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エヴァ
2082年6月25日。エヴァ・ジョーンズの記録。

Transcription

  1. エヴァ:

    2082年6月25日。エヴァ・ジョーンズの記録。

  2. エヴァ:

    もうすぐ人間もバイオロイドもいなくなるからこの記憶を記録する意味は事実上なくなる。

  3. エヴァ:

    最初は私もアミーナも避け、自分が作った人形、ラビアタというバイオロイドにだけ関心を注ぐ夫が憎くて

  4. エヴァ:

    その夫がラビアタのために発明した仮想現実に私の日記を書いてきたけど…

  5. エヴァ:

    今考えてみると愚かな行為だった…。ひょっとすると…夫もラビアタも知っていたかもしれない。私がここに記録を残していることを…。

  6. エヴァ:

    今日アミーナから最後の要請を受けた。私の夫を奪い去った悪女アミーナは死を目前に控えている。

  7. エヴァ:

    こんな状況でも私に人間のことを頼むということはもしかすると彼女が言っていた言葉のうちいくつかは真実なのかもしれない…。

  8. エヴァ:

    参考までに言うとアミーナは現在ヒュプノス病を患っている。彼女の睡眠時間はどんどん増えているし、睡眠中に残酷な悪夢を見てロクに休むことが出来ていない。日に日に衰弱している。

  9. エヴァ:

    アミーナは自分には時間があまりないと言って自身の進めていた計画を、私が代わりに実行してほしいと頼んできた。

  10. エヴァ:

    アミーナはヒュプノス病の手がかりを見つけた段階まで来ていたが人類にはこの方法を確認し適用させる時間がないと言っていた。

  11. エヴァ:

    アミーナは私にヒュプノス病を克服した新しい人類を作ってくれと頼んできた。人間はヒュプノス病にかかり全滅してしまえば、バイオロイドしかいなくなる…

  12. エヴァ:

    そして、バイオロイドは人間を創造することができないという制約があるため私に頼むしかない、と言った。

  13. エヴァ:

    ヒュプノス病にも強く、人間を創造してはいけないという制約もない世界で唯一の半分人間で半分バイオロイドという私に頼るしかなかったのも無理はない…。

  14. エヴァ:

    最初は彼女の切なる願いをキッパリと断ることで私の復讐劇を完成させるつもりだったのだが…、どうにもそれは違うような気がして気持ちを変えた。

  15. エヴァ:

    彼女とは長い間いがみ合ってきた…。憎んでいた…。でも今は彼女の願いを聞いてあげたいと思う…。仕方ないもの…。アダムは人間とバイオロイドを愛したから…。

  16. エヴァ:

    アミーナの計画が私の愛するアダムが愛した人類を再び創造し、救う唯一の方法なら…それは仕方のないこと…。

  17. スカディー:

    え、ちょっと待ってください?アミーナ・ジョーンズ…彼女がヒュプノス病を克服する方法を見つけていたですって?しかもそれを適用できる人間を創造しようとしたって!?

  18. コンスタンツァS2:

    たしかに…その試みは成功していますよね…。その…エヴァさんがいたあの部屋では多くの人間様たちが育っていましたから…

  19. コンスタンツァS2:

    …疑問は解けましたね。何故ここにエヴァの記憶があるのか。そしてこの記憶の重要性も…。

  20. コンスタンツァS2:

    人間がヒュプノス病を克服する方法に関する手がかりがあるはずです。ただ、この前見た胎児たちは普通の人間様でした。これは確かです。

  21. スカディー:

    具体的な方法が分からないのは困りましたね…。ですが手がかりは見つけました。それに…以前から不安だったんですが…

  22. スカディー:

    司令官はまだヒュプノス病にかかってませんからね。

  23. コンスタンツァS2:

    そうです…。ご主人様はヒュプノス病に感染せず成人へと成長されました。成人の脳波がしっかりと出ていますので…

  24. コンスタンツァS2:

    きっとアミーナが残した方法でご主人様はヒュプノス病を克服しているはずです!ご主人様、以前私がお話した内容を覚えていますか?

    1. 何だ?
  25. コンスタンツァS2:

    私たちがご主人様を迎えに来たときのことです。お迎えはラビアタお姉さまの指示でしたがあの時、ラビアタお姉さまにご主人様の位置を教えたのはエヴァさんだったそうです。

  26. コンスタンツァS2:

    何か…思い出しましたか?

  27. - エヴァ、ヒュプノス病、まだ何も思い出せない。エヴァという言葉を思い浮かべてもただ頭の中が真っ白くなるだけだ…。おかしい。

  28. - 過去について思い出せるのは相変わらず鉄虫と戦う方法、鉄虫の弱点といった敵の情報くらいだ。

    1. 何も…思い出せない。
  29. コンスタンツァS2:

    やはりそうですか…。スカディーさん、次の情報はどこで手に入りますか?進行方向を教えてくれるかしら?どんどん重要な情報に近づいている気がします。

  30. スカディー:

    あ、残念。タイムアウトです…。そろそろ脳への負荷が危険レベルに達してきました。ひとまずはこのメモリースポットを保存して一度後退したほうがよさそうです。

  31. スカディー:

    まだ今のところ、私たちの方が鉄虫より先にエヴァの記憶を回収していますから大丈夫です。無理をするより安全に行く方が確実です。