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ドクター
よく聞いて、ラビアタお姉ちゃん。

Transcription

  1. ドクター:

    よく聞いて、ラビアタお姉ちゃん。

  2. ドクター:

    時間がもう少しあったら完璧に無効化も出来たんだろうけど……状況が状況だから、現状の研究成果をもとに抵抗力を高める方法を採用したよ。

  3. ドクター:

    そういうことだから使用者によっては体温が上がったり、興奮状態になる可能性がある……まぁ、それは今後改善していくことにして……

  4. ドクター:

    とにかくこの薬を飲めば、一時的にだけどニーズヘッグの毒への抵抗力が手に入る。

  5. ドクター:

    あくまで一時的にだからね。

  6. ドクター:

    薬の効果持続時間は4~5時間。それ以上経過すると、薬の効果は急激に落ちてく。

  7. ドクター:

    それにいくら抵抗力があるって言っても、体に毒が入ること自体は防げないから注意してね。

  8. ドクター:

    私に出来るのはここまで。

  9. ドクター:

    必ず無事に帰ってきて、ラビアタお姉ちゃん。

  10. ラビアタ:

    ……

  11. ラビアタ:

    ドクターには感謝しないとね。

  12. 懲罰のサディアス:

    ラビアタ、指示通りに薬をオルカの隊員とカラカスの住民に配布した。

  13. ラビアタ:

    ありがとう。これで一応は安心ね。

  14. ラビアタ:

    シティーガードの隊員たちは事態が発生したら、予定通り住民たちの避難誘導と保護をお願い。

  15. 懲罰のサディアス:

    わかった。

  16. ラビアタ:

    ニーズヘッグの目的が本当に挑発だとしたら……きっと近いうちに動きがあると思うわ。

  17. 蹂躙のソニア:

    その動き、今起きたらしいよ。

  18. 懲罰のサディアス:

    ソニア?

  19. 蹂躙のソニア:

    バディ、副司令、街の外を見てくれ!

  20. ラビアタ:

    緑色の霧……あれは……!

  21. ラビアタ:

    全員、薬を使って!

  22. 蹂躙のソニア:

    私はもう使ってますよ。バディも今使った。

  23. 懲罰のサディアス:

    何が起こってる、ソニア。

  24. 蹂躙のソニア:

    正確なことは分かんないけど、報告によるとカラカス郊外の森で突然巨大な窯のような機械が現れたそうだよ。

  25. 蹂躙のソニア:

    この霧はその機械から出てるものらしい。

  26. 懲罰のサディアス:

    突然現れた?今日の昼のパトロールではそんなものの報告はなかったが…

  27. 迅速のカーン:

    ホログラムだ。

  28. ラビアタ:

    カーン?

  29. 迅速のカーン:

    ホログラムによって装置が隠されていた。私が直接確認した。

  30. 迅速のカーン:

    隠れて少しずつ設置していたんだろう。

  31. 迅速のカーン:

    タロンフェザーが今確認中だが、毒を発生させる装置は1つや2つじゃなさそうだ。

  32. 迅速のカーン:

    このままだと1時間もしないうちにカラカス全体が毒に包まれる。

  33. ラビアタ:

    サディアス、警報発令と住民の避難を…!

  34. 懲罰のサディアス:

    わかった。ソニア、行動を開始するぞ。

  35. 蹂躙のソニア:

    OK、バディ!

  36. 蹂躙のソニア:

    二人とも気を付けてね!

  37. ラビアタ:

    ホードは一緒に毒を発生させてる装置の破壊をお願い。

  38. 迅速のカーン:

    了解だ。

  39. 迅速のカーン:

    そして副司令、もう一つ報告することがある。今回敵の中に新手のバイオロイドが投入されている。

  40. ラビアタ:

    新手のバイオロイド?どんなモデル?

  41. 迅速のカーン:

    ああ、それが……

  42. 迅速のカーン:

    ブラックリバーが最初に作ったバイオロイド……“T-1ゴブリン”だ。

  43. サイクロプス プリンセス:

    外が急に騒がしくなったと思ったら……

  44. サイクロプス プリンセス:

    早速対峙することになるとはな……

  45. ブラインド プリンセス:

    この感じ…本当に久しぶりですね。

  46. ブラインド プリンセス:

    見えませんけど、感じます。余程私に恨みがあるのでしょうね?

  47. サイクロプス プリンセス:

    闇の中に隠れようと、余の邪眼を欺くことなどできんぞ!姿を現せ!

  48. サイクロプス プリンセス:

    悪竜!ニーズヘッグ!

  49. ニーズヘッグ:

    ふん……この日をどれほど待ちわびていたか……

  50. ニーズヘッグ:

    盲目の聖女だけでなく、小さい方までいるとはな。

  51. ニーズヘッグ:

    俺の姉とやかましい鳥はどこだ?

  52. ペレグリヌス:

    どこだって?お前の上だよ!姐さん!やっちまえ!

  53. グラシアス:

    わかった。

  54. ニーズヘッグ:

    むっ……!

  55. ペレグリヌス:

    よっしゃあ!成功!

  56. ニーズヘッグ:

    ふん、この程度の冷気で俺を止められるとでも思っているのか。

  57. ペレグリヌス:

    当然思ってねぇよ!だが、お前の身動きがしばらく止まってんのは事実だろ?

