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Transcription
- エイミーレイザー:
ふぅ…ダーリンは相変わらずドキドキさせてくれるんですから。
お疲れ様でした…。 - T-14ミホ:
うえぇ…さっき聞けなかったけど…何なのあれ…
それにさっきの鉄虫も初めて見るし… - エイミーレイザー:
そうそう…さっきの鉄虫の体から出てきたもの…普通に海の上を
飛んでいたみたいですけど…、どういうことでしょう? - T-8Wヴァルキリー:
あれは鉄虫ではなくあの鉄虫…つまりネストの体から生産される機械の一種です。
- T-8Wヴァルキリー:
過去の戦闘記録で読んだことがあります。
- T-8Wヴァルキリー:
射出装置を破壊できなければ…恐らくあの機械に数で圧倒されて…
- エイミーレイザー:
ふふっ。もう倒したのに…そんな怖いこと言わないでください。
ダーリンがまた頭を悩ませてしまいますよ… - エイミーレイザー:
それはそうと…あの星の落とし子…でしたっけ?回収した方がいいのでしょうか?
- T-14ミホ:
はぁ?回収?ヤだよ…あんな気色悪いの…どうして?
- エイミーレイザー:
回収すればドクターがあれの正体が何なのか…調査してくれるはずです。
ですから… - T-14ミホ:
うぅ~…
ヤだな…それにあんなに大きいのにどうやって運ぶつもりよ? - エイミーレイザー:
ひとまずはサンプルを採取しましょう。心配しないで。
ナイフならここにあります…私が採取してき…………えっ…? - T-14ミホ:
な…何……?体が勝手に震える…え…?え…?
- T-8Wヴァルキリー:
私もです…この現象は…まさか…っ…
- エイミーレイザー:
ダーリン…これは…悪い予感が…嫌な感じがします…こわい…
- 主人公:
- 三人は一斉に恐怖を感じはじめた…。
- 主人公:
- この現象…。星の落とし子がまた海から姿を現したということか!?
- 主人公:
- そして、この感覚は…俺たちには絶対に勝ち目がない化け物だ
という感じがする…。どうする…! - 全軍撤退!エイミー!全員をオルカに退却させるんだ!
- エイミーレイザー:
は、はい!
- 主人公:
- さっきの戦闘で疲弊しきっている俺たちに星の落とし子と
戦える力も気力も残っていない!遭遇すれば…終わる… - フォーチュン:
え!?司令官?どうしたの?何でそんなに急いでるの?お姉さん、びっくりしちゃ…
- 時間がない!全員乗ったか!?
- フォーチュン:
確認するわ…うん!みんな乗ったみたいよ!
- ここを離脱する!!最大出力ッ!!!
- フォーチュン:
う、うん!わかったわ!
- フォーチュン:
あ、あれ!?オルカがおかしいわ?どうして?
- 何が問題だ!?
- フォーチュン:
前に進めないの…モニターが…
- フォーチュン:
な、何……?あれ…オルカを覆っているみたいだけど………?
- 主人公:
- くそっ!…遅かった…どうすれば…
- フォーチュン:
あれ!?ん!?な、何?
- フォーチュン:
司令官!!行けそう!!!いっくわよー!!!!!!
しばらく経過。
- フォーチュン:
…何とか逃げ切ったみたい…さっきのは何だったのかしら?
お姉さん、色々びっくりしすぎて腰抜けちゃった… ピピッ
- フォーチュン:
え~…ちょっと待ってね…まさかまたさっきみたいなのじゃないわよね…?
お姉さんがレーダーを確認してみるわね… - フォーチュン:
ど、どういうこと?どこからこんなにたくさんの艦船が…え…?100隻を超えてるわ!
大艦隊!まさか…これが無敵の龍が率いる無敗艦隊…? - フォーチュン:
…乗船要請の信号を送ってきてるわよ?
- フォーチュン:
司令官、どうしよう?
- 主人公:
- そういうことだったのか。ナイスタイミングだった。
俺たちをあの触手から救ってくれたのはこれだったのか。 - 待望のお客様が俺たちを助けてくれたようだ。
- フォーチュン:
え?どういうこと…
- 乗船要請を受け入れてくれ。
- フォーチュン:
分かったわ…
- フォーチュン:
はぁ…お姉さんもうさっきから色々ありすぎて何が何だかさっぱり…
しばらく経過。
- 無敵の龍:
お初にお目にかかる。小官は龍。貴官がこの艦の艦長だろうか?
- そうだ。君が無敵の龍なんだな?
- 無敵の龍:
む、無敵など…むず痒くなる呼び方はやめていただけないか。
小官には過ぎた二つ名だ… - 無敵の龍:
それはさておき…信号を受けここへ来る間…一通り記録を確認した。
アミーナから人類滅亡の話は聞いていたが…まさか…現実になるとは… - 無敵の龍:
いや、滅亡という表現はまだ早かったな。貴官がまだいる。
- 無敵の龍:
それより…先ほどの触手の主である巨大な存在は何なのだ?
鉄虫だけでも手いっぱいだったというのに…どういう訳であんなものが… - 主人公:
- 星の落とし子について無敵の龍は聞いてきた。
- 主人公:
- 理解不能な存在の欠片、俺たちの認識を遥かに超えた存在から落とされた埃。
- 主人公:
- どう説明すればいいのだろう?
