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Transcription
- コンスタンツァS2:
…ここは…あっ!ご主人様、大丈夫ですか?仮想現実は初めてでしょうから
…ご気分が悪いとかそういうことはないですか? - 何だか胃がムカムカするような…
- 大丈夫だ。心配要らない。
- コンスタンツァS2:
どうしましょう…グリフォン!早く通信に接続して!?
現実のご主人様に注射を… - P/A-00グリフォン:
落ち着いて。最初は誰でもちょっと胃がおかしくなるもんなのよ?
オーバーなんだから…。それに人間に注射するのも一苦労なんだから…? あ…ここだったらそんなこともないのかな? - コンスタンツァS2:
でも…
- P/A-00グリフォン:
人間、我慢出来なさそう?本当の本当に苦しい?
- 大丈夫だ。心配要らない。
- コンスタンツァS2:
はぁ…よかったです。
最初の接続時は感覚障害のため気分が悪くなることもあるとは聞いていたんですが… あ、グリフォン?あなたは大丈夫? - P/A-00グリフォン:
やっと私のことも心配してくれた~。大丈夫よ。
初めてでもないし。それよりも…うわっ!人間、 仮想現実では見た目が全然違うのね! - コンスタンツァS2:
そうね…。私たちにとても似ている感じがするわね。
- P/A-00グリフォン:
ふーん…こっちの姿も悪くは…あっ!先に言っとくけど
こっちもいいんじゃない?って意味だからね!?別にあっちがダメとかそういう意味で言ってないから… - コンスタンツァS2:
ふふふ…。ご主人様は外見はもちろん、脳波が素敵なお方ですから。
- P/A-00グリフォン:
斬新な褒め言葉ね…脳波が素敵だなんて…初めて聞いたわ。
まぁ私たちは脳波で人間を認知してるからそうなんだろうけど… あ、それよりこれからどうすればいいの? - コンスタンツァS2:
ええと…ここからどこへ行けば…
- エヴァ:
ようこそ。受験者の皆様。アダム・ジョーンズが設計し
アミーナ・ジョーンズが構築した仮想現実。 最後の金庫へ。 - P/A-00グリフォン:
うわぁっ!びっくりしたぁ…!な、何いきなり…。
- エヴァ:
私はバイオロイド、エヴァプロトタイプ。
アダム・ジョーンズとアミーナ・ジョーンズが開発した この試験の監督官です。 - エヴァ:
また、ご用意している戦争知識認識プログラムの
検収を受け持つバイオロイドでもあります。 - エヴァ:
ここまでいらっしゃったからには私については十分ご存知でしょう。
今後は… - P/A-00グリフォン:
あ、あはは…ちょっと待って…え、エヴァ?
- エヴァ:
かわいらしいグリフォンモデルですね。どうしましたか?
- P/A-00グリフォン:
あ、あんたは誰?
エヴァプロトタイプって…まさか本当にあのエヴァなの? - P/A-00グリフォン:
それにここはどういう場所なの?この仮想現実に関しては鉄虫がずっと邪魔してたから
何かあるとは思ってここまで来たけど…。 まさか…エヴァのことだったの!? - エヴァ:
質問が不明瞭ですがお答えいたします。
- エヴァ:
そのエヴァが最初のバイオロイドであり、三安産業のユニットを指すのであれば
私がそのエヴァで間違いありません。 - エヴァ:
この仮想現実については今からご説明をしようと思っていました。
- エヴァ:
続けてもよろしいでしょうか?
- P/A-00グリフォン:
あ…うん。お、お願い!
