Transcription

1. スカディー:

   鉄虫接続信号消滅！成功です！鉄虫をすべて排除しました！

2. スカディー:

   では、先ほどの接続を再開させます。エヴァとの信号接続を復旧します。

3. エヴァ:

   突然の実行エラーをお詫び申し上げます。先ほどのお話を続けますと…

4. P/A-00グリフォン:

   はぁ？こっちが苦労して戦ってる間は隠れてたくせに終わったら何事もなかったみたいに喋りはじめるなんて…！

5. エヴァ:

   どういうことでしょうか？試験対象の人間様。グリフォンタイプが言った事について説明いただけますか？

6. 主人公:

   ここで起きた戦闘について説明する。

7. エヴァ:

   そんな…少々お待ちください。脳波及び心臓拍動、抹消神経系の反応などから真偽を判別します。

8. エヴァ:

   ……

9. エヴァ:

   すべて事実のようです…。どうしてそんなことが…

10. エヴァ:

    アミーナはこの施設の存在について、いかなる記録も残していない。そのため鉄虫は絶対に分からないという確信がありました。

11. エヴァ:

    その誤った確信のために皆様がこの最後の金庫内で実質的な脅威に晒されてしまった事をお詫び申し上げます…。

12. エヴァ:

    すべての脅威は排除されましたので…試験を……え…試験に関するデータが…削除されているだなんて…

13. P/A-00グリフォン:

    どういうこと！？さっきの鉄虫たちにデータを全部盗まれたっての！？

14. エヴァ:

    し、試験に関する資料だけです。アミーナが残したメモリーは無事です。

15. エヴァ:

    …試験データが削除されたため、試験は実施不可能となりました。では…再試験の準備をする時間を…

16. P/A-00グリフォン:

    まさか、試験データを復旧しなくちゃいけないから後で来いとか言い出すんじゃないわよね！？

17. エヴァ:

    原則は原則ですので…

18. コンスタンツァS2:

    このサーバーは鉄虫が侵入してしまいました。安全とは言えません。次も私たちがサーバーを守れるかどうかは断定できません。

19. エヴァ:

    それは…その通りです。

20. コンスタンツァS2:

    エヴァさんが準備しておいた試験データを破壊したのが鉄虫なら…その鉄虫を見事排除したのはご主人様です。これは試験合格に値する能力を持っていると証明するのに十分ではありませんか？

21. エヴァ:

    …コンスタンツァS2モデル。あなたの論理は合っています。今後の鉄虫による接続の危険を考慮し現在接続している司令官の試験合格を認めます。

22. P/A-00グリフォン:

    そうこなくっちゃっ！

23. エヴァ:

    試験合格の報酬については別途データを転送いたします。

24. エヴァ:

    そして、人類最後の指導者だったアミーナ・ジョーンズは今は廃墟となっている三安産業の秘密研究所の一つに人類最後の戦力を封印しました。

25. エヴァ:

    VIPに指定された人間だけに立ち入りが認められた、保安が徹底された秘密区域です。接近が厳重に制限されております。

26. エヴァ:

    そこであなたはアミーナが残した遺産を受け取り、そして、私とこれからあなたの力となってくれる仲間たちに出会えることでしょう。

27. エヴァ:

    早く会いに来てください…。私たちはあなたを心よりお待ちしております…。

28. スカディー:

    あ、今データを受信していますね。まずは…すごいですね…暗号化が半端じゃないわ。少々お待ちを…。

29. スカディー:

    ……

30. スカディー:

    なるほど、3次元座標ですね。ふぅ…セキュリティのためかダミーデータが実際のデータの百万倍以上ありますね…。とりあえず座標を送ったということは…その場所に来てほしいということですね？

31. スカディー:

    そうそう、コンスタンツァさん。とてもお見事な交渉でしたよ。

32. コンスタンツァS2:

    …とんでもないです。ご主人様のお役に立てたならそれで満足です。

33. 主人公:

    そう言ったコンスタンツァが俺をチラッと見た。どういう意味だ？

    1. ありがとう。助かった。
    2. 俺は試験を受ける気だったのに…。
34. コンスタンツァS2:

