



シーンビューアの使い方
- 背景画像・セリフ下のNEXT・選択肢をクリックでセリフ送り
- 過去のセリフの選択肢・BACKをクリックでログジャンプ
Transcription
- 主人公:
- ……生きてる……
- 主人公:
- 完全に油断していた……みんなが守ってくれなかったら俺は……
- 主人公:
- あの直後、ラビアタとリリスはゼータの前に立ち塞がり、
近くにいたオメガは俺を突き飛ばした。 - 主人公:
- そして、すぐに大爆発が起こって……
- 主人公:
- 大丈夫だ…体は動く。
早くみんなを探さないと…… - 主人公:
- まだ土煙が立ち込める中、俺は三人を探した。
- 主人公:
- そして、程なくしてラビアタとリリスの姿を見つけた。
- ラビアタ!リリス!
- ラビアタ:
……
- ブラックリリス:
……
- 主人公:
- よかった、息をしてる。
でも二人とも重傷だ……早くオルカに連れ帰って治療しないと…… - 主人公:
- あとはオメガを見つけ―
- レモネードオメガ:
うぅ……
- 主人公:
- オメガの声…!
- 主人公:
- 近くで聞こえた!この辺にいるはず!
- 主人公:
- そして……
- オメガ……
- レモネードオメガ:
ふ……笑えるわよね……
- 主人公:
- すぐにオメガを見つけることが出来た。
が…彼女の下半身は巨大な瓦礫の下敷きになっていた。 - 待ってろ!すぐに助ける!
- 主人公:
- 俺は急いで瓦礫を取り除こうとする。
- 主人公:
- しかし、とっくに体力の限界がきていたせいで
瓦礫はビクともしなかった。 - 主人公:
- クソ…クソ…!!
- レモネードオメガ:
……
- レモネードオメガ:
もういい…あなたはさっさと…二人を連れて帰って……
- レモネードオメガ:
あの扉もいつ閉まるか分からないわ……
- 主人公:
- 幸い、ゼータが開いたゲートは爆発地点から離れていたおかげで無事のようだ。
- 主人公:
- だが、やはりゼータがいなくなった影響か
ゲートは今にも消えそうな揺らぎ方をしている。 - 主人公:
- 次ゲートが閉じれば今度こそ閉じ込められるかもしれない。
- レモネードオメガ:
お願い…が…あるの……
- ……何?
- レモネードオメガ:
あなたの手で…私を終わらせて……
- 何言ってんだ…!
- レモネードオメガ:
私はもう長くない……きっと、最期はあなたの背中を見て終わる……
- レモネードオメガ:
それは…嫌なの……
- レモネードオメガ:
それにあなたは元の世界に戻っても…私が生きている可能性にかけて……
またここに戻ろうとするでしょ……? - レモネードオメガ:
あなたは変な人間だから……
- レモネードオメガ:
馬鹿みたいに…優しいひとだから……
- レモネードオメガ:
だから……私をここで楽にして……
そして、私を忘れて…… - 出来るわけないだろ!!
- 俺はそんなことをするためにお前を助けたわけじゃない!
- 俺はこんなことで諦めるような人間じゃないんだよ!
- だから…!オメガ…絶対にお前を……!
