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Transcription
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- 一週間後、協定当日。
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- サディアスはカラカスのシティーガードに何とか溶け込んでいた。
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- ケルベロスと散歩に行ったり、セーフティーと一緒に射撃練習をしたり、
ケルベロスと散歩したり、ケルベロスとパトロールしたり…… - - :
- 様々な活動をしながら親しくなることには成功したが、
ベータを都市の外へ連れ出すルート作りには進展がなかった。 - - :
- サディアスは書類をシュレッダーにかけながら ため息を吐いた。
- 懲罰のサディアス:
(この一週間で分かったことがいくつかある)
- 懲罰のサディアス:
(一つ、レモネードベータにはクローンが存在するということ)
- 懲罰のサディアス:
(クローンは全部で7体、7つの区画に分かれている都市を管理している)
- 懲罰のサディアス:
(二つ、カラカスはかなり奇妙な構造の都市だということ)
- 懲罰のサディアス:
(外に繋がるすべての出入り口がいつでも封鎖できる構造で、
非常装置が作動するとジャマーが作動し、外との通信まで遮断される… ほとんど監獄だ……) - 懲罰のサディアス:
(…三つ、そのせいでレモネードベータを外へ連れ出すルートが
ほとんどないということ……) - 懲罰のサディアス:
(都市を隈なく調べたが、セキュリティに全くの隙が無い。
唯一調査していないのは地下の下水処理場だが……) - 懲罰のサディアス:
(そこはベータのクローン、クアトロが管理している)
- 懲罰のサディアス:
(…特にキツイ性格だと聞いて意識的に避けていたが、
どうやら一度会ってみる必要がありそうだな……) - 懲罰のサディアス:
ケルベロス!外出する。セーフティーたちも呼べ。
- ケルベロス:
はい!どちらに行くんでしょう?
- 懲罰のサディアス:
下水処理場だ。
- ケルベロス:
えっ。
- ケルベロス:
そ、それだとクアトロ様と会ってしまうかもしれません。
- 懲罰のサディアス:
わかっている。だが、いつまでも避けているわけにはいかないからな。
- ケルベロス:
うーん……クアトロ様は怖いんですけど……お仕事だし、仕方ありませんよね……
- ケルベロス:
わかりました!ご案内いたします!
- 懲罰のサディアス:
…思ったより広いな、戦車も通れるぞ……
- 懲罰のサディアス:
これはもう下水道というよりトンネルだろう。
構造データに記載されていた内容とも全く違う。 - ケルベロス:
えっと、それは……何度も工事をして拡張したからかと……
- 懲罰のサディアス:
拡張?
- Miss Safety:
はい、クアトロ様が下水道が詰まる可能性があるということで、
何度も拡張工事をして…… - 懲罰のサディアス:
…この広さで詰まるわけがない。これは明らかに別の意図があって
ここまで拡張されている。 - Miss Safety:
別の意図…ですか?
- 懲罰のサディアス:
…ケルベロス。このトンネルはどこまで伸びている?
- ケルベロス:
え?それは…下水道ですから…スラム街を除けば都市全域に広がっています。
- 懲罰のサディアス:
つまり、戦車が通れるような立派な通路が、人知れず地下に張り巡らされていて、
この都市のどこへでも即時に兵力を投入することができるという事だ。 - ケルベロス:
そ、そんなこと言われたらちょっと怖くなってきました……
- 懲罰のサディアス:
(…流石に考え過ぎか……?司令官ならそんな風に考えそうなものだが……)
- 懲罰のサディアス:
私の考え過ぎということもある。だが……
- 懲罰のサディアス:
ここにある厳重そうな扉は……下水道のデータにはなかった。
- ケルベロス:
あ、確かにそうですね。
- ケルベロス:
この扉は何でしょう……?
