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Transcription
- ストーカーの襲撃を切り抜け、安全地帯となったオルカの艦橋。
今まで起きた出来事について思い返していた。 - 俺の記憶はポッカリと穴が空いたように無くなっている。
日常生活は親切なバイオロイドのおかげで辛うじて 送れているといった感じだ。 - そんな俺の頭の中に唯一残っているのは鉄虫に関する知識だけ。
- その怪物の弱点、行動パターン、倒し方。
- ただ、その知識をどのように手に入れたのか思い出そうとすると
頭痛と激しい睡魔が襲ってくる。 まるでそれを思い出す事を脳が拒むかのように。 - 俺に何か問題があるのか?何故俺は記憶を失ったのだろう?
- 分からない。俺に出来る事は失った記憶の代わりに
俺が今置かれている状況を把握する為、 新たに情報を集めることだけだ。 - それ以外に何も出来る事はない。
- コンスタンツァS2:
呼び出しを受けて参りました。
ご主人様、何か問題でもございましたか? - P/A-00グリフォン:
私たちは暇じゃないんだけど。どうしたの?
- 人間の滅亡に関する説明を頼む。
- 現在の状況について聞きたい。
- コンスタンツァS2:
そうでしたね。あの時は非常事態でお話できていませんでした。
遅ればせながらご説明いたします。 どこからお話すればよろしいでしょうか。 - コンスタンツァS2:
あ、その前にご主人様の記憶がどのくらい残っているのか
確認した方がよさそうですね。 えっと…私たちが作られた経緯と戦争についてはご存知ですか? - 全く知らないと説明する。
- 大体は知っていると答える。
- P/A-00グリフォン:
全然知らないって?
はぁ…ってことは最初の最初から説明しなきゃいけないじゃん。 すごく長くなりそうなんだけど。 - コンスタンツァS2:
では最初からご説明いたします。
私たち、つまりバイオロイドがこの世に登場して以来、 多くの変化がありました。 - コンスタンツァS2:
ある人間様たちにとっては私たちの存在は大いに役立ちましたが…
そうでない方たちは私たちを忌み嫌いました。 - コンスタンツァS2:
その方たちは私たちが人間様の仕事を奪い、
その結果として貧困に陥ったと考えていたようです。 - コンスタンツァS2:
私たちは人間様を助けるために生まれたのですが…
そのような葛藤の末、人間様同士での戦争が勃発しました。 - 戦争に関して聞きたい。
- コンスタンツァS2:
私たちを製造した企業と、
私たちを忌み嫌う人間様たちの民意を意識していた政府との戦争でした。 - コンスタンツァS2:
政府側は企業を抹殺するためロボットの軍団、いわゆるAGSを製造、
企業側も私たちのようなバイオロイドに武装させて対抗しました。 - 人間を攻撃することはできないのかと聞いた。
- コンスタンツァS2:
私たちは人間様を攻撃することはできませんでしたし、
既に戦争の主役は政府側のAGSと私たちバイオロイドでした。 私たちは命令があれば制圧しました。 - コンスタンツァS2:
結局、戦争は企業側の勝利となりました。
しかし…この戦争の結果、混乱と犯罪、内戦はその後も続きました。 - P/A-00グリフォン:
私も当時の話を本で読んだことがあるわ。
人間たちがとても野蛮になったって。その時、私思ったの。 人間ってすごく醜い姿なんだろうなって。 - さっきの状況についてもっと説明を頼む。
- 自分の外見について聞く。
- コンスタンツァS2:
グリフォン、今はそうじゃないみたいね?
- P/A-00グリフォン:
そ、そんなことないわ…今も思いっきりそう思ってるんだけど?
変な誤解しないでくれる?もう、話を続けてよ。 - コンスタンツァS2:
別に恥ずかしがることじゃないのよ。ふふふ。
今はこれ以上は追及しないわ。 - コンスタンツァS2:
では話を続けますね。
そんな混乱のさなかに鉄虫は攻め込んできました。 突然空を覆いつくして… - コンスタンツァS2:
混乱の渦中にいた人間様たちはろくに反撃することも出来ず…
鉄虫たちが通信網を食いつぶしてしまったため、 私たちも命令を受け取ることができずにいました。 - コンスタンツァS2:
そのようにして鉄虫との戦争は一方的な戦況となり、
結局人間は滅亡してしまいました。 鉄虫たちの人間狩りの執拗さと言ったらそれはもう… - コンスタンツァS2:
不思議なことに…私たちには特に興味がなかったみたいで、
安全な場所にいた人間ばかりを見つけては攻撃していました。 - コンスタンツァS2:
結局、人間たちは一人二人と姿を消していき、
私たちは退却を続けるしか成す術がありませんでした。 命令できる者がいませんでしたので。 - P/A-00グリフォン:
あの時は本当に悪夢を見ている様だったわ。
あと…ストーカー、あいつは… まぁ…もう終わったことだけど… - コンスタンツァS2:
それはそうと、私たちは幸運にもご主人様に出会えました…
- 俺が死んだら人間は完全に滅亡するのかと聞いた。
- コンスタンツァS2:
その点が気に掛かるようですね。ご安心ください。
少なくともそれだけで人間様の運命が終わるわけではありませんから。 - 方法について聞いた。
- コンスタンツァS2:
そ…その…私は、ですから…
人間様の女性の遺伝情報をもとに製造され… - コンスタンツァS2:
その…必要な生体器官もすべて存在いたします。
- P/A-00グリフォン:
こ、コンスタンツァ、何言ってるの…?恥ずかしい…
- P/A-00グリフォン:
ま、まだ、その話をするのは早すぎると思うけど?
その…とにかく…他の話を先にしようよ。 さっきのその…ほら、仲間を作るって話。 - コンスタンツァS2:
あ…、ご主人様、お話がございました。
仲間を増やす方法についてです。 - P/A-00グリフォン:
昨日この辺の廃工場を偵察中に、とびっきりイイものを見つけたの。
あんたも知ってるはずよ。バイオロイド製造機。 この潜水艦にも一つあるしね。 - P/A-00グリフォン:
それでね、その廃棄された製造機の中から
もっとイイもの見つけたの。たぶんここバイオロイド工場だったはずよ。 遺伝子の種もたくさんありそう。 - 遺伝子の種?
- P/A-00グリフォン:
遺伝子の種っていうのは、それを入れると遺伝子情報が読み込まれて
バイオロイドを作ることができるのよ。 - P/A-00グリフォン:
そこに行って製造機も手に入れて、
ついでに遺伝子の種も取ってこようよ。 - コンスタンツァS2:
私たちも今まで仲間はその方法で増やしてきました。
もうその設備は無くなり、種も無くなってしまいましたが…。 - コンスタンツァS2:
おそらく廃工場の近くには残った鉄虫たちがいると思います。
ですがストーカーが居なければそこまで危険ではないと思います。 - コンスタンツァS2:
どういたしましょうか?出動してもよろしいでしょうか?
- 出動を命令する。
- P/A-00グリフォン:
な、何言ってるの!?そんなこと聞くまでもないでしょ?
あんた恥っていうものがないの? - P/A-00グリフォン:
…それよりもちゃんと話聞きなよ。…さっきの答えは…
もう少し親しくなったら話してあげるから。 - さっきの状況についてもっと説明を頼む。
- コンスタンツァS2:
そうですか?記憶を完全に失ったわけではないようですね。
その戦争の結果、人間様同士は混乱に陥りました。 - その後の過程について聞く。