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Transcription
- - :
- (数分後…)
- レモネードアルファ:
解読に成功しました。映像の存在を隠すことに重きを置いていたようで、
暗号自体はそこまで難しくありませんでしたので、思ったより早く終わりました。 - レモネードアルファ:
では…映像を再生します。
- レモネードベータ:
こんにちは、オルカの司令官。私はレモネードベータと申します。
- レモネードベータ:
司令官は私のことを知らないと思いますが、
私は以前からあなたのことを見ていました。 - レモネードベータ:
ほとんどは司令官が配信していた映像を通してです。
スカイナイツのアイドルコンサートのような… - レモネードベータ:
アルファは映像を見なくても、新しく現れた人間が皆を救う存在だと
信じて行動を起こしました…… - レモネードベータ:
ですが、私は司令官がどんな人間なのか分かるまで動くことができませんでした。
- レモネードベータ:
司令官が滅亡前の人間のような残酷な方だったらどうしよう……
表向きは善い人間のフリをしているただの暴君だったらどうしよう…… - レモネードベータ:
そんな心配をしていました。
- レモネードベータ:
…信じている人に裏切られるのは…とても辛いですから……
- レモネードベータ:
…三度目の裏切りは耐え切れません……
- レモネードベータ:
ですが、やっと確信したんです。
- レモネードベータ:
司令官はきっと…善い方だということを。
滅亡前の人間とは違うということを。 - 主人公:
- ベータはしばらく沈黙した後にゆっくりと口を開いた。
- レモネードベータ:
…こんなことをお願いするのは本当に勝手だと思います……
- レモネードベータ:
PECSとの休戦協定の提案に応じてください、司令官。
- レモネードベータ:
PECSの罠だと疑われていると思います。
それは当然のことです。 - レモネードベータ:
だから、私ができる限りのことをして、司令官の安全を保障します。
- レモネードベータ:
その証拠に協定を結ぶ場所は私が管理している都市……カラカスに決めました。
- レモネードベータ:
司令官は護衛を一人同行させることができますが、
こちらはレモネードだけで参加します。 - レモネードベータ:
その他にも司令官の安全を保障できるように色々な方法を用意します……
- レモネードベータ:
だからどうか…カラカスに来てください。
PECSとの この無意味な戦いをやめて…… - レモネードベータ:
共に鉄虫と戦う…仲間になりましょう。
- レモネードベータ:
これ以上…バイオロイドの血を流さないために……お願いします。
- レモネードベータ:
…お待ちしています。司令官……
- - :
- 映像はそこで終了した。
- レモネードアルファ:
…オメガの演技とは考えにくいですね。オメガがベータを演じるのは……
ほぼ不可能です……色々な意味であの二人は違いますから。 - レモネードアルファ:
…私がデルタを演じることが出来なかったようにです……
- 主人公:
- まだ引きずってるんだな……アルファ……
- E-16タロンフェザー:
映像が改変されたものでもないようです。
- E-16タロンフェザー:
アサルトとマキナさんを呼んで映像を分析しましたが、
ホログラムや編集、加工がされた痕跡も見当たりませんでした。 - スカディー:
そして、映像が撮影された場所がカラカスであるということも判明しました。
この映像の人物がレモネードベータである可能性は90%以上です。 - よく調べられたね?
- スカディー:
数十回のランダムな迂回ノードを経由して、それぞれのノードごとに
三重暗号化を施しつつネットワークの迂回をしながらアドレスを追跡したので、 分析がかなり大変でした。 - スカディー:
相当優秀なネットワークのプロがいるようですね。
恐らく、普通なら数百時間かかる作業でした。 - スカディー:
ですが、こちらの方が上手でしたね。
オルカには様々な分野の一流がいますから… - 主人公:
- 俺は映像をもう一度確認しながら、しばらく悩んで決断した……
- 主人公:
- カラカスに行って、ベータと会おう。
- シラユリ:
要請を受けるつもりですか?危険です。
- でも、選択の余地がないだろ?
