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Transcription
- 主人公:
- 定期的に行われるレモネード達による会議が終わり、
アルファは深くため息をついた後、話し始めた。 - レモネードアルファ:
確かではありませんが……私がデルタに成りすましていたことに
気付かれたと思います。 - 主人公:
- デルタの死亡を隠すため、技術部の力を借りてアルファがデルタに見えるよう
フィルターをかけていた。 - 主人公:
- しかし、これも完璧ではなかったか……
- 大丈夫。急ぎで準備したから仕方ないよ。
- 主人公:
- デルタが死んだ後、ヨーロッパは俺達の影響下に入った。
- 主人公:
- インフラ、資源、労働力、技術など今までとは比べ物にならないほどに勢力を
拡大したわけだが、当然いくつかのマイナスな面もあった。 - 主人公:
- まず、ヨーロッパは鉄虫の勢力圏がそれなりに大きく、オルカが手に入れたと
言える領土は鉄虫の影響が全くない地域に限定された。 - 主人公:
- このまま鉄虫の勢力圏まで吸収するか悩んだが、
大人しくなっている鉄虫を刺激してまで戦線を広げる必要はないと判断した。 - 主人公:
- それに、今のオルカに鉄虫と全面衝突できるほどの余力は残っていなかった。
- 主人公:
- 今は必要な戦闘を除き、鉄虫との衝突はできる限り避けることにした。
- 主人公:
- 次に、他のレモネードに俺達の動きがバレる危険性が高まったという点だ。
- 主人公:
- 今まではオルカ号と龍の艦隊を使って危険な状況を回避することができたが、
ヨーロッパに拠点を置いた今はそうもいかない。 - 主人公:
- もし避難するならインフラを全て放棄し、バイオロイドとAGSを全員集めて
海へ脱出する必要がある。 - 主人公:
- そして、そんな状態でデルタより勢力が強い他のレモネード達に
攻め込まれた場合、ヨーロッパの支配権を奪われてしまう。 - オメガがヨーロッパに侵攻してくる可能性は?
- レモネードアルファ:
五割以下です。
- レモネードアルファ:
今は変数が多いのでオメガもむやみに動こうとはしないはずです。
- レモネードアルファ:
いくらオメガとデルタの関係が悪いとはいえ、人類が滅亡してからこれまで
本格的な武力衝突が起きたことはありません。 - レモネードアルファ:
確信を持たない限り、オメガも無謀な行動には出ないでしょう。
- レモネードアルファ:
それと、意外かもしれませんがガンマという存在が抑止力として機能するはずです。
オメガとデルタの間で戦争が起これば、勢力の弱いデルタ側につくでしょうから… - それならいいんだが……
- 主人公:
- しかし、この問題にあまり時間を割くわけにはいかない。
- 主人公:
- ヨーロッパがオルカの勢力圏になってから解決すべき問題が山積みだからだ。
- 主人公:
- あー…………困った困った!大変だぁ!
- 主人公:
- 処理しないといけない案件が多すぎる!
- 主人公:
- これはアルマンもアルファもパネルを没収できないだろ!
- 主人公:
- ああ、忙しい!最悪だぁ!
- 主人公:
- 仕事がいっぱいで幸…死んじゃうよ!!
- レモネードアルファ:
旦那様……表情くらいは誤魔化してください。
- レモネードアルファ:
やっぱりアルマンさんと秒単位で仕事を管理した方がいいのかしら……
- レモネードアルファ:
それともこんな状況でも嬉しそうに笑うことを頼もしく思うべきか……