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Transcription
- エンプレス:
こんなことってあるの?
- エンプレス:
「どうせ北極も南極も同じくらい寒いだろ?」って…、
司令官、私のことからかってるの!! - エンプレス:
ていうか、私はペンギンじゃないの!
- イグニス:
でもエンプレスさんのおかげでとても助かりました。
- イグニス:
私、こういう場所は初めてなので…
- エンプレス:
えへん!こんなの朝飯前なの。南極でも北極でも雪がある場所なら私に任せるの!
- エンプレス:
ところで方向は合ってる?こういう雪原では方向を見失いやすいから
常に確認が必要なの。 - 慈悲深きリアン:
うん、合ってるよ。ちゃんと確認しながら進んでるから。
- 慈悲深きリアン:
それに敵の偵察機の密度も高まってきてるし、間違いないわ。
- イグニス:
確かにあれはPECSで使用されていたモデルです。
少なくともレモネードモデルの誰か一人はここに来ているに違いありません。 - エンプレス:
でも、あなたはどうしてついて来たの?
- エンプレス:
オルカで司令官をサポートしてた方が良かったんじゃないの?
頭がいいって聞いてるの。 - 慈悲深きリアン:
あはは、私って現場で動く方が性に合ってるから…
- 慈悲深きリアン:
あ、通信だ。
- エンプレス:
定期連絡の時間なの?物資探索チームがツナ缶いっぱい見つけてくれたら
嬉しいの… - イグニス:
私は…キーホルダーみたいなものがあったら…たくさん欲しいです。
- 慈悲深きリアン:
……
- エンプレス:
私いくつか持ってるけど、欲しかったらあげるの。ペンギンのもあるの。
- イグニス:
ぺ、ペンギン…
- エンプレス:
セティが動物のアクセサリーをたくさん持ってるから今度―…どうしたの?
- 慈悲深きリアン:
……
- 慈悲深きリアン:
…アルファから連絡が来た…。
- 主人公:
- 偵察隊からの報告を待っていると、予想外の知らせが入った。
- アルファが連絡をしてきた?
- 慈悲深きリアン:
うん。今さっき。
- う~ん…。俺に直接連絡してこないのは何故だろ?
- 慈悲深きリアン:
やっぱり警戒してるんじゃないかな。一応まだ敵対勢力でもあるし。
- 慈悲深きリアン:
面識…って言えばいいのかな?とにかく何らかの関係がある私たちを間に入れて
接触しながら、司令官のことを計っているんだと思う。 - そうか…それで、どんな内容だ?
- 慈悲深きリアン:
オメガが入っていったっていう遺跡に関する情報だよ。
- 慈悲深きリアン:
…「鉄の王子」の研究所らしいわ。
- 鉄の王子?
- 変わった名前だな。
- 慈悲深きリアン:
うん。これ私も知ってる人物なんだけど、滅亡戦争勃発後に現われた
鉄虫研究者だよ。 - 慈悲深きリアン:
どこのどういう人物なのか、今どこにいるのか、目的は何なのか、
全くわからなかったけど、まだ生き残っていた人間の抵抗勢力に 自分の研究結果を渡したりしていたんだって。 - 慈悲深きリアン:
でもやっぱり人間だったのか、ヒュプノス病が流行すると同時に消息が途絶えたの。
- 慈悲深きリアン:
「鉄の王子」が送っていた研究資料にはとても重要な内容が書かれてたみたいで、
バイオロイドたちも研究所を見つけ出そうと努力したけど、結局見つけられなかった。 - オメガはなんで…鉄虫のいや…。
- 主人公:
- そうだった…オメガの目的はたった一つ。
- それを利用して…主人たちを復活させるつもり…か。
- 慈悲深きリアン:
アルファもそう判断してるみたい。私もそうだと思う。
- 慈悲深きリアン:
そして、アルファがこんな情報をくれる理由は、オメガがPECSの会長たちを
復活させるのを阻止したいからだと思う。 - ますますわからない…。一体どういうこと?
- 慈悲深きリアン:
どうしてそんなことになってるのかは私もわからない。
- 慈悲深きリアン:
でも、これだけは確かだよ。
- 慈悲深きリアン:
もしオメガが目的を果たしてしまったら、私たちに、そして司令官にとって
大きな脅威になるのは間違いない。 - 命令権を使ってレモネードたちを一つにまとめられてしまうわけか。
- 慈悲深きリアン:
うん。そうだろうね。そして司令官を狙ってくるのは確実。
- 慈悲深きリアン:
だから、その研究所が本当に「鉄の王子」の研究所かどうかなんてことは
大して重要じゃない。 - オメガを阻止することが重要だな。
- 慈悲深きリアン:
そう。アルファに利用されてる形になるかもしれないけど…
私たちがやらなくちゃいけないことなんだよ。少なくともやって損はないはず。 - 慈悲深きリアン:
それと…これは個人的な考えだけど…
- 何だ?
- 慈悲深きリアン:
司令官…PECSの会長たちの復活は何としても阻止してほしい。
- 慈悲深きリアン:
もし、あんな奴らが復活したら…
どんな手段を使ってでも人間を生き返らせようとするに違いないわ。 だって、自分の道具なんだから…。 - 慈悲深きリアン:
そうなったら…世界はまた昔に戻ってしまう。
- ……
- 主人公:
- リアンの言う通り、万が一オメガが会長たちを復活させれば
大きな脅威となってしまう。 - 主人公:
- 今まで分裂していたレモネードたちの勢力は半強制的にまとめ上げられ、
そして、蘇った彼らの行動は…俺とは全く違うものだと容易に想像できる。 - 心配するな。何があっても止める。
- そうだな…。この世界に人間は俺一人で十分だ。
- 慈悲深きリアン:
へへ…、うん。
- 慈悲深きリアン:
あはは。流石だね?
- 慈悲深きリアン:
じゃあ、とりあえず偵察を続けるね。入口にいる偵察機を除いては特に問題に
なりそうなものはないよ。 - わかった。気をつけてくれ。
- 慈悲深きリアン:
うん!