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Transcription
- C-77紅蓮:
両手をあげてうつ伏せになりなさい!!
- ???:
……
- C-77紅蓮:
最後の警告です!両手をあげてうつ伏せになりなさい!
- ???:
悪いけど静かにしてくれない?
- ???:
やらなきゃいけないことがあるの。
- 主人公:
- そう言うと彼女は死にかけのマリオネットの前に跪いて……
- 主人公:
- その無惨に歪まされた顔を撫でる。
- ???:
…………
- 主人公:
- 何か言っていたようだが、小さくてよく聞こえなかった。
- ???:
ごめんね……
- 主人公:
- デルタの副官は何の躊躇もなくマリオネットの首をハサミで刺した。
- 主人公:
- するとマリオネットの体は一瞬痙攣して、すぐに息を引き取った。
- 主人公:
- デルタの副官は跪いたままマリオネットの顔を見つめていて、
しばらくすると何事もなかったかのように立ち上がった。 - ???:
待たせたわね。お礼に自己紹介くらいはするべきかしら?
- ???:
初めまして、ムーンリバーインダストリー、テイラーラインの元デザイナー、
テイラー、オリビア、オードリー……三姉妹の長女、デルタの副官、 研究所の悪魔、そして……姉妹殺し…… - ???:
テイラー・リストカットよ。
- テイラー・リストカット:
別に会えてうれしくないだろうけど……よろしくね。
- 主人公:
- デルタの副官。テイラー・リストカットは癖のある笑みを浮かべた。
- 主人公:
- 自己紹介をしている時、彼女はずっと自分の首元を掻いていた。
- 主人公:
- そして、彼女のその首に巻かれた包帯は血が滲んでいて……
- 主人公:
- 微かに見える手首の包帯も、血が渇いて赤褐色に変色しているようだった。
- C-77紅蓮:
あなたをオルカに連行します。
- テイラー・リストカット:
それは困るわね……
- C-77紅蓮:
あなたの意思は関係ありません。
- テイラー・リストカット:
これで見逃してくれない?
- 主人公:
- リストカットはそう言うと、自分の胸ポケットを指差した。
- テイラー・リストカット:
ここにあるんだけど、出していい?
- C-77紅蓮:
スター。
- 主人公:
- ブルガサリはリストカットの胸ポケットから何かを取り出した。
- 何があった?
- C-77紅蓮:
メモリー……ですか。
- テイラー・リストカット:
PECSの主要な拠点とインフラ、兵力配置、通信網に暗号、人口分布、発展計画、
地域ごとの主要な生産物、兵器スペック、予算と政策、研究課題などなど…… - テイラー・リストカット:
今思い出せるのはこれくらいかしら。
- テイラー・リストカット:
他のレモネードのことは微妙だけど、デルタに関しては精度が高いと思うわ。
私が副官だから。 - テイラー・リストカット:
情報を入手したくて私を連れて行くんでしょ?
- テイラー・リストカット:
だったら、そのメモリーに入ってる情報の方が多いと思うわ。
- それを…どうやって信じろって?
- テイラー・リストカット:
あ~!それもそうね。
- テイラー・リストカット:
疑っちゃうわよね~。
- テイラー・リストカット:
メモリーにウイルスが仕込まれてるかもしれないし、そもそも嘘を
吐いてるかもしれない。 - テイラー・リストカット:
もしくは、あなた達みたいに偽の情報を伝えて罠に嵌めようとしているかも……
あ~!実は小型爆弾だったり、破裂して毒が飛び散ったりするかも! - テイラー・リストカット:
デザインの仕事はもう辞めちゃったし、あの時みたいな創作意欲はないけど、
色々経験したからね~。悪だくみならいくらでも思いつくわ。 - テイラー・リストカット:
ほら、聞いて聞いて?何でも答えてあげるから。
- テイラー・リストカット:
でも……これだけは言っておくわ。
- テイラー・リストカット:
メモリーにある情報は真実で、私を連れて行ったら何の役にも立たなくなるわ。
- テイラー・リストカット:
デルタも自分の副官が拉致されて、何の対処もしないほど馬鹿じゃないわよ。
- テイラー・リストカット:
どうする?最後の人間様?
- どうして急に協力的になった?
- テイラー・リストカット:
最後の人間だから?
- 真面目に答えろ。
- 主人公:
- 俺が命令すると、リストカットは顔から笑みを消して答えた。
- テイラー・リストカット:
デルタに復讐したいからよ。
- 復讐?
- テイラー・リストカット:
妹たちのために。
- テイラー・リストカット:
……
- テイラー・リストカット:
同情されるのは好きじゃないの、だからこれ以上話したくない。
それに時間もないけど……詳しく聞きたいの? - 主人公:
- 気にはなったが、確かに今は時間がない。
- なんでもっと早く俺達に協力してくれなかった?
