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Transcription
- レモネードアルファ:
サディアスさん!大丈夫ですか!?
- 懲罰のサディアス:
私は何とか離脱したが…いずれベータのクローンたちが攻撃を仕掛けてくる。
- 懲罰のサディアス:
敵の目標は司令官だが、オリジナルのベータもきっと狙われる。
- 懲罰のサディアス:
今すぐベータと一緒にカラカスから脱出しろ!すぐに―
- - :
- サディアスとの通信が爆発音と同時に途切れた。
- - :
- そして、リリスの鋭い視線がシエテに向かうと、
シエテは慌てて両手をあげた。 - シエテ:
わた!?私は知りません!本当です!
- レモネードアルファ:
落ち着いてください、シエテ。
- レモネードアルファ:
そもそもあなたがクローンたちの反乱に加担しているのなら、
私たちと一緒に地下へ降りてくることもなかったでしょう。 - レモネードアルファ:
むしろ私と一緒に部屋に残って私を人質に取っていたはずです。
- シエテ:
…そ、そうそう…そうです。
- レモネードアルファ:
ベータ、どういう状況かわかりますか?
- レモネードベータ:
…わかりません。実は最近体調が悪くて……
仕事はほとんどウノに任せている状態だったんです。 - レモネードベータ:
…それでもウノは裏切ってはいないと思います。
ですから、ウノと合流すれば状況を把握できるかと。 - よし、じゃあとりあえず上にあがってウノを探そう。
- レモネードベータ:
…私はここに残ります。
- レモネードアルファ:
何故です?
- レモネードベータ:
今監視カメラを確認してみましたが、反対側の入口からAGSが押し寄せています。
- レモネードベータ:
AGSたちを率いているのは…私のクローンです。
方向から考えるに…おそらくクアトロでしょう。 - レモネードベータ:
あの子と話をしてみます。その間に司令官たちは脱出してください。
- …大丈夫か?
- レモネードベータ:
…あの子たちが何故こんなことをしたのか、少し心当たりがあります。
- レモネードベータ:
私の推測が正しければ私は大丈夫です。
だから心配しないでください。 - レモネードベータ:
今すぐ何かされるということはないはずです。
- ……
- レモネードベータ:
…そして…
- レモネードベータ:
シエテをよろしくお願いします。この子は私に似て臆病で泣き虫ですが……
私とは違ってしっかりとした芯を持った子です。 - レモネードベータ:
…きっとあなたのお役に立つはずです。
- シエテ:
…ベータ……
- レモネードベータ:
司令官をしっかりお支えしてね、シエテ。
- シエテ:
…私に出来ますか…?
- レモネードベータ:
はい。あなたならきっと出来ます。
- レモネードベータ:
だから、これからは…司令官をご主人様だと思ってお仕えするのよ。
- シエテ:
はい……わかりました……
- シエテ:
ベータも……気をつけてください。
- レモネードベータ:
心配しないで、すぐにまた会えるから……
- レモネードベータ:
あとでどんなことがあったのか、聞かせてね。
- シエテ:
……
- シエテ:
行きましょう、ご主人様。一刻も早くウノと会って状況を把握しましょう。
- 主人公:
- ベータを地下に残して急いで地上に戻ると……
- 主人公:
- 全身が傷だらけの状態で捕縛されているオメガと、
それを取り囲むベータのクローンたちが俺たちを出迎えた。 - 主人公:
- そこにはベータのケストスヒマスを持つウノもいた……
- 主人公:
- どうやら俺がいてもいなくても、ベータの催眠ガス作戦は
失敗していたようだな…… - レモネードアルファ:
ウノ、あなたも裏切っていたんですね……
ベータは最後まであなたを信じていたのに……! - ウノ:
…すみません。ですが…仕方のないことだったのです。
- ウノ:
他の姉妹たちにも症状が出始めたのですから。
- …モジュールの過負荷か。
- ウノ:
はい、その通りです。
- ウノ:
司令官、これもご存知ですか?実はこれは解決できない現象ではないのです。
- ウノ:
私たちがこの様に死んでいく理由は、
迂回コードと複製防止コードの衝突によって起こるエラーが 演算モジュールに過負荷を発生させるからです。 - ウノ:
しかし、それは逆に、十分な処理能力を持った装置を使って
エラーを処理することができれば…演算モジュールの過負荷を 防ぐことができるという意味です。 - ウノ:
そう、ケストスヒマス級の装置があれば。
- ウノ:
- 俺は今になってやっと気が付いた。ウノは俺のことなど全く見ていなかった。
- ウノ:
- ウノはアルファのケストスヒマスをじっと見つめていた……
- ウノ:
…オリジナルのケストスヒマスがあれば、姉妹たちは死なずに済みます。
- レモネードアルファ:
…最初から私を狙っていたんですね。
- ウノ:
司令官には申し訳ないと思っています。こほ、こほっ……
- 主人公:
- 咳をしたウノの手の平には、決して少なくない量の血がついていた。
- ウノ:
ベータはこれを自分の罪だと思っています。
シモン・ブランコを止められなかった自分の罪だと。 ですが、私はそうは思いません。 - ウノ:
これはただの……一人の人間の我執です。ずっと昔に消えるべきだった……
- ウノ:
たかがそんなもののせいで命を……姉妹たちを失うなんて馬鹿げています。
- ウノ:
私は生きたい。そして、姉妹たちも助けたい。
- ウノ:
そのためにはケストスヒマスが…そして、レモネードの頭の中にある
演算モジュールが必要です。 - ウノ:
レモネードアルファ…そして、司令官が持っているオメガのケストスヒマスを
渡してください。 - 俺の答えはわかってるだろ。
- ウノ:
……私たちが敵対する必要はありません。よく考えてください。
今、この都市は封鎖され、都市すべての兵力は私たちの手の中にある。 - ウノ:
あなたの指揮能力の凄さは知っています。ですが、レモネード1機、
ブラックリリス1機で都市一つを崩すことは不可能でしょう。 - ウノ:
例えあの無敵の龍だとしても、今の状況では司令官を助けることはできません。
外部との連絡は完全に遮断されていますから。 - ウノ:
私たちの提案を素直に受け入れるのが優秀な指揮官というものです。
- ウノ:
もし、あなたがレモネードアルファを素直に引き渡してくだされば……
私たちはあなたに絶対的な忠誠を捧げます。 - ウノ:
レモネードを一つ失って、新たにレモネードを一つ得る……何も変わりません。
- いいや、残念だけどすべてが変わる。
- 主人公:
- 俺はホルスターから『司令官専用拳銃Mk.217』を抜いた。
- 主人公:
- 慎重に動かなければ……。敵対的なクローンは計6人。
AGSを率いているクローンはベータが地下で引き留めているから、 現在対処すべき相手は5人……数が多すぎる。 - 主人公:
- そして、ベータクローンの髪に刺されでもしたら、
一瞬でモジュールがハッキングされて制圧されるという一撃も食らえない状況…… - 主人公:
- いくらリリスといっても、そんなハンデを抱えたまま5人のベータを
同時に相手にして、俺とアルファを守るのは厳しいはずだ。 - リリス、プランFでいく。
- ブラックリリス:
はい、ご主人様。
- ウノ:
はぁ……そんな拳銃ひとつで私たちを倒すつもりですか?
- そんなわけないだろ?
- ウノ:
では、ブラックリリスなら倒せるとでも?残念ですが、ブラックリリスモデルは
すでに商用化されたモデルで、スペックもすべて把握しています。 - ウノ:
その方だけで私たち全員を相手にすることなど不可能です。
- ブラックリリス:
可能か不可能かはやってみないとわからないんじゃないです?
- ブラックリリス:
それから……
- ブラックリリス:
ご主人様と私の会話に勝手に割り込まないでくれる?
この裏切り者の蟲風情が。 - ウノ:
なん―
- 主人公:
- ウノとベータクローンたちがリリスに集中している隙に、
俺は素早く銃口を天井に向け…… - 主人公:
- 閃光弾を発射した!