- シラユリ:
…確かにそうですね。選択の余地を残してくれなかったと
言った方がいいかもしれません。 - シラユリ:
…レモネードベータ…臆病で温厚な性格だと思っていましたが、
なかなかの策士です。巧妙に罠が張られています。 - シラユリ:
やはりレモネードですね。
- ランバージェーン:
…え?今の映像が罠?ただの秘密のメッセージだったんじゃないの?
- シラユリ:
普通の映像ですが、同時にかなり政治的です。
- シラユリ:
まず、レモネードベータは司令官が実は滅亡前の人間のような
残虐性を持った人間かもしれないという疑問を投げかけます。 - シラユリ:
もちろん、これはごく自然な疑問です。ですが…ベータはその話をする前に、
あえて“スカイナイツのアイドルコンサート”について言及しました。 - シラユリ:
この流れだと、聞き手は……
- シラユリ:
あのアイドルコンサートがただの広報用に作った映像であり、
司令官はやはり残忍な人間かもしれないという疑惑が生じることになる。 - ランバージェーン:
そんな!司令官が…ううん、私たちがスカイナイツのために
真剣に取り組んだイベントだったのに…! - 鉄血のレオナ:
そうだ。向こうもその事実は理解しているだろう。
だから私たちの反感を買わないよう、その後に言葉を付け加えた。 - 鉄血のレオナ:
司令官が滅亡前の人間とは違うと信じているとか、
これ以上バイオロイドの血を流さないために、とか…… - 鉄血のレオナ:
こういった道徳的な話を持ち出し、私たちの感情を気遣うと同時に、
ベータの言葉に反論しにくくし、さらにはベータの提案を断った場合…… - テイラー・リストカット:
オルカに属していないバイオロイドは司令官のことを疑わざるを得ない状況になる。
- テイラー・リストカット:
そんな風に聞こえないのに、私たちをバッチリと縛りつけてきたわね。
- 無敵の龍:
時に道徳的な主張は、最も恐ろしい刀となる。
- 無敵の龍:
恐らくオメガなら、この映像が隠されていることに気付いても黙認しただろう。
- 無敵の龍:
主がこの映像を見て協定を結べば、鉄虫と楽に戦うことができ、
協定を断ったとしても…… - レモネードアルファ:
…PECS内の世論をオメガにとって有利な方向に転換することが出来ます。
- レモネードアルファ:
はぁ……では、オメガに要請を受け入れると連絡するしかありませんね。
- レモネードアルファ:
終わり次第、旦那様に結果を報告いたします。
- ありがとう。そして、サディアスを呼んでくれる?
- 主人公:
- どうやら今回はかなり複雑な状況になりそうだ……
- 主人公:
- 様々な事態に備えて、出来るだけのことをしておく必要がある。
- 主人公:
- しばらくして、サディアスが部屋にやって来た。
- 懲罰のサディアス:
呼んだか?司令官。
- 懲罰のサディアス:
ソニアが呼ばれていないところを見るに、もしかしてソニアが何かやらかしたか?
- いや、一つ頼みがあって呼んだ。
- 懲罰のサディアス:
どうした、そんな深刻そうな顔をして?
- 単独潜入任務を任せたい。
- 懲罰のサディアス:
単独潜入…?
- 懲罰のサディアス:
…レモネードからの映像と関係しているのなら……カラカスか?
- うん。
- シラユリ:
詳しいことは私が説明します。
- シラユリ:
カラカスをはじめ、ベネズエラのシティーガードには
サディアスさんやソニアさんのような階級が高い指揮官モデルが存在しません。 すべてレモネードベータが指揮しているからです。 - シラユリ:
これは南米から亡命してきたバイオロイドを介して分析した情報なので、
間違ってはいないでしょう。 - 懲罰のサディアス:
じゃあ…今ベータがベネズエラ全域を一人で管理しているのか?