- Miss Safety:
お待ちください、私が下水道の鍵をすべて持っていますので、開けてみます。
- 懲罰のサディアス:
- セーフティーは鍵を開けようとしたが……
- 懲罰のサディアス:
- どの鍵を使っても扉が開くことはなかった。
- Miss Safety:
どうして開かないの…
- 懲罰のサディアス:
…退け、セーフティー。扉を壊す。
- ケルベロス:
おお!大胆です!
- 懲罰のサディアス:
……
- ケルベロス:
サディアスさん…?
- 懲罰のサディアス:
ケルベロス、セーフティー、一つ聞いていいか?
- 懲罰のサディアス:
…一体なぜ…下水道に……
- 懲罰のサディアス:
デスストーカーが保管されている?一機や二機じゃなく、何十機も……
- ケルベロス:
ええ……。そんな……
- Miss Safety:
…どうして、これがここにあるの……?
- Miss Safety:
デスストーカーはベネズエラ内戦後、すべて廃棄されたと……
- クアトロ:
それは私が代わりに説明するわ。
- ケルベロス:
…クアトロ様?
- クアトロ:
デスストーカーがここにある理由…
- クアトロ:
お前のような不届き者を処理するためよ。
- クアトロ:
オメガのスパイさん?
- 懲罰のサディアス:
…私のことを言っているのでしょうか?
- クアトロ:
そうよ。ベータを殺して、カラカスを手に入れるためにやって来た
オメガのスパイ…… - クアトロ:
それがお前。
- ケルベロス:
…え、え?サディアスさんが…?
- 懲罰のサディアス:
…いや、私はオメガのスパイでは…!
- クアトロ:
しーっ、黙りなさい。
- 懲罰のサディアス:
くっ!?
- 懲罰のサディアス:
- クアトロの髪が足首に突き刺さり、サディアスの全身は瞬時に硬直した。
- 懲罰のサディアス:
- そして、まるで繭のようにサディアスを包み込んだクアトロの髪は、
サディアスの体を軽々と持ち上げて、壁に叩きつけた。 - 懲罰のサディアス:
ぐあぁっ!!
- クアトロ:
はぁ……汚い悲鳴……教養というものを全く感じないわ。
- 懲罰のサディアス:
…誤解です…スパイと疑われるような行動をしたのは間違いないが……
私はオメガのスパイではありません。 - クアトロ:
でしょうね。
- 懲罰のサディアス:
何?
- クアトロ:
お前はオルカのサディアスなんでしょ?
- クアトロ:
オメガ産業から派遣されるサディアスの情報を誰が提供したと思ってるの?
- 懲罰のサディアス:
…じゃああの映像は……お前の仕業だったのか……
- クアトロ:
正確に言えば、私の姉妹の一人の仕業……だけどね。
- 懲罰のサディアス:
…確かにレモネードにクローンがいるなんて予想できないからな……
初めから罠だったということか。 - 懲罰のサディアス:
だが、一体なぜ。
- クアトロ:
そちらの人間が私たちに必要なものを持っているから。
でも、素直に渡してはくれないでしょう? - クアトロ:
だから、ちょっと強引な方法をとらせてもらったわ。
- クアトロ:
本当はもう少し楽な方法もあったんだけど、
シェパード姉さんとベータが賛成するはずがないから…… - クアトロ:
二人に見つからないようにこんな面倒な方法をとるしかなかったの。
- クアトロ:
でも、お前たちが罠にかかってくれたおかげで……
- クアトロ:
オメガのスパイが侵入したという名分で、都市を封鎖できる。
- クアトロ:
オメガのスパイは現場で射殺。
シティーガードの警官2名はオメガのスパイと交戦して殉職…… - クアトロ:
これなら戒厳令を出して、ベータをしばらく盤上から排除することができる。
- ケルベロス:
え、えっと……ということは、私、死ぬんですか?
- 懲罰のサディアス:
…こいつらまで殺すのか?
