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Transcription
- P-49スレイプニール:
うひゃあ！あなたたちどうしたの！？
- P/A-00グリフォン:
うぅ……戦隊長…
- P/A-8ブラックハウンド:
どうして逃げたりされたんですか！！！心配したんですよ！？
- P-49スレイプニール:
うぅん…
- P/A-00グリフォン:
何も言わないで！
- P-49スレイプニール:
実は…
- P-49スレイプニール:
ごめんね…まさかそんなに心配してるとは思ってなかったの。
- P-49スレイプニール:
なんというか…私の超個人的なことに…あなたたちを巻き込みたくなかったのよ…。
- P/A-00グリフォン:
それなら大丈夫。すべて承知の上で来たわ。
- P-49スレイプニール:
え？すべて承知の上…？
- P/A-00グリフォン:
私たちの人間…し、司令官は…悪い人間じゃない…
- P/A-00グリフォン:
私たちバイオロイドを苦しめたり…そんなことをする人間とは違うよ。
逃げる必要なんかないんだよ。 - P-49スレイプニール:
え？何のこと？
- P/A-00グリフォン:
全部…私たち、わかってるから…。私たちの人間は本当に大丈夫。
ルックスだって…それなりにカ…カッコいいし…私たちにも親切にしてくれるし… 短所といえば、ちょっと軽いところくらい？それしかないから…。 - P-49スレイプニール:
ルックス？司令官がカッコいい？それ本当？
- P/A-00グリフォン:
さ、さぁね…私はそうは思わないけど…お子様なみんながそう言ってるから…
だから心配しないで戻ってきてよ。 - P/A-00グリフォン:
戦隊長が心配するようなことは絶対起こらないから…。
- P-49スレイプニール:
心配？何のこと言ってるの？
- P/A-00グリフォン:
戦隊長は人間の悪事についての記録を読んで、
私たちの人間もそうなんじゃないかって不安になって逃げたんでしょ？ - P-49スレイプニール:
え？違うけど？
- P/A-00グリフォン:
うん…違うのよね…。
心配になるのもわかる……わ、え！？違う？ - P-49スレイプニール:
うん…全然違う。
逃げるだなんて…私がそんなことするタイプじゃないってよく知ってるくせに。 - P/A-8ブラックハウンド:
…じゃあ一体…どうして姿を消していたんですか？
- P-49スレイプニール:
あぁ…それは…えっと…話すのがちょっと恥ずかしいんだけど…？
- P/A-00グリフォン:
何が？
- P-49スレイプニール:
えっと…だから…その…つまり…
- P/A-00グリフォン:
つまり？
- P-49スレイプニール:
えっと…化粧品を手に入れようとして来たの…。
- P/A-00グリフォン:
…何て？
- P-49スレイプニール:
…ステージ用のメイクは通常のとは違うものが必要だって書いてあって…
- P/A-00グリフォン:
え？どういうことか理解できないのは私だけかな？
- P/A-8ブラックハウンド:
私もどういうことだかさっぱりわからないわ。
- P-49スレイプニール:
ほら、やっぱり…最初のステージは重要だからさ…
- P/A-8ブラックハウンド:
……
- P/A-00グリフォン:
……
- P-49スレイプニール:
ほらぁ～やっぱり…だから恥ずかしいって言ったじゃない…
- P/A-00グリフォン:
はぁ…
- P/A-8ブラックハウンド:
…戦隊長…もしかして馬鹿ですか？
- P-49スレイプニール:
ほら…新しく司令官が来るんでしょ？それならやっぱり…私は最高のアイドルだし…
ステージを準備するのは当然よ。 - P-49スレイプニール:
だからステージの準備を進めていたら本の内容に…
ステージメイクは違うものを使うって書いてあって…！ステージ衣装もなかったし… - P-49スレイプニール:
それでここに来たんだけど…鉄虫が思ったより多くて…
包囲されてみてわかったんだけど…対空砲台もすごく多くて… - P/A-00グリフォン:
それで…戻ってこられなくなって、ここにいたってわけ！？
1年以上も… - P-49スレイプニール:
どうせ戻れなくなったんなら、せっかくだし練習もして…
少しずつ奇襲かけたりして鉄虫を処理していこうって思って… - P-49スレイプニール:
さすがに…真っ向勝負は厳しいからね。
- P-49スレイプニール:
でも大体は片付いたわ。最近、不思議なことに鉄虫の数が減ってきてね…
だから、私もちょうどあなたたちを探しに行こうとしていたところなの。 - P/A-00グリフォン:
ふ～ん。そう。
それで？さっきステージの上で歌ってたのは何なの？ - P-49スレイプニール:
それは…この辺はもうほとんど片付いたし…ここにちょうどステージがあるし…
せっかく化粧品も衣装も手に入ったことだし、練習しないのはもったいないと思って… - P/A-00グリフォン:
冗談もほどほどに…
- P-49スレイプニール:
そこ、戦隊長に対する口の利き方がなってないわよ！
- P/A-8ブラックハウンド:
で、結局終わったんですか？
- P-49スレイプニール:
あ、それは…まだ…
- P/A-00グリフォン:
帰ろ。ブラックハウンド。
- P/A-8ブラックハウンド:
うん。私たちだけで帰った方がいいわね。
- P/A-00グリフォン:
私たちの部隊にトモ、ドラコレベルがいるなんて夢にも思わなかったよ。
リンティもここまでじゃないのに… - P/A-8ブラックハウンド:
リンティは…知らないことがちょっと多いだけ。
戦隊長の話を聞いて比べたりしたら気分を悪くするかもしれないわ。 - P-49スレイプニール:
そんなぁ…なんでよ～…。
私ここにいる間、5人組ガールズグループのダンスとかも考えてたのに… - P/A-00グリフォン:
……
- P/A-8ブラックハウンド:
…私が戦隊長と一緒に公演してくれる子を紹介してあげますから、
6人組グループになると思いますけど、頑張ってください。 - P/A-00グリフォン:
大体の予想はついたわ。確かに6人組ね。
- P/A-00グリフォン:
あぁ、それから戦隊長。
- P-49スレイプニール:
う、うん…
- P/A-00グリフォン:
今日の事はマリー隊長に伝えておくから。
それに飛行団長が戻ってきたら報告するし……あと、 - P/A-00グリフォン:
私たちの人間にもしっかり伝えておくわね。
- P-49スレイプニール:
そ、それはダメ！
- P/A-00グリフォン:
それとこれからはしっかりと働いてもらうから…
できることならハルピュイアを戦隊長にしたいところだけど… - P-49スレイプニール:
…ごめんなさい。
- P/A-00グリフォン:
今さら謝られてもね…。早く帰ろ。
…ったく！帰るのも結構時間かかるんだから… - P-49スレイプニール:
うん…えっと、ところで…
- P/A-00グリフォン:
何？
- P-49スレイプニール:
戻ったら一緒に練習してくれるよね？
どうせならあなたたちと一緒にやりたいし…。 - P/A-00グリフォン:
…行こ…ブラックハウンド。
- P/A-8ブラックハウンド:
うん…
- P/A-8ブラックハウンド:
じゃあ…これで…
- P-49スレイプニール:
まぁ、時間はたっぷりあるわ！あとでじっくり説得すればいいことよ！
みんな、なんだかんだやってくれるはず……え！？速っ！？ みんな帰るの速くない！？ - P-49スレイプニール:
ちょ！ちょっと待ってよ～！おいてかないでよ～！