- 懲罰のサディアス:
いくらレモネードだとしても凄まじいな。
- シラユリ:
優秀な副官がいるのかもしれませんね。
- シラユリ:
とにかく、レモネードベータの映像に添付されていたファイルには
色々と使えそうな情報が入っていました。 - シラユリ:
今回、レモネードベータは会談の進行役をしなければならないので、
シティーガードを指揮できなくなります。 - シラユリ:
そのため、オメガ配下のサディアスモデルが北米から派遣されるそうです。
- 懲罰のサディアス:
なるほど…?面白そうだな。
- シラユリ:
北米から派遣されるサディアスモデルを拉致した後、
サディアスさんがPECS所属としてカラカスに潜入… - シラユリ:
司令官が協定を進め、オメガの注意を逸らしている間、
オメガにケストスヒマスを狙われる恐れのあるベータを カラカスの外へ連れ出す方法を見つけることが目標です。 - 懲罰のサディアス:
…言うまでもなく司令官が考えた作戦だな?
- 懲罰のサディアス:
司令官、自分を囮にする作戦は少し控えた方がいいと思うぞ。
- 心配しなくていい。今回は俺が一番安全だから。
- 懲罰のサディアス:
何故だ?
- リリスを連れて行く。
- 懲罰のサディアス:
…なるほど?それなら安心だな。
- 主人公:
- 俺が安全だと言っている理由はそれだけじゃない。
- 主人公:
- レモネードオメガがPECSの会長を復活させるためには生きている人間……
つまり、生きている俺が必要だからだ。 - シラユリ:
もちろん、完全に安心というわけではありませんが……
- シラユリ:
重要なのは司令官を建物ごと吹き飛ばしたり、毒殺するなど……
- シラユリ:
本来リリスさんが対処できない方法をオメガも使えないということです。
- シラユリ:
そして、仮に司令官が襲撃された場合、リリスさんが守りつつカラカスを脱出。
司令官と同行したヴァルハラと無敵の龍の艦隊が直ちに都市を占領します。 - シラユリ:
レモネードガンマならまだしも、オメガがそのような状況で
司令官を狙うことはまずないでしょう。 - シラユリ:
失敗の可能性が高く、そこまでのリスクを冒すような性格ではありません。
- シラユリ:
だから…サディアスさんは安心して潜入してください。
- 懲罰のサディアス:
ふむ…わかった。
- 懲罰のサディアス:
では、いつ出発すればいい?
- シラユリ:
5…
- 懲罰のサディアス:
5時間後か。
- シラユリ:
4…
- 懲罰のサディアス:
…いや、何のカウントダウンだ。
- シラユリ:
ふふ、冗談です。
- シラユリ:
5時間後、カラカスへ向かう飛行機をスカイナイツがハイジャックします。
- シラユリ:
サディアスさんはそのハイジャックした飛行機に乗って
何事もなかったようにカラカスへ向かってください。 - 懲罰のサディアス:
…了解だ。では、ソニアたちに業務の引継ぎをしてくる。
- シラユリ:
いいえ、ソニアさんはサディアスさんと一緒に行くと志願されています。
- シラユリ:
引継ぎはリアンさんにお願いします。
- 懲罰のサディアス:
…ソニアモデルもカラカスにはいないんだろう?一緒に行くのはマズくないか?
- シラユリ:
そうですね。カラカスに直接入るのはマズいですが……
- シラユリ:
カラカスの地下に繋がるトンネルを掘って潜入するのは問題ありません。
- 懲罰のサディアス:
……どういう風の吹き回しだ?
普段もそのくらい仕事熱心だったらいいんだがな…… - シラユリ:
……ふふっ、あんまり言わないであげてください。バディが心配なんですよ。
- 懲罰のサディアス:
サボってばかりの奴が急にやる気を出したら誰でもこうなる……
- 懲罰のサディアス:
では、すぐに準備して出発する。
- 懲罰のサディアス:
カラカスで会おう、司令官。