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Transcription
- 主人公: - 俺はマングースチームと一緒に突入したカメラドローンで 作戦の様子を見守っていた。 
- 主人公: - 研究所の内部はまさに陰鬱という言葉がぴったりの雰囲気だった。 そしてさらに奥に進めば進むほど、その濃度は濃くなっていく…… 
- T-14ミホ: ここ……サイアク…… 
- T-14ミホ: これ……本当に研究なんかしてたの……? 
- T-60ブルガサリ: ウッ!?!? 
- AS-12スチールドラコ: どうした!? 
- T-60ブルガサリ: あ、あれって…… 
- T-60ブルガサリ: ……っ……ううん。そ、それよりさ…… 
- T-60ブルガサリ: ド、ドラコ……売店に新しいお菓子が入ったの知ってる…?み…見た? 
- 主人公: - ドラコが生体実験の跡を見ないようにブルガサリが話題を振った。 それにしても…… 
- C-77紅蓮: (生体実験というのは……動物ではなく……) 
- C-77紅蓮: (バイオロイド……?) 
- P-24ピント: …… 
- T-14ミホ: ピント? 
- P-24ピント: 何? 
- T-14ミホ: 大丈夫? 
- P-24ピント: ……うん。 
- 主人公: - ピントはそれ以上何も言わなかった。 
- 主人公: - しかし、ミホ達は彼女が今どういう心情なのか分かっているはずだ…… 
- 主人公: - 正義に対して強迫観念がある彼女にとって、この光景は許し難いだろう。 
- 主人公: - 戦争をしている俺達にとって酷い光景というのは日常だ。 
- 主人公: - だが……この光景は「酷い」の一言で済ませていいものではなかった。 この悪意に満ちた光景は…… 
- C-77紅蓮: ピント。 
- P-24ピント: はい。 
- C-77紅蓮: 私を見てください。 
- C-77紅蓮: 私達を…… 
- C-77紅蓮: 家族を見てください。 
- P-24ピント: …… 
- P-24ピント: はい、お母さん。 
- 主人公: - ピントは大きく深呼吸をして笑った。 
- 主人公: - いつもの元気な笑顔ではなく、少し苦しそうに…… 
- 主人公: - それを見て笑う紅蓮達も少し苦しそうだった。 
- C-77紅蓮: 皆さん辛いでしょうが、頑張りましょう。 
- C-77紅蓮: あとはターゲットを確保するだけです。 
- C-77紅蓮: そして、デルタに一泡吹かせましょう 
- ???: …… 
- AS-12スチールドラコ: お母さん!危ない!! 
- C-77紅蓮: ドラコ!? 
- AS-12スチールドラコ: 大丈夫!盾で防いだ! 
- P-24ピント: ターゲットを追跡します! - 待て!
 
- C-77紅蓮: 待ってください!司令官の命令です! 
- C-77紅蓮: はい、司令官。 - 追いかけるな。これは……
 
- 主人公: - 罠だ…… 
- 主人公: - ターゲットを見つけ、追いかけた先には必ずAGSとマリオネットで 構成された部隊がいる。わかりやすいほどに明らかな罠…… 
- 主人公: - 罠とは分かっている……分かっているが、デルタの副官という餌は あまりに魅力的だ。 
- 主人公: - しかし、罠と分かっていながら彼女達を先に進ませる程では…… 
- C-77紅蓮: 司令官。 
- C-77紅蓮: 今ターゲットを逃せば、後に大きな危険となってオルカに返って来るでしょう。 
- C-77紅蓮: 私たちはオルカのマングースチームです。信じてください。 
- C-77紅蓮: 追撃続行の許可を。 - ……
 
- 主人公: - 紅蓮たちマングースチームが俺を見る。 その顔はすでに覚悟が決まっている顔だった。 
- 主人公: - 覚悟できていなかったのは俺の方だったか…… - 紅蓮。
 
- C-77紅蓮: はい。 - デルタの副官は生きていればそれでいい。目標への攻撃を許可する。
 
- C-77紅蓮: ありがとうございます、司令官。 
- C-77紅蓮: マングースチーム。 
- C-77紅蓮: 追跡を続行します。 
- C-77紅蓮: ターゲットへの攻撃許可が下りました。 どんな手段を使ってもターゲットを確保します!