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Transcription
- P/A-00グリフォン:
う…あの姿はいつ見ても気持ちが悪い。
こんなことならここに来る必要なんてなかったのに… - あれが感染というものなのか?
- コンスタンツァS2:
そうです。機械…正確には電子回路AIに鉄虫の幼虫が寄生します。
寄生と同時にAIは自らに対する統制権を失い鉄虫となります。 - コンスタンツァS2:
この幼虫は見つけるのがとても大変で一番の脅威なんです。
特にロボットにおいては… - コンスタンツァS2:
グリフォン、念のために周辺の偵察をお願いするわ。
まだ幼虫たちが隠れているかもしれないわ。 - P/A-00グリフォン:
分かったわ…
- コンスタンツァS2:
それからご主人様。ポップヘッドから報告があるそうです。
少々お時間よろしいでしょうか。 - どうした?
- SD3Mポップヘッド:
やっとボクの番か。報告の順番を待っていた。
- SD3Mポップヘッド:
幸いにもボクの部隊は全滅を免れた。生存者が残っていたようだ。
どういうことか説明するよ。フォールン、こっちに来てくれ。 - SD3Mポップヘッド:
この個体はCT 2199Wフォールン、
普段はコードネームのフォールンと呼ばれる個体だ。 - CT2199Wフォールン:
よくわからない機械音が鳴る。
- コンスタンツァS2:
あら?フォールンの様子が…もしかして故障ですか?
- SD3Mポップヘッド:
歓迎すると言っている。
残念なことにこの個体は言語モジュールが故障している。 - SD3Mポップヘッド:
でも心配は要らない。
通信ポートは正常だからボクを経由して過去の出来事が再生できる。 - CT2199Wフォールン:
よくわからない機械音が鳴る。
- SD3Mポップヘッド:
そんなことないよ、フォールン。オメガ産業に比べればBR重工業の技術力は二流だ。
BR重工業の技術がもっと優れていたならば君の言語モジュールも故障しなかったはず。 - CT2199Wフォールン:
騒々しい機械音。
- SD3Mポップヘッド:
無駄な信号は通訳する意味がなさそうだ。
必要と思われる内容だけ通訳するよ。 技術力はオメガ産業の水準だしね。 - CT2199Wフォールン:
長い機械音。
- SD3Mポップヘッド:
前半部分は省略するとして…
フォールンが伝えたい情報はこういうことだね。 部隊が襲撃された後、最初はそれなりに対抗できていた。 - SD3Mポップヘッド:
ところがボクたちはそれが奴らの罠であることに気づかなかった。
- SD3Mポップヘッド:
反撃が可能な状況になり、
指揮官ロボットが出てきて攻撃命令を下した時に問題が発生した。 - SD3Mポップヘッド:
その瞬間、突然鉄虫側にものすごく巨大な奴が現れて、
指揮官ロボットを何だっけ?えーと、そ…狙撃したらしい。 - SD3Mポップヘッド:
一撃で破壊されるなんて思ってもみなかったよ…
結局は指揮官ロボットが破壊され混乱に陥り、 その隙に鉄虫の幼虫たちが現れてロボットたちを感染させたんだ。 - CT2199Wフォールン:
機械音。
- SD3Mポップヘッド:
情報はこれですべてだと言ってる…
あの巨大な鉄虫の個体が気になるな。 コンスタンツァ、何か思い当たる節はない? - コンスタンツァS2:
それはつまり連結体のことですか?
- 連結体?
- コンスタンツァS2:
はい…他の言い方で言うならば指揮官ですかね?
大将の役割をする鉄虫とでも言いましょうか。 大抵一つの部隊につき一個体程度いますね。 - コンスタンツァS2:
やはり…これに関してはいくつかご報告した方がよさそうです。
直接お会いしてお話した方がよさそうですね。 ご主人様、帰還を命令してください。