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Transcription
- 主人公:
- 上陸作戦の真っ最中に俺は別動隊を新たな目標へと向かわせた。
- 主人公:
- 目標はバイオロイドを洗脳する装置を制御する中枢施設。
- 主人公:
- 別動隊のメンバーはシステムをハッキングするアルフレッドと、
施設の守備を突破しつつアルフレッドを守るストライカーズとバミューダチームだ。 - ネオディム:
ヘル。
- ヘル:
はい?
- ネオディム:
大丈夫?気持ち悪くない?キャンディ舐める?
- ヘル:
あ、いえ、大丈夫です。
- ネオディム:
緊張しなくていいからね。みんながいるんだから。みんながヘルを守ってくれるよ。
- ヘル:
で、ですが…私みたいな役立たず……
- X-00ティアマト:
自分のことを役立たずだなんて言わないでください。
- ヘル:
……はい?
- X-00ティアマト:
こんにちは、ヘルさん。私はストライカーズのX-00ティアマトです。
- X-00ティアマト:
ふふ、聞いたことくらいはありますよね?
- ヘル:
す、すみません……
- X-00ティアマト:
……………………
- ネオディム:
あっ…ティアマトの顔、真っ赤になってる。
- ヘル:
すみません、すみません。一般常識を注入してもらう前に私がいた研究所が
破壊されてしまって…… - X-00ティアマト:
あっ、えっと…いえ…気にしないでください。わ、私こそ自意識過剰でした……
- X-00ティアマト:
X-00という型式番号からも分かる通り、私もブラックリバー社の実験機でした。
- X-00ティアマト:
でも費用対効果などいくつか欠点があったため量産はされず、
数え切れないほどのテストをされました。 - X-00ティアマト:
……そのたびに私は研究員たちから役立たずだと言われました。
- ヘル:
……
- X-00ティアマト:
そのせいで私も自分が役立たずだと思っていました。
- X-00ティアマト:
それで司令官と初めて会った時、「私一人で何でもできる」と言ってしまいました。
- X-00ティアマト:
自信に満ち溢れているように聞こえますが…。
本当は私を役立たずだと思わないでほしいという切実な願いの表れでした。 - X-00ティアマト:
そんなことを言ったせいで限界まで無理をして、
危ない目に遭ったこともありますが…… - X-00ティアマト:
まぁ、これは自分の能力を客観視できなかった代価です。
- X-00ティアマト:
でも今なら自信を持って言えます。私は役立たずなんかじゃないと。
- X-00ティアマト:
何でも上手くできるというわけではありません。
でも、自分が自信を持ってできることは何なのか分かります。 - X-00ティアマト:
それだけで十分なんです。
- X-00ティアマト:
私が上手くできないことは仲間が助けてくれます。
- X-00ティアマト:
そして、仲間ができないことは私が助ければいいんです。
- X-00ティアマト:
ヘルさん。今はまだ自分のことを役立たずだと思っているかもしれませんが、
みんな、ヘルさんのことをそんな風に思っていません。 そのことだけは忘れないでください。 - ヘル:
でも……まだ私の能力をお見せしてませんよね。
- X-00ティアマト:
はい、確かにそうですね。
- X-00ティアマト:
でも、ヘルさんがいつか自信をもって自分の能力を見せてくれると信じています。
- ネオディム:
うん。私も最初は能力をちゃんと使えなかった。
- ネオディム:
だから頑張って練習した。そしたら、上手に使えるようになったよ。
- ネオディム:
ヘルもきっと自信が持てるようになれるよ。
- ヘル:
……
- ヘル:
……
- Mr.アルフレッド:
ううっ!少女たちの溢れんばかりの友情に感動の涙が止まりません!!
- Mr.アルフレッド:
まぁ!私に涙腺はありませんがね!!
- Mr.アルフレッド:
少女の皆さん!!作戦区域に到着しましたよぉ~!!
- Mr.アルフレッド:
まだ敵は私達の存在に気付いていないようです!
- Mr.アルフレッド:
さぁ!皆さん!
- Mr.アルフレッド:
パパッと洗脳されたバイオロイドの皆さんを救出し、チャチャッと戻りましょ~!!