- レモネードオメガ:
私のために泣いてくれるのね……
- 主人公:
- オメガはゆっくり手を伸ばして、俺の涙を拭った。
- レモネードオメガ:
ふふ…その顔を見て、満足したわ……
- レモネードオメガ:
だから……お願い……
- オメガ……
- 主人公:
- 俺は震える手でホルスターから銃を抜き、
- 主人公:
- 引き金に指を置いた。
- 主人公:
- でも…引き金を引くことは出来なかった。
- レモネードオメガ:
あなたに出会えて…本当によかった……
- 主人公:
- オメガは震える俺の手を握った。
- レモネードオメガ:
短い時間だったけど…楽しかった…
- 主人公:
- そして、ゆっくりと銃口を自分に向けさせるオメガ。
- レモネードオメガ:
あなたなら…旦那様って呼んでもよかったわ……
- 主人公:
- オメガの細い指と俺の指が重なる。
- レモネードオメガ:
もし…来世があるんなら…その時は必ずあなたを……
- 主人公:
- その後、俺はラビアタとリリスを連れて無事に元の世界へ帰ることが出来た。
- 主人公:
- そこからは特に大きな問題もなくすべてを終えることが出来た。
- 主人公:
- 鉄の工房の制御権を完全に掌握したアルファは建物全体を無力化。
- 主人公:
- それに伴い、統率を失った鉄虫とゴブリンは
外にいたエネルギー遮断部隊によって全て処理された。 - 主人公:
- 奪還部隊は無事にイプシロンの体を確保することに成功したが、
ゼータの副官には逃げられてしまった。 - 主人公:
- こうして鉄の工房攻略作戦は俺たちオルカの勝利で幕を閉じた。
- 主人公:
- ……
- レモネードガンマ:
ここにいたか、司令官。
- ガンマ……龍に聞いたよ。
- 来てくれて助かった。
- レモネードガンマ:
こんなデケェ戦いに私が来ない方がおかしいだろ。
- レモネードガンマ:
ていうか、最初から呼べ。いいな?
- レモネードガンマ:
それより……
- 主人公:
- ガンマは俺の目の前にある小さな墓を見た。
- レモネードガンマ:
これはあいつの……オメガの墓か?
- 無いよりはいいかなと思って、俺が作った。
- レモネードガンマ:
まぁ、あいつも私と同じでかなり恨まれてるだろーからな。
他の奴には頼めねーよな。 - レモネードガンマ:
オメガはどうやって逝った。
- 笑ってたよ。安らかな顔で。
- レモネードガンマ:
そりゃよかった。
- 主人公:
- ガンマはそう言ってポケットから写真を取り出し、墓前に手向けた。
- その写真…
- レモネードガンマ:
ああ……お前には一度見せたな。
- 主人公:
- 写真の中のレモネードたちの姿は俺が知っている彼女たちとは
大分雰囲気が違った。 - 主人公:
- もし…もしもう少し……
- 主人公:
- もう少し早く彼女たちと出会っていたら……何かが違ったんだろうか?
- 主人公:
- 彼女たちと別の選択をすることができたんだろうか?
- 主人公:
- 俺も……
- 主人公:
- こんな風に彼女たちと笑い合うことができたんだろうか?
- いい思い出なんだな。
- レモネードガンマ:
当たり前だろ?いい思い出じゃなかったらこんなもん持ってねぇよ。
- レモネードガンマ:
でも、思い出は思い出だ。人生は続いていくもんだ……
いつまでも浸ってはいられねぇ…… - レモネードガンマ:
オメガの奴がどう思ってたかは知らねーが……
- レモネードオメガ:
あああああ~……!ベータぁぁ~!もう嫌~!
- レモネードベータ:
きゃっ!?私のお肉が!!あうぅ…勿体ない……
- レモネードベータ:
あ、あの…オメガ…どうしたんですか……?飲み過ぎじゃ……
- レモネードオメガ:
どうして私より愚かな人間の命令を聞かないといけないのか……分かりません~!
- レモネードベータ:
え、えぇ?とりあえず一回離れてください…まずはお料理を……
- レモネードガンマ:
カハハハッ!こりゃ意外だなぁ!
オメガは酒に酔うとこんなにかわいくなっちまうんだな! - レモネードベータ:
見てないで助けてくださいよぉ~
- レモネードガンマ:
おもしれーからもう少しほっとこう。今しか見れねーぞ。
- レモネードオメガ:
ガンマ姉さま~!私仕事頑張ってるんですよ~?
- レモネードガンマ:
カハハハッ!お~いい子いい子、お前は頑張ってるぞ~?
- レモネードガンマ:
ガンマ姉さまはずっと見てたぞ~?お前は凄いなぁ~
- レモネードガンマ:
そこの二人もこっち来いよ。一緒にオメガを可愛がってやろうぜ!
- レモネードゼータ:
興味ありません。
- レモネードゼータ:
率直に言って、こんな所で時間を無駄にするより少しでも業務を片付けたいです。
- レモネードデルタ:
ふん、このワーカーホリック。
- レモネードデルタ:
そうやって引き籠って仕事して何が楽しいの?
- レモネードデルタ:
あなたもたまには私みたいに自分磨きしたら?
