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Transcription
- ウノ:
…シンコとセイスの状態はどうですか?
- ドス:
…幸い、銃弾には当たっていないようですが、二人とも壁に叩きつけられて、
後頭部を強打…… - ドス:
脳内出血で現在手術中です。
- トレス:
あのブラックリリス、一瞬で殺せるはずだったのに……
- ウノ:
…まずは二人の回復を最優先にしてください。
こんなことで姉妹たちを失うわけにはいきません。 - ウノ:
それで、最後の人間たちはスラム街に向かったんですか?
- ドス:
はい。監視カメラで追跡していましたが、スラム街に向かう途中で
回線が遮断されました。 - トレス:
スラム街はシエテの管理エリアなので、これ以上の追跡は不可能かと。
- ウノ:
…まさかシエテがオルカにつくなんて……
- ドス:
そこまでおかしなことではないでしょう。
あの子は生まれたばかりの何も知らない子でしたから。 ちょっと優しくされただけでコロッと騙されてしまったんじゃないですか? - ウノ:
…何を偉そうに言っているのですか?
- ドス:
え?
- ウノ:
そもそも、あなたたちがあの子をいじめていたから、
こうなったのではないですか? - ドス:
い、いじめていただなんて…私たちはただ…
- ウノ:
部屋も与えられず、倉庫で寝ていたそうですよ。
- ドス:
……
- トレス:
それは、あの子が仕事ができないから……
- ウノ:
だから倉庫で寝させたのですか?
- ウノ:
一体どうしてそんな発想に至るのですか。あなたたちは滅亡前の人間ですか。
- トレス:
……
- クアトロ:
だから私は言ったでしょ。この二人は無能だって。
- クアトロ:
私にシエテを任せてくれていたら、絶対に裏切ることはなかったわ。
- ドス:
そうですか?でも、あなたの指揮下にあったシティーガードは
裏切ったみたいですけどね? - ドス:
だいたい計画がズレたのも、あなたが焦ってサディアスを
殺そうとしたからでしょう? - クアトロ:
…あいつが持ってた臨時指揮権のせいよ。
あれさえなければ全て順調に進んでたわ。 - ドス:
言い訳はしっかりするんですね。
- クアトロ:
……は……?
- ドス:
…クアトロ、あなた…戦闘型に改造されたからって偉そうにしてますけど、
あなたと私たちの能力はほぼ同じなんですよ? - クアトロ:
私の髪が触れてることも気付かないくせに、よく言うわね。
- - :
- クアトロはドスの首に触れていた自分の髪を元に戻すと、鼻で笑った。
- クアトロ:
…ふん、よかったわね。ベータが「姉妹同士で喧嘩しないこと」って
命令してなかったら、あんたたち二人とも今死んでたわ。 - ウノ:
はぁ、止めなさい。そんなことをしてもクアトロが後悔するだけです。
- ウノ:
三人とも…喧嘩する体力があるのなら、スラム街の捜索を指揮してください。
- ウノ:
この戦いは、最後の人間を捕獲できるかどうかにかかっています。
肝に銘じておいてください。 - ウノ:
最後の人間さえ手に入れば、オルカは私たちに攻撃できません。
最終的には私たちと交渉するしかなくなります。 - レモネードオメガ:
…とクローンたちは考えているでしょうね。
- レモネードオメガ:
ですから、恐らく高確率でスラム街を包囲した後、
外からじわじわと捜索してくるはずです。 - シエテ:
では完全に包囲される前にスラム街を脱出しないといけないのでしょうか?
- レモネードアルファ:
スラム街を脱出できたとしても、そのあとが問題ですね。
- レモネードアルファ:
現在、スラム街を除いたすべてのエリアがウノたちに監視されている状態です。
- レモネードアルファ:
ただ脱出しただけでは、スラム街を出た瞬間に捕まります。
それなりの作戦を考えないと。 - シエテ:
それなりの作戦……
- レモネードオメガ:
シエテ、あなたもベータのクローンなら戦闘指揮モジュールは積んでますよね?
- シエテ:
は、はい。でも…この人数ではまともに戦術が組めません。
- そう、兵力がさらに必要だね。
- レモネードオメガ:
…はぁ、残りのシティーガード兵力の指揮権でも奪うんですか?
- …そのつもりだよ。
- レモネードオメガ:
は?どうやって…?放送で演説でも流す気?
