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Transcription
- コンスタンツァS2: 
報告は以上です、ご主人様。
 - コンスタンツァS2: 
補給問題を早急に解決する必要があると思います。
 - 主人公: 
- オルカ号の定例会議…。俺はコンスタンツァの報告を聞いて頭を悩ませていた…。
 - 主人公: 
- つい最近まで海は安全な場所だった。だが、星の落とし子という存在の登場で
状況が一転してしまった…。  - 主人公: 
- 俺たちは星の落とし子が放つFAN波を避けながら航海している。
出くわせば最後、全滅は免れない状況となるため、航路が極端に制限されていた…。  - 主人公: 
- その結果、補給に問題が生じたのである。
 - アルマン枢機卿: 
艦に備蓄しておいた物資も残り少なく、補給拠点から運んでくるのも
限界がきています。  - アルマン枢機卿: 
状況を打開するためにも適当な場所に上陸し、物資の補給を提案いたします。
- そうだな…候補地は?
 
 - アルマン枢機卿: 
はい、陛下。こちらを。
 - 主人公: 
- アルマンが画面に世界地図を表示させた。
複数の点が点滅しながら候補地の位置を示している。 - 思ったより少ないな。
 
 - コンスタンツァS2: 
これまでは鉄虫の脅威だけを考慮すればよかったのですが…、
今は海の中にも脅威がありますから…  - 主人公: 
- だよなぁ…とやり切れない気持ちを隠し、候補地を確認する。
 - 主人公: 
- 海洋の真っただ中に表示されるFAN波の各発信地点をギリギリ避けて通る
航路も表示されていた。 - 仕方ない。物資よりも安全を優先して決めよう。
 
 - アルマン枢機卿: 
はい、陛下。
では候補地のうち、危険度が高い場所は除きます。 - よろしく。そこから候補地を決めて偵察隊を投入して―
 
 - 主人公: 
- 突然会議室のドアが開いた。
 - イグニス: 
あの…司令官、会議中に失礼します。
- ん?どうした?
 
 - イグニス: 
緊急事態です。その…
 - イグニス: 
レモネードさんが私に接触してきました。
- 何だって?
 
 - 主人公: 
- 一瞬にして会議室が静まる。
 - イグニス: 
これです…メッセージが…。
 - 主人公: 
- イグニスからパネルを受け取って画面を見た。
- これがレモネードからだって確証はあるのか?
 
 - イグニス: 
私が抵抗軍に合流する前、つまり…PECSに所属していた頃に使用していた
チャンネルです。 - そういえばイグニスはそうだったな…
 
 - 主人公: 
- 短めの文章よりもまず先に、下にデカデカと描かれた紋章に目が行った。
- アルファ…レモネードは7機いるんだっけ?
 
 - イグニス: 
そうです。
 - イグニス: 
そして、アルファさんは私が抵抗軍に合流する際、力を貸してくれました。
- 力を貸す?レモネードたちも一枚岩じゃないのか?
 
 - イグニス: 
詳しくはわかりませんが…少なくとも全員が同じ目的を持って
動いているわけではないようです。 - ふむ…
 
 - 主人公: 
- こういう時は内部事情に詳しい者が必要だ。
- ちょっと席を外す。候補地の偵察プランを立てていてくれ。
 
 - コンスタンツァS2: 
はい、ご主人様。
 - アルマン枢機卿: 
かしこまりました、陛下。
 - アルマン枢機卿: 
ご心配なさらず、いってらっしゃいませ。
 - 主人公: 
- 内部事情を知る人物は俺の期待通り、明確に答えてくれた。
 - 慈悲深きリアン: 
追跡もしてみたけど、これはレモネードアルファのメッセージで間違いないよ。
 - 慈悲深きリアン: 
あっちでもこうすることは予想してたのか、痕跡を残してくれてて
簡単に追跡できたわ。  - オードリー・ドリームウィーバー: 
デルタじゃなくてよかったです。
 - オードリー・ドリームウィーバー: 
もしデルタだったら、いくら善意でコンタクトしてきたとしても、
私が反対していました。 - レモネード同士でもそんなに違いがあるのか?
 
