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Transcription
- 無敵の龍:
第二次連合戦争が勃発して数カ月……
- 無敵の龍:
長きに渡り軍事業界を席巻していたブラックリバーとポセイドンの軍事力が
合わさった連合軍が勝利するだろうと誰もが予想していた時期だ。 実際、戦争初期はそんな方向へ流れていく雰囲気はあったと思う。 - 無敵の龍:
だが、三安のバイオロイドは戦術モジュールを驚くべき早さでアップグレードし、
戦闘用に製作されたブラックリバーのバイオロイドと同等… いや、それ以上の戦闘力を発揮していた。 - 無敵の龍:
さらに三安は世界のバイオロイド市場の50%以上を占めるほどの生産力を
持つ企業…結局、戦争がどのように進むのかは誰も分からなかった。 - 無敵の龍:
連合軍はその状況を打破するため、ポセイドンが持つ強力な艦船を利用して
三安の脆弱な海上戦力を打撃し、主要拠点を攻略する大規模な上陸作戦を 実行した。 - 無敵の龍:
しかし…人類の歴史がそうであるように……
何事も思い通りにいくことの方が珍しい…… - アンヘル・
リオボロス:
あああああああああッ!クソ!クソ!!
- アンヘル・
リオボロス:
キム・ジソク!!
- アンヘル・
リオボロス:
あと少しで…!!!
- アンヘル・
リオボロス:
あと少しでヤツの喉元に手が届いたのに……!!!
- アンヘル・
リオボロス:
“マーメイデンプロジェクト”?三安の海軍!?そんなの聞いてないぞ!
- アンヘル・
リオボロス:
海上バイオロイドごときで北海道上陸作戦が失敗した?
- アンヘル・
リオボロス:
この作戦に一体いくらつぎ込んだか…!
- 無敵の龍:
……
- アンヘル・
リオボロス:
なぜだ…!
- アンヘル・
リオボロス:
何か言い訳はあるか!連合司令官!
- 無敵の龍:
事前情報になかった海上戦力の出現が全ての原因です。
我が軍の兵士たちは最善を尽くしていました。 - アンヘル・
リオボロス:
ハハハハ…!ハハハハハ…!!
- アンヘル・
リオボロス:
はぁ…?
- アンヘル・
リオボロス:
最善を尽くしただと?
- アンヘル・
リオボロス:
お前が私の命令を無視せずにあのまま上陸を強行していれば、
作戦は成功していた! - 無敵の龍:
上陸する前にすでに我が軍の被害は甚大でした!
そんな状態で上陸を強行すれば、敵の地上戦力になす術もなく 壊滅させられていました! - アンヘル・
リオボロス:
そんなことは関係ない!
- アンヘル・
リオボロス:
お前の任務は連合軍を率いて部隊を上陸させることだったんだ!
それが私の“命令”だった! - アンヘル・
リオボロス:
ただの人形の分際で逆らいやがって……
そんな戯言を聞くためにカネをかけてお前を作ったわけじゃないんだ…… - アンヘル・
リオボロス:
はは、ラビアタも超えられない失敗作を信じた私が悪かったんだ。
- 無敵の龍:
……!
- ???:
カハハハ、失敗作は言い過ぎじゃねぇかアンヘル。
司令官は上手くやってる。 - ???:
もっと自分が作った作品を信じろ、俺みたいに。
- アンヘル・
リオボロス:
何の用だ。
- アンヘル・
リオボロス:
アレクサンドロス…
- アレクサンドロス・
C・パットン:
ククク…何の用?そりゃあ一発食らわされたお前の顔を見に来たんだ。
ついでに連合司令官に紹介したい奴がいてな。 - アンヘル・
リオボロス:
おい、今回の作戦はお前の兵力も投入されたことを忘れてないか?
- アレクサンドロス・
C・パットン:
そりゃあよく知ってるさ。
だが、それがどうした?その程度の兵力、また作ればいいじゃねーか。 - アレクサンドロス・
C・パットン:
むしろ俺は仕事がもっと楽しくなって嬉しいぜ?
あっさり終わられても面白くねーからな! - アレクサンドロス・
C・パットン:
“マーメイデン”だっけか?三安もおもしれーもんを作ったもんだ。
ついに三安とまともに海でやり合えるんだからよ! ククク…!興奮して仕方ねぇ! - アンヘル・
リオボロス:
戦争狂め……
- アレクサンドロス・
C・パットン:
カハハッ!ありがとう!最高の褒め言葉だ!