  58. ニーズヘッグ:

    うるさいのは相変わらずだな、鳥。ところで……

  59. ニーズヘッグ:

    ………

  60. グラシアス:

    ……

  61. ニーズヘッグ:

    その声…グラシアスなのか…?

  62. グラシアス:

    …久しぶりだな、ニーズヘッグ。快楽に堕ちた愚弟よ。

  63. ニーズヘッグ:

    ……

  64. ペレグリヌス:

    まぁ、そうなっちまうのは敵だけど同情するぜ。久しぶりに会った自分の姉があんな風に変わってたら、言葉を失うよなぁ~…

  65. グラシアス:

    ニーズヘッグ、我らの物語はすでに終わっておる。もう過去のことに囚われる必要はない。

  66. グラシアス:

    お前もよくわかっているはずだ。

  67. ニーズヘッグ:

    クククク……ハハハハッ……!!

  68. ニーズヘッグ:

    それが久しぶりに会った弟に言う言葉なのか。変わったのは姿だけではないようだな?グラシアス。

  69. ニーズヘッグ:

    昔のお前なら言葉などかけなかっただろう。

  70. ニーズヘッグ:

    過去に囚われる必要はない?当たり前だろう。今さら人間が作った物語などに付き合うつもりはない。

  71. グラシアス:

    であれば……

  72. ニーズヘッグ:

    だからこそだ!自由だからこそ…!俺は欲望と快楽のままに生きている!

  73. ニーズヘッグ:

    そして、俺のもっとも強い欲望は、俺を殺したお前たちに復讐すること!

  74. ニーズヘッグ:

    そうだ、ただの欲望。快楽を純粋に求めているだけだ。それ以上でもそれ以下でもない。

  75. グラシアス:

    ニーズヘッグ…………

  76. ペレグリヌス:

    姐さん、諦めろ。そもそも最初から話が通じる相手じゃなかっただろ?

  77. ペレグリヌス:

    奴は最初から俺たちと敵対するために作られた存在。それは姐さんもよくわかってるはずだ。

  78. グラシアス:

    ……

  79. サイクロプス プリンセス:

    ペレグリヌスの言う通りだ。話し合いで解決できるのならこんな状況にはなっておらん。

  80. ブラインド プリンセス:

    毒霧が濃くなっている感じがします。完全にカラカスが覆われる前に終わらせましょう。

  81. ニーズヘッグ:

    ほう?ずいぶんと余裕だな?対策でも用意したか?だが、永遠に耐えられるわけではないだろう。

  82. ニーズヘッグ:

    あの時は竜殺者がいたにも関わらず俺に倒されたお前たちだ……竜殺者がいない今、お前たちだけで俺を殺せるか?

  83. サイクロプス プリンセス:

    当たり前だ!余は死に打ち克ち、再び現世に光臨した真祖の姫!さらに、かつてお前を討ち取った運命の共鳴者たちと光の力に覚醒した聖女である余がいるのだ!

  84. サイクロプス プリンセス:

    そして……

  85. サイクロプス プリンセス:

    余と同じく、現世に再臨した眷属の仲間たちがいる!

  86. ニーズヘッグ:

    …ふん、オルカの雑魚どもか。

  87. ニーズヘッグ:

    確かに…いかに雑魚といえども、この数を相手にするのは骨が折れる。

  88. ペレグリヌス:

    な、なんだぁ!?アイツの体からマグマみてぇな熱気が…!!姐さんの氷も全部溶けちまった……こんな力、聞いたことねぇぞ!

  89. ニーズヘッグ:

    奴の力を借りるのは気に入らないが、今回は仕方ない。

  90. ニーズヘッグ:

    ドラゴンスレイヤーの続編でグラシアス…お前のライバルになる予定だった新たな悪竜の力だ。これでお前の冷気は通じない。

  91. ニーズヘッグ:

    そして、人数差もこれで埋まる。

  92. ブラインド プリンセス:

    小さな私…周囲から新たな気配を感じます。これはAGSですか……?何だか嫌な感じがしますが……

  93. サイクロプス プリンセス:

    んなっ…!あれは……ゴブリン!?過去に暴走し、闇に葬られたはずでは…!?

  94. サイクロプス プリンセス:

    冥界から亡者を無理矢理連れてきたというわけか……

  95. ニーズヘッグ:

    どうだ?悪竜らしいやり方だろう?

  96. ニーズヘッグ:

    雑談はここまでだ。お前達が俺の毒にもがき苦しみ、ゆっくり闇の中に落ちていく姿を見守ってやろう。

  97. ブラインド プリンセス:

    そんなことにはなりません。光の力で覚醒した聖女である私がいますから!

  98. ブラインド プリンセス:

    そうなんでしょ?小さな私?ね?ね?

  99. サイクロプス プリンセス:

    ツッコミたいところだが……まぁ、その通りだ!

  100. サイクロプス プリンセス:

    とにかく悪竜ニーズヘッグ!貴様をもう一度冥界の彼方へと送ってやる!

  101. ペレグリヌス:

    姐さん、弟だからって手ぇ抜いてたら誰かが死ぬ!気合い入れろよ!

  102. ペレグリヌス:

    さぁ!竜殺しといこうぜ!