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Transcription
- A-1ブラッディパンサー:
みんな大丈夫か?
- 慈悲深きリアン:
うん。おかげで助かったよ…
- 慈悲深きリアン:
思ったより大分早く来てくれたんだね?
- A-1ブラッディパンサー:
司令官が事前に投入準備していたからな。
- A-1ブラッディパンサー:
こういう施設内部での戦闘は私たちの部隊が一番相性がいい。
- 慈悲深きリアン:
うん…確かに。
- 慈悲深きリアン:
こんな風に機動性が制限される狭い屋内での戦闘は、戦術よりも防御力や火力が
勝敗を左右するよね。 - 慈悲深きリアン:
私が合流する前にも似たような状況があったんだって?
- A-1ブラッディパンサー:
あぁ…そうだ。おかしな変態ロボットに出会った島でね。
- A-1ブラッディパンサー:
あの時は物資も何もかもが足りなくて、司令官を守るのに大変だった。
- 慈悲深きリアン:
あはは、司令官もかなりヤバかったって言ってた。
- A-1ブラッディパンサー:
ここはそこよりは全然広い。司令官に報告して追加要員を頼んだ方がよさそうだ。
- イグニス:
私も戦列に加わります。
- A-1ブラッディパンサー:
そうだな、イグニスなら安心して頼れる。
- A-1ブラッディパンサー:
では、左側を担当するよう司令官に建議してみる。
スプリガンがサポートしてくれる。 - イグニス:
わかりました。
- A-1ブラッディパンサー:
ところで…この研究所がどこの様式なのか分かるか?初めて見る様式だ。
- イグニス:
私も初めて見ます。研究機器なんかは色々な企業のものが使われているようですが…
- 慈悲深きリアン:
三安産業のものにすごく近いみたいだけど、私が知ってるのとはちょっと違うね…。
- A-1ブラッディパンサー:
チッ。今回の作戦は手こずりそうだな。
- 慈悲深きリアン:
私が研究所の中央システムにアクセスしてみるよ。
そしたらもう少し詳しい構造がわかるかもしれない。 - A-1ブラッディパンサー:
そうだな。頼む。
- A-1ブラッディパンサー:
戦闘が発生したら私たちに任せろ。
- 主人公:
- 一次的にイグニスをブラッディパンサーの指揮下に置き、
研究所の展開図を確認していると、リアンから通信が入ってきた。 - 慈悲深きリアン:
司令官、研究所の中央システムにアクセスしてみてるんだけど、
その途中で日誌を見つけたよ。 - 日誌?
- 慈悲深きリアン:
うん。多分この研究所の所有者だった「鉄の王子」のものじゃないかな。
- 日誌:
- 俺の端末に転送されたファイルを開いてみる、中身はたしかに日付ごとに
整理された日誌だった。 - 日誌:
[2111年9月7日
NW101の残りのサンプルをここ、アンカレッジの極秘研究所に 移すことに成功した。] - 日誌:
[私は既に死んでどこかで埋められたことになっているが、万全を期すため
運搬に動員された人員と、施設を管理していた人員を全て処理する予定だ。 完全自動化まではもう少し時間がかかりそうだ。] - 日誌:
[サンプルの状態はあまりよくはないが…関係ない。]
- 日誌:
[どうせ外にはサンプルが腐るほどいる。]
- 日誌:
[2111年11月27日
研究所は安定している。動力炉に問題が発生する兆候は見えず、 自動化ラインも正常に稼働している。] - 日誌:
[これでやっと研究に没頭することができそうだ。もうここにいるのは私だけだ。
ウラン・ウデの研究所ではできなかった研究を好きなだけできる。] - 日誌:
[2112年2月15日
研究は順調だ。以前から行っていた人間の精神を電子回路に移植するプロセスに 大きな進展があった。] - 日誌:
[この調子なら…私の悲願である永遠の存在に至るのも、もうすぐだ。]
- 日誌:
[2112年3月21日
この金属でできた寄生虫の間脳といえる部位から変わった組織を発見した。 どうやら時空に…いや、これについてはまた後で整理しよう。] - 日誌:
[最近ずっと頭がぼーっとしていて仕事の優先順位や重要度を決めることが難しい。]
- 日誌:
[とりあえず、タイムスリップを利用した若返りの研究をしていた
頭のおかしい奴らが完全に間違いではなかったというのが驚きだ。] - 日誌:
[2113年5月1日
生存者たちがロック・ハーバーという拠点を築いたそうだ。] - 日誌:
[やっとの思いで永遠の存在となっても、私の教えについてくる者が
残っていないというのは困る。今まで得られたデータのうち、 戦闘に役立ちそうなものを送りつけることにした。] - 日誌:
[名義は…そうだな…やはり本名を使うわけにはいかない。
「鉄の王子」がちょうどいいだろう。] - 主人公:
- 文書はここで終わっている。俺が顔をあげるとリアンが申し訳なさそうに笑った。
- 慈悲深きリアン:
データが所々破損してて…すぐに修復できたのはそれだけなの。
- 研究所のシステムを掌握しながらでいい、こういう情報を探せるか?
- 慈悲深きリアン:
うん。問題ないよ。
- 主人公:
- この程度ではまだ詳しいことはわからないが、この場所で鉄虫が研究され、
何か重要なことが発見されたのは確かだ。 - 主人公:
- それに…オメガが見つけたという主人を復活させる方法というのも
大体見当がつく。 - オメガは主人を機械として復活させようとしているのかもしれない。
- 慈悲深きリアン:
うん。この日誌を見る限りではそれしか考えられない。
- でも、そうやって復活した人間に命令権はあるのか?
- 慈悲深きリアン:
それは…何とも言えない…。
機械化されたとしてもその方法次第で結果は全く違ってくるから…。 - そうだな…。進入は戦闘部隊に任せてリアンはそっちに集中してくれ。
- 慈悲深きリアン:
うん。また何かわかったら連絡するね。