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Transcription
- 主人公:
- レモネードに続いてエレベーターに乗り、地下へと降りる。
- 主人公:
- ガタンと音を立ててエレベーターが停止し、
研究室のような地下空間に足を踏み入れた。 - レモネードアルファ:
オメガが鉄の王子の研究所に関心を見せていることを知って、準備した隠れ家です。
- すぐそばじゃないか。大胆だな。
- レモネードアルファ:
ふふ、あえて諺を言う必要もありませんよね?
- 主人公:
- アルファは慣れた足取りで多数ある端末の前に向かった。
- 主人公:
- 何度か操作すると 大きなスクリーンに画像が表示された。
- 何だ?柱…?
- 主人公:
- 広く、真っ黒い床のど真ん中に柱が一本…。
- レモネードアルファ:
塔です。遠くから撮影したため、柱のように見えるだけです。
- 塔?じゃあこの黒いのは…まさか…
- 主人公:
- よく見ると床は広大な大地であり、そして黒く見えるのは全て鉄虫だった…。
- レモネードアルファ:
オメガから入手した情報のなかで最も重要だと思われる情報です。
- うん。そうだろうな…。これも一部に過ぎないんだろ…?
- 主人公:
- 言葉の通り、地平線までびっしりと真っ黒に埋め尽くす鉄虫に、
俺も思わず冷や汗が流れた。 - これはどこなんだ?
- レモネードアルファ:
そこまで突き止めることはできませんでした…。オメガも偶然見つけたようです。
- 主人公:
- これほど広大な範囲を覆う不可視の力場のせいで衛星でも発見できなかった
というアルファの言葉に、何も言えなかった…。 - レモネードアルファ:
正確な位置はわかりませんが何カ所か候補地はあります。
- 広大な土地と鉄虫密度が高い場所だな。
- レモネードアルファ:
鉄虫たちは世界各地で鉱物を採掘しています。ご存じでしたか?
- それは知ってる。
- 主人公:
- 定期的に鉄虫の鉱山に殴り込みをかけては鉱物を奪っていると話すと、
アルファは壮大に噴き出した。 - レモネードアルファ:
…!?えぇっ…!?信じられない…正気ではとてもできないことですよ…。
- それくらいでもしないといけない状況だったんだ。
- レモネードアルファ:
本当に勇敢ですね。オメガに聞かせてあげたいくらいです。
そしたら旦那様を認めるでしょうに。 - まさか。
- レモネードアルファ:
ふふ、とにかく鉄虫はその鉱物をこの塔に運んでいます。
- レモネードアルファ:
その鉱物を何に使うのか、塔の中では何が起こっているのか、
全く明らかになっていません。 - どう見ても極めて重要な施設にしか見えないな。
- 主人公:
- もしかしたら例の教皇と呼ばれる鉄虫がいるのかもしれない。
- レモネードアルファ:
私もそう思います。そうでなければあのように物資を蓄えるはずがありません。
- でも、あれを攻撃するにはオルカ号が千台あっても足りなさそうだな。
- レモネードアルファ:
攻撃する方法をこれから考えましょう。鉄虫の冬眠期が終わる前に攻勢に
出ることが私たちの生存確率を上げることに繋がるはずです。 - 主人公:
- アルファの言葉を聞きながら画像を拡大してみる。
- 主人公:
- 画質が少し劣化して見えにくいが、数えきれないほどの鉄虫が
まさに冬眠しているように体をピッタリとくっつけている。 - …そうだな。やられたらやり返さないとな。
- レモネードアルファ:
その通りです。私がこんなことを言うのもなんですが、
レモネードモデルは一度やられた恨みは絶対に忘れませんから。 - だな。それはわかる。
- レモネードアルファ:
まぁ、かなりはっきりと仰りますね。
- 主人公:
-鉄虫、星の落とし子、オメガをはじめとしたバイオロイドたちの勢力、
そして鉄虫側なのか不明だが鉄の王子…。 - 主人公:
- 俺を救ってくれて、支えてくれて、ここまで俺を生かしてくれた隊員たちの顔を
一人一人思い出す。 - 主人公:
- 強敵たちが俺たちの前に立ちはだかっている。
だが、俺は、俺の家族を何としても守ると心に決めた。