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Transcription
- LRL:
「余は奥深い深淵、闇の中で生まれた者…
太古の闇の中で黒い孤独と戦いながら、そなたたちを待っている。」 - コンスタンツァS2:
久しぶりね、LRL。元気だった?ここで会えてよかったわ。
- LRL:
LRL?くっ!余の世俗での名前を軽々しく言うとは…
余の真の名はサイクロプスプリンセス…黄金に光る眼を持った… - P/A-00グリフォン:
何言ってるの?あんたはただの灯台配属のバイオロイドでしょ?
それはそうと本部からよく逃げてこられたわね。 - LRL:
うっ、お前は余の前世、余が真の名に目覚める前、
余を苦しめていた悪党ではないか。 逃げるなどの表現は余には不釣り合いだ。この高貴な余は…… - P/A-00グリフォン:
…余計なことばっかり言ってると怒るわよ。
いつここに来たのかって聞いてるんだけど? - LRL:
くぅ…
- P/A-00グリフォン:
早く!
- LRL:
ひん…ラビアタが余は歩くのが遅いから先に行って隠れてろって。
少し待ってればコンスタンツァたちが助けてくれるからって… - コンスタンツァS2:
それで昔いた灯台に隠れていたのね。無事で何よりだわ。
モールス信号を送ったのは賢明な判断よ。 内容はちょっと…あれだったけど… - LRL:
ふっふっふっ。
数千年を生きた余の知性をお前たち愚民が理解できるだろうか。 それはそうと余のアカシック信号を解釈するとはなかなかやるな。 - P/A-00グリフォン:
はぁ?アカシック?ただのモールス信号だったんだけど?
あんた今もあの変な昔の本とか漫画とか読んでるの? - LRL:
今なんて言った!?変な本じゃないんだけど?
昔はベストセラーだったんだから! あんたは単細胞で本なんて読まないから分からないかもね? - P/A-00グリフォン:
何だってぇ!?このぉ~~!
- コンスタンツァS2:
ちょっと二人とも、それくらいにしましょう。
ご主人様の前で恥ずかしくないの?挨拶もしないで。 ご主人様、この子は灯台勤務用バイオロイドのLRLです。 - LRL:
その名前で呼ぶのやめてくれない?
サイクロプスプリンセスと呼んでちょうだい。 - LRL:
ところでそのご主人様?だけど、えっ、よく見たら…
余たちとちょっと何か違うような? え?まさか…うそ、これがあの「人間」なの? - 人間だ!会えて嬉しいぞ!
- ククク…お前が私の真の姿を見破れるだろうか?
- LRL:
うわぁ!初めて見る!
- LRL:
…くっくっくっ…ついに人間の眷属まで手に入れるとは。
- コンスタンツァS2:
きちんと挨拶しなさい。
- LRL:
…はじめまして。余の名はサイクロプスプリンセスである。くっくっくっ…。
…これでいい? - P/A-00グリフォン:
くっくっくっ…は余計よ。それにあんたの名前はLRLでしょ。
偽名使おうとしないでくれる? - LRL:
偽名じゃないんだけど?真の名なんだけど?
- LRL:
ふっふっふっ…よくよく考えてみれば…
下等なお前に真の名を教えたところで意味のない事だ。 - P/A-00グリフォン:
好き勝手言ってくれて…ったく…
まぁこの子とも合流したことだし、この先の暗い道は心配ないわ。 この辺の監視員だったんだから地形にも詳しいだろうし。 - P/A-00グリフォン:
ねぇ、今でも地下に行くための鍵はあんたが管理してるの?
地下に「あれ」まだあるよね? - LRL:
「あれ」と言うとレビアタンのこと?
- P/A-00グリフォン:
レビアタン?またいつもの理解不能な設定ね…そうそう、それそれ。
- LRL:
設定じゃなくて本当の名前なんだけど?
