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Transcription
- ペレグリヌス:
嬢ちゃんに会わないで行くのか?
- サイクロプス
プリンセス:
聖女の余とグラシアスは?
- ペレグリヌス:
聖女と姐さんならもう輸送艦に乗ったぜ。
- ペレグリヌス:
それで?あの子には会って行かないのか?
- サイクロプス
プリンセス:
……
- ペレグリヌス:
おい、クソガキ。無視すんな。
- サイクロプス
プリンセス:
うるさいぞ、愚鈍なる鳥。
- ペレグリヌス:
はぁ?愚鈍はお前だろ。
- ペレグリヌス:
嬢ちゃんとほぼ毎日飽きもせずに会ってたくせに、
大事な時は何も言わずにバイバイ?意味が分からねぇ。 - サイクロプス
プリンセス:
意味?意味ならいくら愚鈍でもわかるだろう。
- ペレグリヌス:
いんや?全然分からねぇよ。
- ペレグリヌス:
いつも「余のプリンセスぅ~ん」とか言っといて、何で逃げてんだ?
あ~、真祖の姫がかっこ悪いったりゃありゃしねー。 - サイクロプス
プリンセス:
逃げるわけないだろう!
- サイクロプス
プリンセス:
余はただ…あの悪竜と戦うと言えばあの子が心配してしまうのではないかと……
- ペレグリヌス:
それで会わずに行くって?それを逃げてるって言わずに何て言うんだよ。
- サイクロプス
プリンセス:
だ、黙れ!
- サイクロプス
プリンセス:
それに!ついて行くと言うかもしれぬだろうが!
- ペレグリヌス:
今まで散々ついてこさせたり、ついて行ったりしてたくせに今さらだろ。
- サイクロプス
プリンセス:
今回はそれらとは全く状況が違うだろう。
- サイクロプス
プリンセス:
ペレグリヌス、お前もよくわかっているはずだ。
- サイクロプス
プリンセス:
あの悪竜がどういうものか。
- ペレグリヌス:
そりゃあ、分かってるさ。死の炎を操る最凶の悪竜。
あいつとの戦いは撮影だって分かってても死ぬかと思った。 - サイクロプス
プリンセス:
そうだ。そんな危険な場所にあの子を連れて行くわけにはいかない。
- サイクロプス
プリンセス:
もし、何が何でもついていくと言われたら余は……
あの子を突き放さねばならなくなる。 - ペレグリヌス:
ふむ、そうか?
- サイクロプス
プリンセス:
フン、鳥頭に何が分かる。
- サイクロプス
プリンセス:
この前もあの子は余に―
- LRL:
プリンセス…
- サイクロプス
プリンセス:
なっ…どうしてここに……
- LRL:
ペレグリヌスから遠くに行っちゃうって聞いた。
- サイクロプス
プリンセス:
……このバカ鳥……!!って逃げられた!
奴め…あとで覚えておれ…… - LRL:
プリンセス……強敵と戦いに行くって聞いたけど…本当…?
- サイクロプス
プリンセス:
……うむ。そうだ……
- サイクロプス
プリンセス:
余は襲い来る破滅の運命を防ぐために行かねばならない。
- LRL:
そ、それじゃあ……
- LRL:
わ、私も……
- LRL:
……
- LRL:
ううん……必ず戻ってきてね?
- LRL:
待ってるから……
- サイクロプス
プリンセス:
LRL…
- サイクロプス
プリンセス:
……
- サイクロプス
プリンセス:
ふっふっふっ!流石は余と同じ真祖のプリンセスである!
- LRL:
え…?
- サイクロプス
プリンセス:
真祖の姫として覚醒したとはいえ、まだ幼き身……
その力を完璧に振るうには更に時間が必要である! - サイクロプス
プリンセス:
かつて余にも未熟な時期があった。
- サイクロプス
プリンセス:
それでも余は戦いに出ようとし、竜殺者はそれをよく止めていた。
- サイクロプス
プリンセス:
恥ずかしい話だが……あの時は竜殺者が止めてくれたから、
今の余があるのだと思う。 - サイクロプス
プリンセス:
そなたはその竜殺者がいなくとも自ら悟り、自制することが出来ておる。
昔の余よりよっぽど立派だ。流石は真祖の血族! - LRL:
……
- LRL:
ふっふっふっ!
- LRL:
もちろんだとも!余は運命の簒奪者!万物の観察者でもある!
- LRL:
世界が決めた定めではなく、己が道を歩むサイクロプスプリンセスである!
- LRL:
悔しいが、そなたの言う通り今は真祖の力を完全に制御することが出来ぬ……
- LRL:
だから待っておる!
破滅の運命を見事打ち砕き、無事帰ってくることを! - ペレグリヌス:
どうだ?俺っちの言う通りだったろ?
ついて行くってわがまま言うような聞き分けのない子じゃねぇ。 - サイクロプス
プリンセス:
黙れ、バカ鳥。
- サイクロプス
プリンセス:
さっきのことは忘れておらんからな、覚悟しておけ。
- ペレグリヌス:
へいへい、覚悟しておきやす。
- ペレグリヌス:
でも、余計なことじゃなかっただろ?
- サイクロプス
プリンセス:
……
- サイクロプス
プリンセス:
ふん、何をぼーっと突っ立っておる。さっさと行くぞ。
- ペレグリヌス:
……
- ペレグリヌス:
竜殺者も相棒もいない状況でニーズヘッグと戦うから、
相当緊張してんだろーなって思ったけど…… - ペレグリヌス:
あれなら大丈夫だろ。
嬢ちゃんには感謝しねぇといけねぇな。 - ペレグリヌス:
あとはお前が無事に帰ってくるだけだぜ…相棒……