊れてしまったし…

  7. EB-48Gフレースヴェルグ:

    司令官様。残念ですが…私たちの演劇はまたの機会に延期しても、よろしいでしょうか…。

    1. …それでいいのか?フレースヴェルグ。
  8. EB-48Gフレースヴェルグ:

    はい…。非常に残念ですが…仕方ありません。元来作戦というのは思った通りにならないものですから…。

  9. EB-48Gフレースヴェルグ:

    次の機会に必ずしっかりしたものをお見せいたします。

  10. メリー:

    ちょっと待ってください!

  11. メリー:

    …ステージさえ何とかしてくだされば、演出は私たちが何とかできます!せっかくここまで準備されたのに…もったいないですよ!

  12. EB-48Gフレースヴェルグ:

    ですが、絵だけでは…まさかマキナさんの…?

  13. メリー:

    そうです、マキナが力を貸してくれれば、きっと大丈夫です!

  14. マキナ:

    私が…ですか?

  15. メリー:

    マキナ、私たちの能力はみんなを幸せにするために生まれた。だから今がその時だと思う。一緒にやろう!

  16. マキナ:

    …わかりました、メリー。

  17. マキナ:

    司令官様、お許しいただけるのなら…みなさんの力になってもよろしいでしょうか…

  18. EB-48Gフレースヴェルグ:

    う~ん…確かにマキナさんの能力ならいけるかもしれません。でも…私たちは彼女の能力で危険な目に遭ったばかりで…みなさんがどう思うか…

  19. マキナ:

    私は舞台の裏に隠れて姿を見せません。全ては私のせいで起きたことです。私に責任を取らせてくれませんか?

    1. わかった。責任、取ってきな。
  20. マキナ:

    本当にありがとうございます…司令官様…

  21. 主人公:

    - ステージの前にはオルカの隊員だけでなく、楽園から目を覚ました人たちまで、大勢集まって演劇が始まるのを待っていた。

  22. 主人公:

    - そして、ついにステージ上のカーテンが開き、華やかな照明と共にクノイチ姉妹が登場した。

  23. クノイチ・ゼロ:

    やっと追いついたぞ!仮面剣士。

  24. クノイチ・カエン:

    お前、何者?

  25. クノイチ・ゼロ:

    くノ一…。今はゼロと名乗っておる!

  26. クノイチ・カエン:

    興味、ない。

  27. クノイチ・ゼロ:

    待て!

  28. -:

    < チェンッ! >

  29. 主人公:

    - ゼロがカエンに向かってクナイを投げると、カエンは不思議な動きで剣を引き抜き、クナイを叩き落とした。

  30. クノイチ・ゼロ:

    そ、その動きは…!?

  31. クノイチ・ゼロ:

    貴様…どうしてムラサキ流を!?正体を現せ!

  32. クノイチ・カエン:

    今宵は月が、暗い。

  33. クノイチ・カエン:

    誰かが消えても。わからない。

  34. クノイチ・カエン:

    ここで、消えろ、クノイチ…ゼロ。

  35. 主人公:

    - 闇の中で二人の刀がぶつかり合う光だけが煌めく。

  36. マキナ:

    ここで月の光を少しだけ上に上げて…

    1. 上手くいってる?マキナ。
  37. マキナ:

    司令官様!?ふふっ。ここは舞台の裏ですよ?

    1. 心配になって見に来た。
  38. マキナ:

    司令官様のために皆さんが準備した舞台ですからね。失敗なんてできません。それより、いいんですか?

    1. クライマックスまでまだ少しあるからね。
  39. 主人公:

    - カーテンとステージを除けば全部ホログラムだが、マキナとメリーが即席で作った劇場は完璧な外観だった。

  40. マキナ:

    こんなにたくさんの人たちが…笑顔で集まっている光景は初めて見ます。

    1. これからはたくさん見れるさ。
  41. マキナ:

    本当にそうなんでしょうね…。

  42. マキナ:

    ここで皆さんを幸せにする方法を探すと言いましたけど、まだまだ私には知らなかったことがたくさんあるようです。

  43. クノイチ・ゼロ:

    貴様とは話しても無駄のようでござる…!

  44. クノイチ・ゼロ:

    ならば、見せてやろう!真のムラサキ流を!

  45. 主人公:

    - そろそろ物語も山場に差し掛かってきた。俺も観客席に戻らないと。

  46. クノイチ・カエン:

    私の刀は。風を…燃やし。雷を…斬る。

  47. クノイチ・ゼロ:

    奥義!雷神一閃!

  48. クノイチ・カエン:

    秘技。火神降臨。

  49. 主人公:

    - 二人のクノイチの大技がステージ上で激しくぶつかる……!

  50. EB-48Gフレースヴェルグ:

    ひ、火!火事!?

  51. 主人公:

    - 二人から放たれた雷と炎がカーテンに引火し、ステージは炎に包まれた。

  52. EB-48Gフレースヴェルグ:

    マ…マキナさん、これはまさか本物そっくりのホログラムか何かでしょうか!?

  53. マキナ:

    いいえ、私は戦闘シーンは何も…

    1. サーペントを呼んでくれ!
  54. EB-48Gフレースヴェルグ:

    はい、司令官様!

  55. クノイチ・ゼロ:

    ふっ、マキナ将軍の能力には驚いた!まるで本物の炎に包まれているようでござる!

  56. クノイチ・カエン:

    ゼロ、続ける?

  57. クノイチ・ゼロ:

    もちろん!演技を続けるでござるよ~!

  58. 主人公:

    - 二人は炎を気にすることなくステージの上で戦い続けた。まさしく渾然一体…さすがは伝説のバイオロイド…。

    1. みんな避難しろー!!
  59. メリー:

    マキナ!大変!早くドローンを回収して!ここも危ないよ!

  60. マキナ:

    はははははっ。人生って何が起こるかわからないものなのね。メリー。それに…アン博士…

  61. マキナ:

    司令官様、私が言ったこと…覚えていますか?楽園というのは特別な場所にあるのではなく、救世主がいる場所こそが楽園なんだ…って。

  62. マキナ:

    ここが本当の楽園なのかもしれません。

  63. マキナ:

    私を楽園へ招待してくれて…本当に感謝します。司令官様。

  64. < 楽園への招待状> END