鍵は余が持ってるけど…本当に「そこ」に行くつもり? 本格的に稼働するの? - P/A-00グリフォン:
そうよ。これからは「そこ」で過ごす予定よ。
- LRL:
そうなの?…だったらついて来て。地下のエレベーターのドアを開けてあげる。
一人で行くのが怖くてちょうどよかっ…じゃなくて、 みんなで行った方が楽しいかと思って待ってたの。 - (エレベーターで下がっていく。)
- LRL:
さすが…真祖の香りが感じられる。
普通の者には分からないだろうが…… 2億年を生きてきたプリンセスの余には分かる…… - P/A-00グリフォン:
そんなに遡っちゃうの?2億年前は恐竜もまだ出てきてないけど?
嘘つくならちゃんと調べてからにしなさいよ… ちょっと人間、あんたまでどうしたの?あの子の変な病気でもうつった? - P/A-00グリフォン:
さっさと挨拶しなさいよ。
一回相手してやったら最後まで付き合わされるわよ? - 人間だ!会えて嬉しいぞ!
- P/A-00グリフォン:
ど~だ人間!?へへへっ!すごいでしょ?最高でしょ?
これぞまさしく居住型潜水艦オルカ1号よ。 - この潜水艦が「あれ」なのか?
- P/A-00グリフォン:
そうよ。これから私たちが住む場所よ。
元々はラビアタがバイオロイド基地として作ったんだけどね。 人間よかったじゃない!こんな大きな船をもらえて! - コンスタンツァS2:
試験航海はまだですが、シミュレーションは終わってるし
特に問題はないと思います。 よかったですね。この潜水艦に乗っていれば鉄虫ももう追ってこないでしょう。 - どうしてだ?どうして鉄虫が追いかけて来れないんだ?
- 軍用潜水艦みたいだな?
- P/A-00グリフォン:
そんなことも知らないの?鉄虫は海が嫌いなのよ。
あいつらの体は全身金属だから海水を忌み嫌ってるの。 - P/A-00グリフォン:
金属は塩水に弱いって言うじゃない?
- 金属?錆びそうには見えなかったけど?
- P/A-00グリフォン:
もしくはただ単に海が嫌いなのかも…もう、私もよく知らないってば。
とりあえず安心して休める場所が見つかったことが重要でしょ? もうヘトヘト… - コンスタンツァS2:
はい。ご主人様。ひとまずは中へお入りください。
グリフォンの言う通り、今私たちには休息が必要です。 一休みいたしましょう。 - P/A-00グリフォン:
人間、意外と見る目があるのね。その通りよ。
これは軍用に使っていたオルクス級の原子力潜水艦なの。 それに住居施設を増設して改造したってわけ。 - P/A-00グリフォン:
深海潜航能力に優れているうえ、
基本的には核融合方式だから海水を自動的に分解して動くのよ。 - P/A-00グリフォン:
深海にいれば空気の補充も電力の補充も数年間は不要になる。
どんなにすごい鉄虫にだって見つからないはず。 見つかったとしてもどうせ海の中には来れないだろうし。ツイてるわ。 - LRL:
深い海…深淵…その恐怖を知らないが故の愚かな発言であるな。
くっくっくっ… 凡人があのコズミックでホラーブルな感覚を理解できるわけない。 - P/A-00グリフォン:
な、何?コ…コズミックホラーブルだか何だか知らないけど、
そんなのどうでもいいわ。 魚とか海底を見たりするのは楽しそうだけど。 - コンスタンツァS2:
グリフォン、何か楽しそうね?
- P/A-00グリフォン:
どこが楽しそうなのよ?そのただ…新しい経験だから
一度くらい体験してもいいんじゃないかなって… ただそれだけよ。 - P/A-00グリフォン:
それに…鉄虫が私たちを追いかけてこれないってだけでも
色々メリットがあるし… - どうしてだ?どうして鉄虫が追いかけて来れないんだ?