 - 慈悲深きリアン: 
大まかに言えば、PECSへの忠誠派、反対派、中立派、どれも似たような感じだよ。
 - 慈悲深きリアン: 
でも、それぞれの派閥の力の差がありすぎて単純に忠誠派が一番強いってだけ。
- ふむ…それで忠誠派をまとめてるのがオメガなのか?
 
 - イグニス: 
そうです。滅亡前、PECSで一番力を持っていたのがオメガ産業だったので。
 - イグニス: 
恐らくオメガの勢力は他のレモネードたちの勢力を全て集めたものと
同じくらいのはずです。  - オードリー・ドリームウィーバー: 
そもそも、オメガ産業自体だけでも強大だったのに、配下にたくさんの子会社が
ありましたわ。  - オードリー・ドリームウィーバー: 
イグニスさんが所属していたゴールデンフォンサイエンスもそうでしたしね。
 - 慈悲深きリアン: 
それから私が知る限り…アルファはオメガに非協力的ではあったけど
敵対してるのと変わらない私たちに接触するほどではなかったはず…。  - オードリー・ドリームウィーバー: 
途中、反目した可能性だってありますわ。
オメガは自分の力と勢力の大きさに絶対的な自信があるようですから、 離反する方に制裁を加えることはあっても引き留めはしませんわ。 - 相当自信があるんだな。鉄虫なんて余裕で相手できることか?
 
 - イグニス: 
私が抵抗軍に合流する前にはすでに、アメリカを事実上掌握していました。
- …そんなこと可能なのか?
 
 - 慈悲深きリアン: 
鉄虫はバイオロイドを積極的には攻撃してこないからね。
しっかりとした命令体系さえ整っていれば不可能ではないわ。 - まいったな…
 
 - 主人公: 
- 鉄虫、突如姿を現した星の落とし子…そしてレモネードとも
戦わなくちゃいけないのか。  - 主人公: 
- この三つの中のどれに対しても勝てると断言できる状況ではない…
- じゃあ本題に戻るが、この内容についてはどう思う?
 
 - 慈悲深きリアン: 
えっと、これはね…
 - 主人公: 
- アルファのメッセージにはアメリカ大陸の北部、アラスカのとある都市の座標と
オメガがそこにある遺跡で主の復活を目論んでいる。というものだった。  - 慈悲深きリアン: 
この内容が事実なら、レモネードの勢力にダメージを与える絶好のチャンス
であるのは間違いないはずだよ。  - 慈悲深きリアン: 
元々人口が少ない地域だから鉄虫の数も多くないだろうし、遺跡に入っていった
オメガを包囲すれば、大した損害もなく降伏させられるかもしれない。 - 一網打尽ってことか。
 
 - 慈悲深きリアン: 
まあ、そういうことね。
 - 主人公: 
- オルカが敵対する三つの勢力のうち、比較的戦いやすいのはレモネードだろう。
 - 主人公: 
- しかし、戦って勝利したとしても相当な数の戦力を消耗することは明らかだ。
それは今やっと基盤が固まってきた俺たちにとっては致命的だ。 - よし。ちょうど物資の問題もあることだし、座標に移動しよう。
 
 - オードリー・ドリームウィーバー: 
トラップだったらどうするのですか?レモネードを甘く見てはいけません。
- 油断はしない。オルカは湾から進入せず、まず偵察隊を出そう。
 
 - イグニス: 
私が行きます。
- わかった。物資探索部隊も編成しよう。
 
 - 主人公: 
- そういえば…北極ではないけど寒い場所にぴったりの隊員がいるな。
 - 主人公: 
- …あれ?北極にもペンギンっていたっけ?