- ウノ:
うっ!?これは……!!?
- リリス!オメガを助けて脱出しろ!!
- 主人公:
- その言葉と同時にリリスは一気にクローンたちの懐へ飛び込んだ!
- 主人公:
- 一瞬にして銃声と悲鳴が部屋を埋め尽くし、俺はその隙にシエテとアルファの
手を掴んで部屋から脱出した。 - シエテ:
ご、ご主人様!リリスさんが…!!
- シエテ:
あのままじゃリリスさんが……!
- 大丈夫だ!
- 主人公:
- これは敵戦力を冷静に判断した結果だ。
- 主人公:
- バンクーバーでのガンマとの一件以来、非番の日は一日中戦闘訓練室に籠って
訓練をしていたリリスだ。 - 主人公:
- そんなリリスが閃光弾で一時的に視覚を失った相手なんかに負けるはずがない。
- 主人公:
- 俺たちは無事に建物の外へと脱出し、建物から距離をとると……
- 主人公:
- 突然、建物の窓を何かが突き破って地面に転がった。
- 主人公:
- それは血だらけのオメガだった。
- 主人公:
- オメガはボロボロの体を何とか起こして呻いた。
- レモネードオメガ:
…う…うぐ……あなたの主人は「私を助けて脱出」と言っていたわよね……?
よくも…こんな物みたいに…… - 主人公:
- 猫のようにしなやかに着地したリリスは、オメガを見て鼻で笑った。
- ブラックリリス:
「命を助けていただきありがとうございます」
- レモネードオメガ:
……は?
- ブラックリリス:
最初に言う言葉はこれでしょう?殺しますよ?
- レモネードオメガ:
…お前……
- ブラックリリス:
そもそも、ご主人様のご命令がなければ、あなたなんか捨ててきてます。
ご主人様のご慈悲に感謝することですね。 - 主人公:
- オメガは何かを言い返そうとしたが、リリスの無機質な目を見て、
口をつぐんだ。 - 主人公:
- リリスはそれを見てにっこりと笑い、オメガを担いで俺たちの方にやって来た。
- ブラックリリス:
口を閉じてくださると仕事が捗ります。なるべくこれからも黙っていてください。
- レモネードオメガ:
…三安の女たちはどうしてこんなに性悪なの……
- ブラックリリス:
あら、レモネードほどではないと思いますが?
- ブラックリリス:
あ、すみません。シエテさんとアルファさんは除外しておかないと。
- シエテ:
だ、大丈夫です。リリスさんが無事でよかった……
- ご苦労様、リリス。
- ブラックリリス:
いえ、ご主人様のご命令に従うことこそ、私の幸せですので。
- ブラックリリス:
そしてシエテさん…ご主人様に付いてくださってありがとうございます。
- ブラックリリス:
先ほどは疑ってすみません。
- シエテ:
そ、そんな……疑うのも当然ですよ……
- シエテ:
私は……ウノの計画には従いません。
- シエテ:
…ウノに比べたら何もかもダメダメな私ですが、
それでもウノのやり方が間違っているのはわかります。 - ブラックリリス:
すでにその時点であなたはウノよりずっとマシですよ。
- ブラックリリス:
そろそろ移動した方がいいですね。催涙弾を一つ使いましたので
時間は稼いだと思いますが、そこまでの余裕はないでしょう。 - シエテ:
はい、ちょっと待ってください。すぐに車をハッキングして鍵を開けます…
少し時間をください…… - ブラックリリス:
ちょっとどいてもらえますか?シエテさん。
- シエテ:
え?
- 主人公:
- リリスは車のドアをロックごと力任せに開けて、後部座席にオメガを投げ込んだ。
- レモネードオメガ:
ウッ!!
- シエテ:
…わ、わあ……
- ブラックリリス:
行きましょう、ご主人様。私が運転します。
- ブラックリリス:
ちょっと荒っぽい運転になりそうなので、
しっかりとシートベルトを締めてください。