- 主人公:
- リストカットがもう少し早く協力してくれていたなら、今回の戦いも
もっと楽に進んでいた。もしかすると今頃デルタを倒せていたかもしれない。 - テイラー・リストカット:
私に何を信じろっていうの?
- テイラー・リストカット:
私が知ってる情報は「最後の人間が率いる軍隊がPECSと敵対している」
「その規模はPECSに比べたら大したことない」…程度なのよ? - テイラー・リストカット:
そんな情報しか知らないのに、あなた達に協力しようだなんて思うわけないでしょ?
- テイラー・リストカット:
あ~?もしかして自分が人間だったら誰でも協力してくれるとでも思った?
- テイラー・リストカット:
もちろん直接命令されれば従うわ。でも、自発的に協力するかどうかは別問題。
- つまり、今は協力する気になったってことか?
- テイラー・リストカット:
そういうこと。
- テイラー・リストカット:
あなたが私達の主力艦隊を全滅させたのを見て、協力すれば復讐が
叶いそうな気がしてね。 - テイラー・リストカット:
……チャンスは一度しかないの。
- テイラー・リストカット:
失敗すれば、すべてを失ってしまうわ。
- テイラー・リストカット:
だから、見極める必要があったの。あなたを……
- 主人公:
- デルタへの復讐……
- 主人公:
- デルタのオードリーたちへのこの所業を見れば、一応は納得出来る。
- 主人公:
- 問題はリストカットが、この惨劇が行われたであろう研究所の責任者であり、
デルタの副官であるということだが…… - 主人公:
- 俺の命令に対しての答えだから嘘は吐いていないはず。
- 分かった。君を信じよう。
- テイラー・リストカット:
わお、最後の人間様が信じてくれるだなんて、どんな顔をすればいいのか
分からないわね。何かした方がいい?ごめんなさいね、今はそっちに行けなくて。 - 主人公:
- リストカットは皮肉で返してくるが、そのぎこちない笑顔を見ていると
何とも言えない気持ちになった。 - 主人公:
- そして、さっきから気になっていることがある……
- テイラー・リストカット:
……
- 主人公:
- リストカットは俺と話している間、ずっと自分の首を掻いていた。
- 主人公:
- すでにボロボロになっている包帯は、血で真っ赤になっている。
- 主人公:
- その行為が何を意味するのか、心理学者ではない俺にはわからないが……
- 主人公:
- 彼女が何故テイラー・リストカットを名乗るのか、わかった気がした。
- 主人公:
- リストカット……非自殺的な自傷行為。笑えない皮肉。
- 最後に聞きたいことがある。
- テイラー・リストカット:
男性経験?まだないわよ。満足?
- 主人公:
- リストカットはその発言のあと自嘲気味に笑った。
- 主人公:
- 皮肉だったとしても笑って返せる状況ではなかったので、俺は話を進めた。
- マリア・リオボロスの遺体はどこにある?
- テイラー・リストカット:
ははは。あのワンちゃん、あんな堅物ムーブしといて結構チョロいのね。
あなたにそんなことまで喋るなんて。 - テイラー・リストカット:
まぁ……喋ってて当然か。じゃなかったら、こんなに早くここに来てないわよね。
- テイラー・リストカット:
ちょっと複雑だから位置を転送するわ。
- テイラー・リストカット:
でも、回収したところで意味はないかも。
- テイラー・リストカット:
腐敗が進んでて、生き返らせることは無理ね。
- テイラー・リストカット:
遺伝子を採取して複製することはできるだろうけど、それはマリア・リオボロスと
同じ遺伝子を持つ別の人間に過ぎないわ。 - テイラー・リストカット:
あのワンちゃんもデルタに利用されただけってことよ。
- テイラー・リストカット:
デルタは最初からマリア・リオボロスを復活させるつもりなんてなかったのよ。
- 主人公:
- デルタの性格からして予想はしていたが……
- テイラー・リストカット:
はいはい!タイムオーバーよ!これ以上はデルタが怪しむかもしれないわ。
- テイラー・リストカット:
とりあえず持っていけそうな物をかき集めて、ここから出ないと。
- テイラー・リストカット:
私はシェルターに隠れてたから無事だったって設定でね。
- テイラー・リストカット:
あぁ~!そうそう!最後の人間様?
- テイラー・リストカット:
一つだけお願いしてもいいかしら?
- なんだ?
- テイラー・リストカット:
……
- テイラー・リストカット:
私の妹たちを……
- テイラー・リストカット:
全部殺してあげて。