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Transcription
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- 長い時間をかけて、シェパードとユミはネバダの軍事基地に到着した。
- イングリッシュ・
シェパード:
見事に滅茶苦茶にぶっ壊れてるな。草もボーボー……
- イングリッシュ・
シェパード:
かつて砂漠だったなんて、とても信じられない光景だね。
- ユミ:
でも、そのおかげか敷地内には鉄虫が侵入してないみたいです。
- イングリッシュ・
シェパード:
まっ、不幸中の幸いってやつだな。
- ユミ:
でも、無事な施設がほとんどありません。
- ユミ:
連合戦争の時に爆撃を受けたんでしょうか?
- イングリッシュ・
シェパード:
いや、爆撃だったら地面がえぐられた跡ができる。
それに何より施設内に人が死んだような痕跡もない。 - イングリッシュ・
シェパード:
これは全員が退避した後、セキュリティ規定に則って施設を破壊したってことさ。
- ユミ:
…そこまで徹底してるなんて……ここでは一体何が行われていたんですか?
- イングリッシュ・
シェパード:
言っただろ?エイリアンがいるところだって。
- イングリッシュ・
シェパード:
ここがかの有名なエリア51だ。
- ユミ:
エリア51ということは……
- ユミ:
アメリカの研究施設ですね。
- イングリッシュ・
シェパード:
そ。昔からエイリアンがいるとか、UFOの研究をしてたとか噂があった場所。
- イングリッシュ・
シェパード:
実際は最先端兵器を開発していたところだったんだけどね。
- ユミ:
ということは、ここにオメガを倒せる兵器があるってことですか?
- イングリッシュ・
シェパード:
ハハハ!そんなはずないだろ?ここにある兵器が最先端だった時期は
もうとっくに過ぎてる。 - ユミ:
…じゃあどうしてここに……?
- イングリッシュ・
シェパード:
エリア51には用事はないんだ。用があるのはその地下さ。
- ユミ:
地下?
- イングリッシュ・
シェパード:
うーん、どこから説明するかな……
- イングリッシュ・
シェパード:
第一次連合戦争が終わったあと、ブラックリバーはアメリカ西部を占領した。
それで自然とエリア51もブラックリバーのものになった。 - イングリッシュ・
シェパード:
当時のエリア51の技術はそりゃ最先端でとんでもないものばかりだったから、
ブラックリバーはその技術を解明、研究するために地下に秘密の実験室を作った。 - イングリッシュ・
シェパード:
その実験室ではさらにとんでもないものが次々と開発された。
ドゥームブリンガーの核の玉座、スレイプニールの反射神経に 対応できる超高出力エンジン…… - イングリッシュ・
シェパード:
そして、私たちが探してるもの……
- イングリッシュ・
シェパード:
ほぼすべてのセキュリティプロトコルを突破できるハッキングプログラム……
スケルトンキー。 - ユミ:
そのスケルトンキーでオメガのモジュールをハッキングして
無力化するということですか? - イングリッシュ・
シェパード:
そうしたいけど、レモネードの演算モジュールにかかってるセキュリティは、
アルバトロスやエイダーみたいな最高級AGSと同じレベルか更に少し上なんだ。 - イングリッシュ・
シェパード:
ハッキングでレモネードを制圧するのは事実上不可能ってこと。
- イングリッシュ・
シェパード:
多分スケルトンキーを使っても、奴らのセキュリティは突破できない。
- イングリッシュ・
シェパード:
それでも、これが最上級のハッキングツールであることに変わりはない。
だからそこまでガッカリする必要はないぞ。これは別のことに使う。 - ユミ:
……
- イングリッシュ・
シェパード:
どうした?
- ユミ:
…こんな情報、一体どうやって知ったんですか?
こんなことを言っては失礼かもしれませんが…… シティーガードの総指揮官レベルが知っていていい情報ではありません。 - イングリッシュ・
シェパード:
……
- イングリッシュ・
シェパード:
そうだね。私レベルが知れる情報じゃないよね。
- イングリッシュ・
シェパード:
この情報は昔、PECSの情報部にいた時に知ったことさ。
- ユミ:
PECSの…情報部?
- イングリッシュ・
シェパード:
そ。私は……
- イングリッシュ・
シェパード:
一種のエージェントだったんだ。
- イングリッシュ・
シェパード:
さ、この入場パスがまだ使えたらいいんだけど……
- イングリッシュ・
シェパード:
お、行けそうだね。よかった。
- イングリッシュ・
シェパード:
エレベーターも生きてるみたいだし、これに乗って降りていこう。
- ユミ:
……エレベーターが動かなかったらどうするつもりだったんですか?
