Transcription

1. 鉄血のレオナ:

   戦況は順調だ。

2. 鉄血のレオナ:

   要塞化区域をストロングホールドとタイラント、アーマードメイデンとAAキャノニアが破壊。その後の戦闘は市街戦の様相を呈しているが、そこはシスターズオブヴァルハラとスチールラインが圧倒している。

3. 鉄血のレオナ:

   包囲を試みる敵部隊はホードが順次撃破。

4. 鉄血のレオナ:

   防空網はスカイナイツと海軍の巡航ミサイルによって壊滅、ドゥームブリンガーが戦略目標を打撃している。

5. 鉄血のレオナ:

   敵の指揮中枢を破壊したおかげで敵の動きも鈍く、単純化した。

6. 鉄血のレオナ:

   デルタの戦力が消耗しきるのも そう長くはかからないだろう。

7. 鉄血のレオナ:

   ……

8. 鉄血のレオナ:

   訂正する。

9. 鉄血のレオナ:

   少し時間がかかりそうだ。

   1. 何かあったのか？
10. 鉄血のレオナ:

    デルタだ。

11. 鉄血のレオナ:

    デルタが戦場に姿を現した。

12. 主人公:

    - レオナの言葉が終わると同時に外部から通信が入ってきた。

13. レモネードデルタ:

    ごきげんよう、最後の人間。

    1. レモネードデルタ…
14. レモネードデルタ:

    自己紹介なんて必要ないでしょう？さっそく本題に入らせてもらうわ。

    1. 分かった。降伏しろ、デルタ。
15. レモネードデルタ:

    きゃはははっ！他の事は知らないけど、ピエロの才能はあるみたいね。

16. レモネードデルタ:

    全然面白くないけど。

17. レモネードデルタ:

    冗談はそこまでよ。

18. レモネードデルタ:

    今ここにいるあなたのおもちゃ達を全滅させればいいって話なのに、どうして降伏しなきゃいけないの？

    1. そんなことがお前に出来るならな。
19. レモネードデルタ:

    どうして出来ないと思うの？

20. レモネードデルタ:

    私の部隊を一つ潰しただけでもう勝ったと思ってるの？

21. レモネードデルタ:

    部隊が潰れたら十倍の部隊を投入すればいいだけ。それが潰れたら、その十倍を投入すればいいだけよ？

22. レモネードデルタ:

    いつまであなたのおもちゃが耐えられるかしら？

23. レモネードデルタ:

    キャハハハハッ！1週間？1日？

    1. 強がるな。
24. 主人公:

    - 思わず低い声が出てしまう。その笑い声を聞くだけで正直不快だった。

    1. 俺とお前の兵力の質は天と地の差だ。
    2. こんな一方的な状況で消耗戦が成立すると思ってるのか？
    3. お前もそれがよく解かってるからこうして現れたんだろ？
25. レモネードデルタ:

    そうね。でも私が出てきた以上、その差もなくなるわ？

26. レモネードデルタ:

    あなたの大切な大切なおもちゃをこの手で壊してあげる。

27. レモネードデルタ:

    キャハハハハッ！この世界に会長以外の人間なんて必要ないわ！

28. レモネードデルタ:

    安心なさい、あなたは殺さない。会長のための研究材料にしてやるから！