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不屈のマリー
信号を頼りに進んできたが…ここか?ここから命令信号が送信されている。

Transcription

  1. 不屈のマリー:

    信号を頼りに進んできたが…ここか?ここから命令信号が送信されている。

  2. P/A-00グリフォン:

    大丈夫かな…?なんか不安なんだけど…。

  3. 不屈のマリー:

    今さら後には戻れないぞ。この通路に沿って行けば…

  4. ???:

    正体不明の機械音。

  5. ???:

    侵入者発見。攻撃許可承認済み。即時に消去。発射。

  6. 不屈のマリー:

    皆、避けろ!!!

  7. フォーチュン:

    さっきはほんと危なかったわ…。あの子は何だったの?いきなりレーザーまで発射してきて…。

  8. エイダーType-G:

    火砲の種類はプラズマ発射機と見られ、ネオン系列の化合物を使用。弾速は秒速600メートル以上、プラズマ温度8000度以上と測定。

  9. フォーチュン:

    違う~!違うのよ、それが知りたいんじゃなくて…!普通ロボットはバイオロイドに会ったらまず挨拶するのよ?

  10. フォーチュン:

    いきなりレーザー砲を撃ってくるなんて理解できないわ!

  11. エイダーType-G:

    レーザーではなくプラズマ発射機です。プラズマは物質砲に属し、レーザーは光学砲に属します。

  12. フォーチュン:

    もう!それはそうなんだけどね!…どうする?さっきのレーザー…じゃなくて、プラズマを撃ってきた子がコマンダーAIなのね?

  13. エイダーType-G:

    命令信号が送信されているので99.8%以上の確率でコマンダーAIだと思われます。残り0.2%はウイルスに感染した可能性です。

  14. フォーチュン:

    …どうすればいいかしら?何とかしてAGSを無力化させないとトリックスターを探せないし…

  15. エイダーType-G:

    ではこの方法はどうでしょう?AGS同士で可能な二つ目の説得方法です。

  16. フォーチュン:

    え?どういう方法かしら?

  17. エイダーType-G:

    人間とバイオロイドたちはハッキングと呼ぶそうですね。

  18. 主人公:

    - フォーチュンとエイダーがハッキングについて話をしている。

  19. 主人公:

    - 俺はそれどころではなかった。強烈な既視感に襲われていた。

  20. 主人公:

    - アンダーウォッチャー。あの黒くて白いAGSを見ると思い出される名前。

  21. 主人公:

    - 俺はあれを以前見たこともあれば触れたこともある…。

  22. 主人公:

    - しかし、あの姿を明確に思い出そうとするといつものあの発作に襲われる。

  23. 主人公:

    - 頭痛がする中で、さらに睡魔にも負けないよう精神を集中させる。

  24. 主人公:

    - かなり苦しいがコンスタンツァとマリー、他のバイオロイドたちに気付かれないよう平然を装わなければ…。

  25. 主人公:

    - 「それ」について思考するのを止めなければ…。限界が来て倒れてしまう…。彼女たちに心配をかけさせるわけにはいかない…。