- エヴァ:
まず、この仮想現実最後の金庫は
バイオロイドの戦闘能力を安全に向上させるためのシミュレーションプログラム として制作されました。 - エヴァ:
しかし、滅亡前の人類最後の指導者アミーナ・ジョーンズは、
人間が鉄虫と対等に戦うためには若干の手直しが必要だと判断しました。 - エヴァ:
最も緊急の課題は人間がヒュプノス病を克服することでしたが、
病を克服した後は鉄虫と戦い、地球を奪還しなければなりません。 - エヴァ:
そのためアミーナ・ジョーンズは人間が見事ヒュプノス病を克服した場合に
この最後の金庫を利用して人間を指揮官に訓練し、 - エヴァ:
最終訓練を最も早く完了した人物に人類が持つ全軍事力に対する
指揮権を与える計画を立てました。 - エヴァ:
当然ですが…この最終訓練にはこの全軍事力を任せるに
値する軍事的知識と指揮能力を持っているか試す目的も含まれていました。 - エヴァ:
バイオロイドと共に接続できたという時点で、
すでに予想はしていたと思います。 - エヴァ:
このプログラムはアミーナ・ジョーンズの最後の金庫最終段階。
バイオロイドを率いて仮想現実での戦闘を通しコードにアクセス… - スカディー:
こちらスカディー!司令官!?非常事態です!
- スカディー:
外部ネットワークから異質な信号のアクセスが記録されました。
人間と類似の脳波を利用し、いとも簡単に接続しています! おそらく… - 鉄虫か?
- P/A-00グリフォン:
そんなことまで出来るの!?鉄虫が仮想現実にアクセスするなんて!
- スカディー:
まだ鉄虫と断定はできませんが…
- コンスタンツァS2:
人間様と似た脳波なら…バイオロイドであるはずがありません。
- スカディー:
はい。司令官。
鉄虫かどうかは定かではありませんが ひとまず接続を解除した方が… - 主人公:
- どうやら鉄虫は外部から妨害できないからか、
ネットワークに侵入して俺たちの行動を阻止しようとしている。 - 主人公:
- どうすればいい…
- 今の状況を教えてくれ。
- 対抗して戦おう。
- スカディー:
現在、順々と敵が接続しています。
どうやら接続装置自体は大量にあるわけではないようです。 - P/A-00グリフォン:
まさか…戦うつもりじゃないわよね…?
人間?分かってるよね? 仮想現実で死んじゃったら、ショックで死ぬこともあるんだよ!? - コンスタンツァS2:
そうです…。まずは接続を解除してみましょう?
スカディー!?早く、お願いします。 - 主人公:
- 鉄虫が大量に接続してきているわけではない…。
そして、俺たちの接続を鉄虫はこうまでして阻むのには理由がきっとあるはずだ…。 - 主人公:
- だとしたら俺たちが取るべき行動は簡単だ。
- P/A-00グリフォン:
何?私が言ったこと意味が分からないの!?
- 主人公:
戦わないといけない理由について説明する。
- コンスタンツァS2:
本当に…戦われるおつもりですか?
- P/A-00グリフォン:
人間…!下手すると死ぬかもしれないのよ!?
- 今までもそうだった
- P/A-00グリフォン:
それはそうだけど…。もう!勝手にしろ!私は知らないからね!
- コンスタンツァS2:
はい…分かりました。ご主人様。
グリフォン?ご主人様が決定されたわ。 - P/A-00グリフォン:
だって…!
- スカディー:
結論は出ましたか?念のため、もう一度お話します。
- スカディー:
仮想現実での死は脳に大きなダメージを与えることがあります。
幻想痛や神経ショックで後遺症に苦しむこともあります。 さらには死に至ることも… - 承知の上だ。
- スカディー:
それと仮想現実で何かを破壊する行為は
データの削除を引き起こします。 仮想現実内のオブジェクトは信号化されたデータに過ぎません。 - コンスタンツァS2:
エヴァさんは人類が持つ全軍事力に対する指揮権と言ってました。
それに関係するデータがもし損傷でもしたら鉄虫との戦いがますます厳しくなるってことですか? - スカディー:
…そういうことです。
- コンスタンツァS2:
ご主人様が心配ですが…
鉄虫と戦わない限りご主人様は生存を保証されない。 だったら戦うしかありません…!ここの「オブジェクト」を壊さないよう、注意しつつ。 - P/A-00グリフォン:
チッ…。人間は私たちが全力で守ればいいんでしょ!?
- スカディー:
…だいたいこうなりそうなのはわかっていました。
ひとまずはサーバーをチェックしつつ、 敵についてはモニタリングを続けます。 - スカディー:
これ以上の危険な兆候が見られた場合は、私の方で接続を強制切断しますので…
そのつもりで…。 - スカディー:
では早速敵がいる方向を表示します。
司令官、指揮をお願いします。