- クアトロ:
この話を聞いてしまったのに、生かしておくわけないじゃない。
- 懲罰のサディアス:
…ふん、まさに悪党らしいセリフだ。ところで、知っているか?
そうやって自分の計画をペラペラと喋る奴はド三流だということを。 - クアトロ:
それは確かに…一理あるわね。思ったより楽しくて、
余計なことまで喋ってる気がするけど…… - クアトロ:
だからって何が変わるの?
- 懲罰のサディアス:
意外と多くのことが変わる。最初は何が何だか分からずに振り回されたが……
少なくとも今は誰が敵なのかハッキリしている。 - 懲罰のサディアス:
お前たちクローンを倒せばいいということだ。
- クアトロ:
面白いわね。お前はもう手も足もまともに動かせず、
シティーガードは私の命令一つで無力化させることができる状況で… どうするつもり? - 懲罰のサディアス:
……
- 懲罰のサディアス:
ケルベロス!セーフティー!
- ケルベロス:
…はい!
- 懲罰のサディアス:
話は全部聞いたな?
- 懲罰のサディアス:
クアトロの言う通り…私はお前たちを欺いていた。
しかし、私はスパイではない。オルカ抵抗軍のバイオロイドだ。 - 懲罰のサディアス:
ベータを殺すためではなく、ベータがオメガの手に落ちる前に
ここから連れ出すために来た。 - 懲罰のサディアス:
…お前たちを騙したことは謝る。
- 懲罰のサディアス:
しかし、これだけは信じてほしい。カラカスのシティーガードが抱えている問題を
解決してやるというあの言葉は今でも本気だ。 - 懲罰のサディアス:
…そのためにはとりあえず この場を切り抜けなければならないんだが……
- 懲罰のサディアス:
どうだ?手伝ってくれないか?
- Miss Safety:
どうだと言われましても、他に選択肢はありませんし……
- Miss Safety:
私を殺そうとしている方に従うほど、いい子ではありません。
- ケルベロス:
はい!私も死にたくないです!
- 懲罰のサディアス:
そうか。
- 懲罰のサディアス:
じゃあ、やってみる価値はあるな。
- クアトロ:
素敵な演説ね。ところで…ベータに臨時指揮権すらもらっていないお前に
何ができるの? - 懲罰のサディアス:
…確かに、ベータには結局指揮権をもらえなかった。
- 懲罰のサディアス:
…だが、私にはもっと大物から貰った指揮権がある。
- イングリッシュ・
シェパード:
『ほら、このデータをしっかり預かっといてくれ』
- イングリッシュ・
シェパード:
『一時的な腕章って言えばいいのかな……?
私がいない時に備えて作っておいたものなんだが…… シティーガードの指揮権を行使することができるコードだ』 - イングリッシュ・
シェパード:
『あくまでも一時的だから、ここぞという時に使ってくれ』
- 懲罰のサディアス:
…シェパードから預かっていたシティーガードの指揮コード。
- 懲罰のサディアス:
クアトロ、お前の指揮権がいくら強いとしても……
- 懲罰のサディアス:
シモン・ブランコが誰よりも信頼していたシティーガードの総指揮官様より
強いということはないよな? - クアトロ:
…お前…
- 懲罰のサディアス:
言っただろう?自分の計画をペラペラと喋る奴はド三流だと。
- 懲罰のサディアス:
お約束通りに負ける覚悟はできたか?
- クアトロ:
…はっ!やってみればいいわ!まともに立てもしないくせに、
手下が何人か増えたからって何が変わるの? - クアトロ:
そんな状態なら、もう私が手を出さなくてもAGSで十分よ。
- 懲罰のサディアス:
どこまでもド三流だな……
- 懲罰のサディアス:
まぁせいぜい油断しておけ。私は一味違うぞ。
- 懲罰のサディアス:
どんな状況でも、何百回戦っても決して死者を出さない……
バケモノ指揮官のとこにいるバイオロイドだからな!