- まさにその通り。
- レモネードオメガ:
…放送局はスラム街から離れた場所にあります。
放送をするためにはこの都市を横断しなければなりません。 - レモネードオメガ:
まともに戦闘できるのはたった二人だけ…こんな状態で監視網を突破しつつ
都市を横断して、放送局を占拠して演説?確実にベータのクローンたちに捕まるわ。 - いや、放送はここで、オルカの周波数を使ってやるよ。
- 主人公:
- シエテはさっき、オレンジエードの放送を聞いていると言っていた。
- 主人公:
- ドスとトレスがそれに対してただのプロパガンダだと言っていたらしいが……
それは逆に言うと、放送自体は規制されていないということだ。 - 主人公:
- つまり、この都市にはオルカのラジオ放送を聞いているバイオロイドたちが
かなりいるはず。 - シエテ:
…た、たしかに、ラジオ放送の視聴は禁止してませんでしたから……
その周波数も使えますね。 - レモネードアルファ:
…なるほど、それならデータパネルがあればラジオ放送ができます。
- レモネードオメガ:
…ちょっと、そんなことをしたら私たちの位置を逆探知されるんじゃ?
- どうせ位置はバレる。それが少し早まるだけだよ。
- レモネードオメガ:
とは言っても、見つかるまでの時間をわざわざ早める必要はないでしょう。
そのパネルを貸してください。 - レモネードオメガ:
ふむ、かなりいい端末を使ってるわね。
これならハッキング対策に気を使う必要はない…… - レモネードオメガ:
だったら、遠慮なくデータを操作して……電波発信地を他の場所に……
- レモネードオメガ:
とりあえず、発信位置を大統領府に設定しておきます。
- 大統領府?
- レモネードオメガ:
まぁ、可能性は低いかもしれないけど……
内部分裂を誘発できるかもしれませんので。 - レモネードアルファ:
性格が悪いですね、本当に。
- レモネードオメガ:
成功率を上げるための策の一つです。
- レモネードオメガ:
さぁ、これで放送しても大丈夫でしょう。
- ……
- レモネードオメガ:
…何?その反応は……
- いや、思ったより有能だなと…
- レモネードオメガ:
はぁ?何を言ってるの?私は元々有能です。
- でも、アラスカでは…ほら…
- レモネードオメガ:
…あれはアルファに裏切られたのが原因で……そもそもあの時は調査が目的で
あの研究所に行ったんです。 戦闘兵力も最低限しか連れて行ってなかったから仕方ないでしょう。 - レモネードオメガ:
それに戦闘指揮はあなたの方が上でしょう?それぞれに得意分野というものが
あるのに、断片的なものだけを見て有能だとか無能だとか判断するのはやめてくれる? - レモネードアルファ:
ふふ。
- レモネードオメガ:
…何を笑っているんですか。アルファ……
- レモネードアルファ:
そんな風に言い訳を並べてるところを見てると、昔を思い出して。
- レモネードオメガ:
…昔?
- レモネードアルファ:
ほら、ガンマ主催のレモネードだけでやった食事会です。
- シエテ:
レモネードだけの食事会……?何だか想像しただけでも凄いですね……
- レモネードアルファ:
そうですね。確かに凄かったですよ。
例えば、オメガがお酒を飲み過ぎて…… - シエテ:
飲み過ぎて…?
- レモネードオメガ:
…黙りなさい、アルファ。
- レモネードアルファ:
ふふ…かわいそうなのでやめておきましょう。
- 主人公:
- …何があったのか気になる……あとでこっそり教えてもらおう。
- レモネードアルファ:
おふざけはこのくらいにして、そろそろ真面目な話に戻りましょうか。
- レモネードアルファ:
オメガが久しぶりに有能なところを見せて、時間を稼いでくれたとしても、
一旦 放送を開始すれば、ベータのクローンたちが動き出します。 - レモネードオメガ:
一言余計です。
- レモネードアルファ:
次からは気をつけますね。
- レモネードオメガ:
……
- シエテ:
そ、そうですね。きっとスラム街に大量のAGSを投入してくると思います。
- シエテ:
サディアスさんと合流してから放送を開始した方がいいんじゃないですか?
- サディアスには連絡する。そしてもう一つ……
- 主人公:
- サディアスと合流する前にやっておくことがある。
- 主人公:
- 俺たちがこの状況を突破するための一手を仕掛けておく……
- レモネードアルファ:
もう一つ……?