    い、いえ…ふふふっ…。

35. P/A-00グリフォン:

    うわぁ…言葉が出ないほど嬉しいの？チッ…言っとくけどさ、その交渉、私も一緒にやったんだけど？

36. 主人公:

    グリフォンも褒めてやる。

37. P/A-00グリフォン:

    いやいや、人間…このタイミングで褒めたらおかしいでしょ…。まるで私が褒めてもらいたくて言わせたみたいじゃない。へへ…

38. P/A-00グリフォン:

    それよりも…

39. スカディー:

    え？フォーチュンさん？どうしました？ちょっと待ってください。今…。はいはい…分かりました。代わりますから…そんなに押さないでくださ…

40. 主人公:

    どうしたの？

41. フォーチュン:

    司令官！？さっきの座標データなんだけど、解析してみたの！！！そしたら大変なのよ！急がないと…あぁ、もう、どうしたらいいの！

42. フォーチュン:

    地下鉄道に乗ってここに来る前に入れなかった三安のドア覚えてる？ほら、トリックスターが出入りしたドア…思い出した！？

43. 主人公:

    どうやらフォーチュンはレイダーと戦う前に中を確認できなかったあのドアのことを話しているようだ。

44. 主人公:

    もちろん覚えていると答えた。

45. フォーチュン:

    座標なんだけど、どうやらそのドアの向こう側みたいなのよ！どういうことか理解できるわよね？

46. 主人公:

    アミーナが残した遺産がそのドアの向こうにあって…そして…

47. フォーチュン:

    そう、その通り。断定はできないけど…そんな気がするのよ。急ぎましょう！司令官！！

48. フォーチュン:

    トリックスターはすでに中に入っているわ…。その遺産ってのに手をつけたかもしれない。早く確認しなきゃ！！

49. コンスタンツァS2:

    …もし本当にそうなら…大変です…。エヴァさんが言っていた人類最後の戦力が奪われてしまっているかもしれません！

50. コンスタンツァS2:

    ひとまずは仮想現実から戻ってバイオロイドたちを招集します。ご主人様。急ぎましょう！

51. コンスタンツァS2:

    あ…。申し訳ありません…私は…ご主人様のただお役に立ちたくて…

52. P/A-00グリフォン:

    あーもう、コンスタンツァは真面目なんだから…。冗談に決まってるじゃない！？上手くいったのに何に対して怒るってわけよ？ほら人間、そうでしょ？早く褒めてあげて！コンスタンツァ泣きそうだよ？

53. 主人公:

    グリフォンも一緒に褒める。

54. P/A-00グリフォン:

    いやいや…人間、まだ冗談言ってんの？怒るわよ？これだと私が褒めてもらいたくて言ったみたいじゃない。…へへ…

55. スカディー:

    え？フォーチュンさん？どうしました？ちょっと待ってください。今…。はいはい…分かりました。代わりますから…そんなに押さないでくださ…

56. 主人公:

    どうしたの？

57. フォーチュン:

    司令官！？さっきの座標データなんだけど、解析してみたの！！！そしたら大変なのよ！急がないと…あぁ、もう、どうしたらいいの！

58. フォーチュン:

    地下鉄道に乗ってここに来る前に入れなかった三安のドア覚えてる？ほら、トリックスターが出入りしたドア…思い出した！？

59. 主人公:

    どうやらフォーチュンはレイダーと戦う前に中を確認できなかったあのドアのことを話しているようだ。

60. 主人公:

    もちろん覚えていると答えた。

61. フォーチュン:

    座標なんだけど、どうやらそのドアの向こう側みたいなのよ！どういうことか理解できるわよね？

62. 主人公:

    アミーナが残した遺産がそのドアの向こうにあって…そして…

63. フォーチュン:

    そう、その通り。断定はできないけど…そんな気がするのよ。急ぎましょう！司令官！！

64. フォーチュン:

    トリックスターはすでに中に入っているわ…。その遺産ってのに手をつけたかもしれない。早く確認しなきゃ！！

65. コンスタンツァS2:

    …もし本当にそうなら…大変です…。エヴァさんが言っていた人類最後の戦力が奪われてしまっているかもしれません！

66. コンスタンツァS2:

    ひとまずは仮想現実から戻ってバイオロイドたちを招集します。ご主人様。急ぎましょう！