Transcription

1. コンスタンツァS2:

   …！……この機械は…。

2. ラビアタプロトタイプ:

   これは…生体再建設備ね…どうやらここにあるのは体ではなくて、体を作る設備のようだわ？ここに…司令官の遺伝子の標本が入っているのかしら？

3. スピーカー:

   三安産業生体再建設備を利用いただきまことにありがとうございます。

4. スピーカー:

   本設備はVIPの新しい肉体の再建のために稼働いたします。本設備では脳を含む中枢神経系の再建は不可能であることを予めご了承ください。

5. スピーカー:

   では再建したい肉体のスタイルを選択してください。

6. コンスタンツァS2:

   …肉体のスタイルって何かしら？

7. スピーカー:

   遺伝子のベースはOD標準型Kのみが準備されています。提供する遺伝子があれば、遺伝子を交換することも可能です。年齢と身体の発達具合を設定してください。

8. コンスタンツァS2:

   あ…

9. 不屈のマリー:

   そんなの適当でいいんじゃないか…？大体で…

10. コンスタンツァS2:

    それは…だめです…。ご主人様がお使いになるお体なんですからご主人様が直接設定しなければいけません。

11. ラビアタプロトタイプ:

    それはそうね。では…

12. コンスタンツァS2:

    まずは…これか…年齢設定からした方がよさそうです。ご主人様、ご主人様の肉体年齢はどういたしましょうか？

    1. 少年
    2. 青年
    3. 中年
13. 不屈のマリー:

    閣下ッ…！賢明な判断です…。ふぅ…。未来のためにはやはり…少しお若い方が……なんだコンスタンツァ？何故そんな目で見るのだ？

14. コンスタンツァS2:

    …分かりました。ご主人様？次は身体の発達具合を選択してください。

    1. 健康的な体がいい。
    2. 太った体がいい。
    3. 痩せた体がいい。
15. コンスタンツァS2:

    合理的なご判断です…。ご主人様、やはり動きやすい年代のお体がいいですよね…！

16. 不屈のマリー:

    ンンッ！コホン…。…しかしだな発達前の体の方が…もっと良くないか？訓練の面でもそうだし…伸びしろがあって大変素晴らしいと思うのだがそれに一緒に…

17. コンスタンツァS2:

    マリー隊長…？ご主人様は直接戦闘されることはありませんよ？決定はご主人様にお任せしましょう？

    1. 健康的な体がいい。
    2. 太った体がいい。
    3. 痩せた体がいい。
18. ラビアタプロトタイプ:

    中年の体？どうして…いっそ寿命の面を考えてもう少し若い方が良くないですか？

19. 不屈のマリー:

    私も同じ考えです…！！閣下……！どうして…よりによって中年の体をっ…！

20. コンスタンツァS2:

    ご主人様なら中年の体でも落ち着いた魅力があるはずですっ！それからお二人方！ご主人様の決定に文句をつけないでください！

21. コンスタンツァS2:

    その次の設定はどうしましょうか？

    1. 健康的な体がいい。
    2. 太った体がいい。
    3. 痩せた体がいい。
22. コンスタンツァS2:

    やはりそうですよね？男性は健康的なお体が一番です。うふふ…！ではそのように設定いたしますね。

23. 不屈のマリー:

    …年老いた体は…体を動かす際の障害になるだけだろうに…。はぁ…

24. コンスタンツァS2:

    隊長？これはご主人様のお望みですよ？…はい！設定がすべて終わりました！あとは完成を待つだけです。

    1. ありがとう。
25. コンスタンツァS2:

    それもよさそうですね…。恰幅のある体もご主人様にはよく似合うと思います！

26. 不屈のマリー:

    訓練するのに支障はないだろうか？いざという時のことを考えると…。

27. ラビアタプロトタイプ:

    私もコンスタンツァと同じ考えです…。それから…も、もう少し丸みがあった方が…私は…

28. コンスタンツァS2:

    当然です。ふくよかなご主人様の可愛らしい姿を見ればすべてのバイオロイドが親近感を覚えるはずです。設定しますね？少々お待ちください…。

    1. ありがとう。
29. 不屈のマリー:

    何と言おうとスリムな方がいいに決まってる。

30. コンスタンツァS2:

    …あまり細すぎるよりは……ご主人様がお望みなんですから仕方ありませんね。

31. コンスタンツァS2:

    …はぁ…。…ではそのように設定しますね。

    1. ありがとう。
32. コンスタンツァS2:

    い、いえ、お礼のお言葉をいただけるなんて恐縮です…。ご主人様？ご主人様のためにすることにお礼は必要ありませんよ？

33. コンスタンツァS2:

    私はご主人様だけを待ち続けてきました。ご主人様のために生きているんですから…。

34. コンスタンツァS2:

    …それから…聞いたところによれば…このご主人様のお体も子孫を残せるらしいですので…体が完成されたら…その後…あ、は、始めますね！はい！