- …このポイントに爆弾を設置してほしい。
- 主人公:
- 俺が指定したポイントを見てオメガはニヤリと笑った。
- レモネードオメガ:
ハッ……何を考えているのかわかりました。
- レモネードオメガ:
正気では絶対に思い付かない発想ね。本当にあり得ない……
- やってみないと分かんないだろ?
- レモネードオメガ:
……誤解しないでほしいんだけど……今のは一応褒めたわ。
- 主人公:
- オメガが褒める……?
- 主人公:
- 実はオメガもクローンだったり……しない?
- レモネードオメガ:
…何?その顔は……純粋に褒めようと思っただけです。
- そ、そっか。えっと…何か問題点とかあるかな?
- レモネードオメガ:
…私が褒めたのがそんなにおかしかったかしら?
- いや、これは純粋に君の意見が欲しくて聞いてる。
- 主人公:
- オメガの人格はともかく、能力の方は本物だ。
問題点を確認することによって成功率が上がるはず。 - レモネードオメガ:
……私の意見を……
- レモネードオメガ:
……
- レモネードオメガ:
……だったら、言わせてもらいます。このポイントは建物を倒壊させると
隣接した建物と衝突を起こして、道を上手く塞げないかもしれません。 - シエテ:
そう…ですね。では、いっそのこと隣接する建物も吹き飛ばして、
その瓦礫で道を塞いだ方がいいですね。 - レモネードオメガ:
それはいいアイデアですね。
- レモネードオメガ:
では、建物を破壊するポイントはこちらでシミュレーションしておきますので、
あなたは援軍をさらに増やす方法でも考えていてください。 - …なんか…すごく協力的だね……
- レモネードオメガ:
それはあなたたちと一刻も早くサヨナラしたいからです。
さっきから頭が痛くて仕方がないわ。 - 主人公:
- オメガは心底嫌そうな顔をして背を向けた。
- レモネードアルファ:
本当に嫌な性格ですね。
- 主人公:
- アルファはやれやれといった様子で首を横に振る。
- 懲罰のサディアス:
…了解だ、司令官。
- 懲罰のサディアス:
ケルベロス!セーフティー!
- ケルベロス:
はい!
- 懲罰のサディアス:
人員を集合させろ。我々はこれからスラム街へ向かう。
- ケルベロス:
スラム街ですか?そこはもうAGSが包囲していると聞いていますが……
- 懲罰のサディアス:
そうだな。その包囲を突破して司令官たちと合流する。
- ケルベロス:
えっ!?いよいよこの目で人間様を見ることができるんですか!?
- 懲罰のサディアス:
そういうわけだ。楽しみだろ?
- ケルベロス:
はい!すごく楽しみです!ラジオでお声は聞いたことあるんですが、
実際にお会いすることができるだなんて!感動です! - 懲罰のサディアス:
ほう?私と会った時はそこまで喜んでいなかったと思うが?
司令官に嫉妬してしまいそうだ。 - ケルベロス:
ち、違います!サディアスさんに会うのも初めてだったので
とっても嬉しかったんですよ! - ケルベロス:
でも…人間様と会うのはなんていうか、ドキドキするというか……えへへ……
- 懲罰のサディアス:
…ちょっと待て、私と会うのは初めて?
- ケルベロス:
はい、サディアスモデルはカラカスのシティーガードでは作られなかったので!
- ケルベロス:
エルネスト隊長に理由を聞いたら、サディアスモデルは特に倫理観と正義感を
ハッキリとさせたモデルで、融通が利かなくて面倒くさいからって言ってました! って……あれ? - ケルベロス:
……今考えたら、全然褒めてないですね……
- 懲罰のサディアス:
カラカスでサディアスモデルは作られなかった……
そして…… - 懲罰のサディアス:
お前は46番だったよな?
- ケルベロス:
はい!そうです!私はケルベロス46です!覚えててくれたんですね!
- 懲罰のサディアス:
当たり前だ。
ちなみに確認だが……名前についている番号は製造された順番で合っているよな? - ケルベロス:
他のモデルがそうとは限りませんが、私たちはそうです!
46ならすごくベテランのケルベロスですよ!えっへん!! - 懲罰のサディアス:
…そうなんだな。そうか……ベテランか。
- ケルベロス:
はい、何か問題でもありましたか……?
- 懲罰のサディアス:
いや、大丈夫だ。ただ……
- 懲罰のサディアス:
懐かしい奴と会えそうだと思ってな。
- 懲罰のサディアス:
さぁ、包囲網を突破するぞ。
- 懲罰のサディアス:
司令官に会いに行こう。