- アレクサンドロス・
C・パットン:
んじゃ……
- アレクサンドロス・
C・パットン:
やあやあ!久しぶりだなぁ!連合司令官!
今回の作戦は本当に残念だったな! - アレクサンドロス・
C・パットン:
こんなこと言ってるが、俺も強行すればよかったって意見だぜ?
もしそうなれば今ごろ血と肉が飛び散るパーティーが開催されてただろうからよ。 - 無敵の龍:
アレクサンドロス会長……小官に紹介したい者がいると言っておられましたが……
- アレクサンドロス・
C・パットン:
ああ、そうなんだ!
- アレクサンドロス・
C・パットン:
おい、入ってこい。
- アレクサンドロス・
C・パットン:
紹介する。今後連合軍の副司令官を務める“ガンマ”だ。
- 無敵の龍:
ガンマ……
- レモネードガンマ:
お前が司令官の龍か?
- レモネードガンマ:
ふーん?思ったより大したことなさそうだがな?
- 無敵の龍:
君は……
- 無敵の龍:
……!!
- レモネードガンマ:
へぇ?すげぇじゃねーか?眉一つ動かさねぇでこれを止めるなんてよぉ。
- レモネードガンマ:
そこまで手加減したつもりもねぇんだがな……
カハハッ!いいね!気に入った!それでこそ連合軍の司令官だ! - 無敵の龍:
いきなりの攻撃…一体どういうつもりだ…!
- レモネードガンマ:
何そんなにキレてんだよ。
軽い挨拶じゃねーか。 - レモネードガンマ:
これから私が仕える上官がどの程度なのか知っておくべきだろ?
- 無敵の龍:
だからといって、攻撃していいことにはならないはずだが?
- レモネードガンマ:
そーだな!だが、まずは上下はハッキリさせるべきじゃねぇか?
- レモネードガンマ:
自分より弱い奴が司令官だなんて納得いかねーからな。
- 無敵の龍:
……お前……
- 無敵の龍:
ふざけるにも度が過ぎている……
- レモネードガンマ:
カハハッ!そう!その顔が見たかった!
- レモネードガンマ:
お前の戦っている姿は記録で数えきれないほど見てきた!
初めて見た時は全身に鳥肌が立ったぜ。 - レモネードガンマ:
誰よりも好戦的で、誰よりも戦いを楽しむ!
そして、何が起きても表情変えずに敵を斬り倒す! - レモネードガンマ:
あの姿はまさに圧倒的っつー言葉が相応しい。一目惚れだった!
それで私は確信したんだ!私が生まれた理由はお前と戦うためだったんだって! - レモネードガンマ:
ああ、そうだな…この感情は愛と言っても過言じゃねェ!
- 無敵の龍:
…ずいぶんと歪んでいるな……
- レモネードガンマ:
カハハッ!これはお前にも責任がある。
私をここまで興奮させたお前が悪い! - レモネードガンマ:
さぁ、どっちが上か明確にさせるためにも勝負しようぜ…
私を失望させないでくれよ…龍! - 無敵の龍:
それがガンマとの初めての出会いだった。
- マーリン:
ガンマ隊長らしい初めてですね……!
- それはなかなか……
- 無敵の龍:
しかし、この時を除けば大きな問題は起きなかった。
激しめの手合わせを何度かした程度だ。 - 無敵の龍:
ガンマは小官と戦うことと同様に共に戦うことも楽しんでいるように見えた。
- 無敵の龍:
その後は皆が知っているように鉄虫の侵攻が起き、
小官たちは全力を尽くして戦っていたがヒュプノス病がまん延し始めた。 - 無敵の龍:
…その時期に一度、ガンマにアミーナ・ジョーンズと合流するよう勧めたのだが、
ガンマはこれを断った。 - マーリン:
ガンマ隊長はどうしてむりゅ隊長の誘いを……へ…へ……
へっきし!! うぅ……急に寒気が…… - 無敵の龍:
ふふ、そんな薄着であれば寒いのも当然だ。
どうやら目的地にもそろそろ着きそうだしな。 - 無敵の龍:
ガンマがなぜ合流を断ったかは本人に直接聞くことにしよう。
- 無敵の龍:
そのためにもまずは、あの雪原でガンマを探すことから始めなければな。
- 主人公:
- 龍が指差す先には昇る朝日を受けて銀色に輝く雪原が広がっていた。