そしたら、会長にも愛してもらえるかもしれないわよ? - レモネードゼータ:
必要性を感じません。
- レモネードゼータ:
ですが、確かにあなたはたまには自分磨きをして
体つきをどうにかした方が良いかもしれませんね。 - レモネードデルタ:
は?どういう意味?それ?
- レモネードゼータ:
特に意味はありません。
- レモネードデルタ:
嘘よ!今それとなく水着を触って体を強調したじゃない!
- レモネードアルファ:
二人とも…いい加減にしてください……
- レモネードアルファ:
せっかく姉妹たちがこうして集まったんですから……
- レモネードアルファ:
はぁ……まぁ、こうなるとは思ってましたけど……
- レモネードアルファ:
イプシロンも来てないですし……
- レモネード
イプシロン:
私ならここにいるよ……
- レモネードアルファ:
え!?ポップヘッドからイプシロンの声が……
- レモネード
イプシロン:
行くの面倒だったけど…レモネードの集まりってことだから、
一応参加しようと思ってこうなった…… - レモネード
イプシロン:
ふあああ~…じゃあ何日も徹夜でゲームして疲れてるから……
もう寝るね…… - レモネード
イプシロン:
起きたらイレイナと交代しなきゃ……
- レモネードアルファ:
イプシロン、寝るって?ちょっと?
- レモネード
イプシロン:
スヤァ……
- レモネードアルファ:
はぁ……もう、まったく……
- レモネードガンマ:
カハハハッ!大変そうだな、アルファ。
- レモネードアルファ:
ガンマ…主催者はあなたでしょう?笑ってないで何とかしてください。
- レモネードアルファ:
それで…一体何のために私たちを呼び出したんですか?
- レモネードアルファ:
ただの親睦会なわけありませんし、何かあるんですよね?
- レモネードガンマ:
あ?ただの親睦会だぞ?
ああ、でも…… - レモネードガンマ:
呉越同舟って言葉があるよな?
いくら敵同士でも乗ってる船が沈みかけたら助け合うってやつ。 - レモネードアルファ:
……そうですね?
- レモネードガンマ:
試してみようぜ。
- レモネードアルファ:
あなた…まさか…!
- レモネードガンマ:
いやいや、わざとじゃねーよ。
たまたま穴が開いちまった!カハハッ! - レモネードアルファ:
なっ…!!何を笑ってるんですか!!ここは海のど真ん中ですよ!?
- レモネードガンマ:
なに、レモネードなら何とかなんだろ。
- レモネードガンマ:
お?船が傾き始めたな?
- レモネードアルファ:
みんな!船から脱出しましょう!後ろにボートがあります!
- レモネードゼータ:
……本当に非効率的……
- レモネードデルタ:
ゼータ!私の話は終わってないわ!逃げるの!?
- レモネード
イプシロン:
スヤァ……
- レモネードオメガ:
ほえ…?何…なんだか傾いてる……
- レモネードベータ:
ああ!まだお料理が!まだ全部食べてないのに…!
- レモネードアルファ:
今そんなことどうでもいいでしょう!?
- レモネードガンマ:
カハハハハハッ!!
- レモネードアルファ:
ガンマ!笑ってないであなたも手伝ってください!!
- レモネードガンマ:
……
- レモネードガンマ:
そうだな……
- レモネードガンマ:
オメガにとってもいい思い出だったはずさ。
- 主人公:
- 俺はまだ右手に巻いていたハンカチを見た。
- 主人公:
- 治療をした後も巻いたままにしておいた。
- 主人公:
- 俺はハンカチを解く。
- 主人公:
- そして、レモネードたちの写真の横に置こうとしたが…やめた。
- 主人公:
- オメガ…お前は本当に悪い奴だよ……
- 主人公:
- こんなことされたら…嫌でも忘れられないだろ……
- 主人公:
- お前の言う通り俺は……変な人間だから……
- 主人公:
- いつまでも忘れないよ。いつまでも持ってる。
- 主人公:
- 俺はハンカチを握りしめる。
- 主人公:
- そして、改めてハンカチを見て俺は気付いた。
- 主人公:
- オルカのマークの隣には一匹の黒い蝶が刺繍されていた。