- イングリッシュ・
シェパード:
ちょっとしたクライミングになってたな。
- ユミ:
……
- ユミ:
エージェントだったんなら、フックガンとかパラシュートみたいな
スパイツールはないんですか? - イングリッシュ・
シェパード:
バイオロイドのエージェントと人間のエージェント、違いは何だと思う?
- ユミ:
うーん………
わかりません。何ですか?違いって… - イングリッシュ・
シェパード:
バイオロイドのエージェントは大抵のことは体でなんとかできるから、
そんなツールはない。あっても人間のものより だいぶちゃちい。 - ユミ:
じゃあこれから先もスパイツールは登場しないってことですね……
知りたくなかった…… - ユミ:
…ところで、ブラックリバーの秘密施設に入れるパスなんてどうやって
手に入れたんですか?それもエージェント時代に? - イングリッシュ・
シェパード:
ポーカーで勝った。
- ユミ:
言いたくないならいいです。
- イングリッシュ・
シェパード:
いや、本当にポーカーで勝って手に入れたんだって。
まぁ…相手が手加減してくれたんだけどさ。 - イングリッシュ・
シェパード:
この話はあとで詳しくしてやるよ。今は先に進もう。
- イングリッシュ・
シェパード:
さぁ、ブラックリバーの秘密の実験室にようこそ。
- ユミ:
でも、ここも破壊されています。こんな状況じゃスケルトンキーも……
- イングリッシュ・
シェパード:
大丈夫さ。さっきエレベーターがちゃんとパスを認識しただろ?
- イングリッシュ・
シェパード:
つまりサーバー関係は生きてるってことだから、
スケルトンキーもちゃんと保管されてるはずさ。 だから特に問題ない。 - ユミ:
…確かに、スケルトンキーはプログラムということですから…
データベースが無事なら問題はありませんね。 - イングリッシュ・
シェパード:
そういうこと。そして、ここに使えるアクセスポイントがある。
- イングリッシュ・
シェパード:
さぁ、魔法を見せてよ、マジカルユミちゃん。
- ユミ:
マジカル……?……はぁ……そういうことですか………
私はネットワークの専門家で、物語に出てくるようなウィザード級ハッカー じゃありません。「マジカルハッキング~」とでも言うと思いましたか? - イングリッシュ・
シェパード:
それでも、ここのセキュリティは突破できるだろ?
あのオメガの副官をやってる程なんだ、できないとは言わせないよ。 - ユミ:
…はぁ。ちょっと見てみます。
- ユミ:
……しばらく時間はかかりますが、できそうです。
- イングリッシュ・
シェパード:
ちゃんとマジカルハッキングぅ~って言った?
- ユミ:
…性格が悪いって言われませんか?
- イングリッシュ・
シェパード:
シティーガードの総大将に今更?
- イングリッシュ・
シェパード:
悔しかったら昇進することだね。マジカルユミちゃん。
- ユミ:
結局ここでも権力者に利用される運命なんですね。
- イングリッシュ・
シェパード:
それでも今回の上司は良い上司だよ。さ、受け取って。
- ユミ:
…キャンディ?
- イングリッシュ・
シェパード:
時間外手当さ。仕事ができる部下にはしっかりと報酬を与えないとね。
- ユミ:
…ありがとうございます。
- ユミ:
接続できました。でも……
- ユミ:
どうやらデータベースにアクセスしてキーをダウンロードするのにかなり時間が
かかりそうです。 それまでの間、エージェント時代のことを聞かせてもらってもいいですか? - イングリッシュ・
シェパード:
おやおや、シェパードおばあちゃんの昔のことが気になるのかい?
- ユミ:
…子供扱いしないでください。私は滅亡戦争の前から生きてるんですよ。
- イングリッシュ・
シェパード:
ははは、そうだったな。
- イングリッシュ・
シェパード:
まぁ、ダウンロードしてる間、特にやることも無いし……
- イングリッシュ・
シェパード:
面白くもない話をしながら時間を潰すとしますか。
- イングリッシュ・
シェパード:
そうだな。私がどうしてエージェントなのか……
- イングリッシュ・
シェパード:
それを話すとなると、シティーガードがどうやって作られたのかって話になる。
- イングリッシュ・
シェパード:
これはそう…私だけじゃない……ケルベロス、サディアス、レモネードベータ…
そして、ある人間にまつわる話さ。