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スカディー
あーあー!聞こえますか?ちゃんと接続できました?

Transcription

  1. スカディー:

    あーあー!聞こえますか?ちゃんと接続できました?

  2. コンスタンツァS2:

    こちらコンスタンツァ。はい、聞こえます。

  3. スカディー:

    ふぅ…よかったです。ここの仮想現実はセキュリティがまともじゃなくて…ちゃんと接続できるかどうか…というか、そこに仮想現実空間が残っているかどうか不安だったんです…。

  4. スカディー:

    ではそこのデータを確認してみましょうか…。ふぅん…これは別荘の記録ですね。以前、コネクターを回収しに行ったあの研究所に似ています。

  5. コンスタンツァS2:

    あぁ…それはここが開始地点だからだと思います。最初はラビアタお姉さまが実際にいた場所から始まると思うので…

  6. スカディー:

    あれ…?あの…あそこに立っている人…あの人は実体のないホログラムのようだけど…相互干渉が可能かどうか確認してくれますか?

  7. コンスタンツァS2:

    わかりました。接近可能かどうか確認してみます。

  8. エヴァ:

    2051年3月20日。エヴァ・ジョーンズの記録。

  9. エヴァ:

    今日という日は歴史に刻まれる…私が人工身体移植実験を行う日だ。心配性のアダムはいつもいつも諦めろと言うけど私の考えは変わらない。

  10. エヴァ:

    私がアダムを手伝ってあげられるのはこれくらいしかないから…。

  11. エヴァ:

    どうせ心が弱くて他の実験体を探す気なんかさらさらないくせに…諦めろだなんて…。

  12. エヴァ:

    培養されたバイオロイドの人工身体にオリジンダストが含まれる私の脳を移植すればバイオロイドが完成するということが証明されるはず…。

  13. エヴァ:

    バイオロイドの身体が正常に作動することが証明されれば夫が設立した三安産業は世界初のバイオロイド開発企業となるはず!

  14. エヴァ:

    夫の共同経営者であるキムという不快な奴まで喜ぶのは心底気に入らないが…アダムのためなら仕方ない…。

  15. エヴァ:

    アミーナの話によれば移植が失敗する確率は0.01%以下。少しだけ不安だけどそこまで心配することはないはず…?

  16. エヴァ:

    夫…アダムも私がバイオロイドになってしまえばこれ以上ぐずぐずと反対することもできないはず。とにかく夫は世界で初めてバイオロイドを制作した偉大な技術者となる。

  17. エヴァ:

    それでもダメなら…私がマスコミに情報提供すればいい…。

  18. エヴァ:

    それにバイオロイドの健康な身体が手に入ればきっと私の心臓も問題なくなって、アダムの心配も少しは減るだろうし…。

  19. コンスタンツァS2:

    エヴァ・ジョーンズ?エヴァさん!?どういうことなの…?

  20. P/A-00グリフォン:

    …は?何これ?バイオロイド?人間がバイオロイドになったって?嘘でしょ…?エヴァは元は人間だったってこと!?

  21. P/A-00グリフォン:

    でも…エヴァは人間というよりどこからどう見てもバイオロイドみたいだったけど…?

  22. P/A-00グリフォン:

    それにここはラビアタの記憶がある場所のはずでしょ?どうしてエヴァが出てくるのよ?

  23. コンスタンツァS2:

    …エヴァさんはアダム様のことを夫だと言ったわ…。ラビアタお姉さまを制作した研究員アダム・ジョーンズ様が…エヴァさんの夫だったなんて…

  24. コンスタンツァS2:

    そのエヴァさんの記録をラビアタお姉さまがここに残したということかしら?

  25. P/A-00グリフォン:

    …これラビアタとどういう関係なの…アミーナの遺産とも何か関係があるってことかな?

  26. コンスタンツァS2:

    …ラビアタお姉さまが私たちをここに呼んだ理由は必ずあるはずよ。ラビアタお姉さまに会って確かめなきゃ…

  27. スカディー:

    お話の途中にごめんなさい…?どうやら部外者が入って来たようです。

  28. コンスタンツァS2:

    え…?部外者?ってことは…

  29. スカディー:

    この仮想現実空間は現在ハッキングを受けている状態です。前回と同じ反応、もうおわかりですよね?

  30. コンスタンツァS2:

    …鉄虫ですね。

  31. スカディー:

    まぁこれで確実なことが一つ分かりましたね。鉄虫がこの仮想現実空間に接続しているということは…ここに鉄虫が狙うものがあるということです。

  32. スカディー:

    どうやらラビアタがアミーナの遺産を回収し、仮想現実で私たちを待っているというコンスタンツァさんの推測は間違いないようですね。

  33. スカディー:

    司令官?どうしましょうか。鉄虫と戦いますか?それとも一度そこから帰還されますか?

  34. 主人公:

    - どうやら鉄虫はこの仮想現実空間でまた何かを狙っているようだ…。単純に考えればアミーナの遺産…。

  35. 主人公:

    - このまま引き下がっていてはまた鉄虫のいいようにされてしまう。鉄虫がエヴァを殺害したことを考えればアミーナの遺産も奴らに見つかれば破壊されてしまう恐れがある。

  36. 主人公:

    - 戦わなければ…!

  37. 主人公:

    迎撃を指示する。

  38. スカディー:

    はい。司令官のお考えに賛成です。すぐに鉄虫の位置を転送いたします。

  39. スカディー:

    お気を付けください…。どこの仮想現実でも脳や回路へのダメージは発生します…。大きなダメージを受けないようご注意してください…。