- 無敵の龍:
ふむ…何に悩んでいるのかはわからないが、説明に苦しんでいる顔だな。
- 無敵の龍:
ならば、悩むことはない。重要なのはあの存在が敵であるということ…
そして、敵であればその弱点を見つけ出さなければならないということだ。 - 無敵の龍:
我々の砲撃にも一瞬ひるんだだけで…
大きなダメージを与えられている様子はなかった。 - 無敵の龍:
まぁ、だが、我々の攻撃がまったく通じなかったわけではなかったので、
どうにかなるだろう。 - あっ、あぁ!そうだった!助けてくれてありがとう。助かったよ。
- 無敵の龍:
ふふ。それが小官の使命…当然のことをしたまでだ。
いや、もっと正確に言えば、貴官が人類の後継者であるが故… 我々は貴官の道具と何ら変わらぬ存在。だから、礼など言われる立場ではない。 - 無敵の龍:
しかし、悪い気はしないな。貴官は昔、小官を指揮した者たちに比べ、
遥かに優れた人格を持っているようだ。 - 無敵の龍:
実際…アミーナ以外の者から礼を言われることなど一度もなかった。
当時は恨まれないようにするだけで精一杯だったからな…。 - 主人公:
- 彼女の言葉に何とも言えない気分になる。
- 主人公:
- それと同時に、そんな彼女が率いている戦力がどれほどのものか気になった。
- そういえば艦隊は…
- 無敵の龍:
現在使える戦力は攻撃母艦17隻、ミサイル巡洋艦30隻、レールガン戦艦20隻、
駆逐艦25隻、護衛艦12隻、深海用原子力潜水艦16隻の計120隻だ。 - 無敵の龍:
乗組員のバイオロイドは合計3万4千人。
- 無敵の龍:
まだ目覚めていない艦隊は連れてこなかった。
それらを含めれば戦力はさらに大きくなるだろう。 - 凄まじい戦力だな…。
- 無敵の龍:
アミーナが残した人類最後の遺産だ。これくらいはなければな。
- 無敵の龍:
それよりもだ…この艦隊をどう運用していくつもりだ?
まさか、全面戦争でも考えているのか? - 主人公:
- 全面戦争…
- 主人公:
- 正直言って…この艦隊の10倍の数でも全面戦争は不可能だ。
- 主人公:
- 何よりこの艦隊にふさわしい陸軍がない。
- それは難しいだろう。
- 無敵の龍:
貴官は慧眼の持ち主のようだ。
ではここはひとつ、小官から提案をさせてもらいたいのだが、いいだろうか? - 頼んだ。
- 無敵の龍:
感謝する…
- 無敵の龍:
艦隊を維持するためには相当な量の物資が必要だ。いくつかの島にある基地に
物資を備蓄してはいるが…すぐに底をついてしまうだろう。 - そうだろうな。
- 無敵の龍:
まずは安全に鉱物を採掘する場所と工場が必要だ。
アミーナがプラットフォーム艦もかなりの数を隠している、 それを探し出し、適した島を見つけて工場を建てればいい。 - 無敵の龍:
海底にある鉱物を採掘できれば資源の調達は問題ないだろう。
- 無敵の龍:
それから、可能ならば…バイオロイドたちを継続的に量産していけば、
兵士の確保もできる。 - 無敵の龍:
プラットフォーム艦を利用して海上農園を建設し、
水耕栽培を行えば食糧生産も可能だ。 - つまり、そういう基盤施設の確保のために艦隊を?
- 無敵の龍:
その通り。もちろん、この潜水艦の護衛に1/3程度の艦隊を配置する。
あのような怪物がいるのでは…今やもう海も安全ではなさそうだからな。 - 主人公:
- 海での安全…
- 主人公:
- 実を言うと、星の落とし子を避けるのはそう難しいことではない。
- 主人公:
- 恐らく…海の中から発生しているFAN波は星の落とし子が
送出しているものだろう。 - 主人公:
- その波長さえ避けていれば…安全は保障される。
そうとなればいっそ… - いや、その基盤構築に全艦隊を投入しよう。
- 無敵の龍:
何を言われる?ならば、この潜水艦の安全は…
- 星の落とし子を避ける方法ならあるんだ。
- 無敵の龍:
…説明をしてもらえるだろうか?
- 難しいことじゃない。
- 主人公:
- 彼女に今まであったことと、俺たちが知り得た事実について細かく説明した。
- 無敵の龍:
なるほど…ならば問題はないかもしれないが…
- 無敵の龍:
ところで…貴官がどうしてその事実を知っているのか説明がなかった。
- 俺もどうしてこんなことを知っているのかはわからない。
- 無敵の龍:
どういうことか理解に苦しむが…ふむ…
- 無敵の龍:
いずれにせよ安全に問題がないのならそうしよう。島を掌握、我々の領土とし…
- あっ、それと…ここで艦隊を指揮することはできるか?
- 主人公:
- 彼女の価値は艦隊の指揮だけにとどまらない。
- 主人公:
- 彼女の戦略的見識はきっとオルカの大きな助けとなるはずだ。
- 無敵の龍:
ふむ…小官に、貴官の参謀役を務めろということか。
- 無敵の龍:
問題ない。いや、元からこの体は貴官のものだ。
貴官を補佐するのは当然のこと。 - 無敵の龍:
至らない小官ではあるが、どうかよろしく頼む。
- 主人公:
- 無敵の龍がオルカに合流した。
- 主人公:
- そして、俺たちの未来を担う艦隊を手に入れた。
- 主人公:
- しかし…依然として俺たちには謎と隠された秘密が残されていて、
さらには俺たちでは計り知れない新たな敵まで現れた。 - 主人公:
- まだまだ悩みが尽きることはなさそうだ…。