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Transcription
- 主人公:
- 研究所内部にオルカの技術チームの臨時宿所が設置されて数日が過ぎた。
- 主人公:
- あの戦いによる被害のほとんどが復旧し、やっと普段の生活が戻ってきた。
アザズの何とも言えぬマイペースにも慣れてきた頃、 アルファが面談したいとやって来た。 - データの復旧は順調?
- レモネードアルファ:
時間はかかっていますが着実に進んでいます。
- レモネードアルファ:
オルカには優秀な方たちがたくさんいるんですね。
- そのおかげで俺はここまで生きてこれたんだよ。
- 主人公:
- 俺と目が合ったアルファは穏かに笑い、ティーカップを手に取った。
- レモネードアルファ:
司令官様のおかげであの方たちも、ここまで生きてこれたとも言えますよ。
- 主人公:
- アルファは最近やけに控えめだ。
- 主人公:
- オメガは逃してしまったが、俺となら自分の復讐を達成できると
確信したのだろう。 - レモネードアルファ:
今後どうされるおつもりですか?
- 勢力を拡大する。そうすればお前の復讐も手伝える。
- 主人公:
- どのみちオメガとはいつかまたぶつかる運命だ。
そうとなれば、先制攻撃も考えておいた方がいい。 - PECSに関する情報を全て渡してほしい。
- レモネードアルファ:
もちろんです。今この時のために準備してきましたから。
- 他にも合流出来そうな集団、補給拠点、何でも大歓迎だ。
- レモネードアルファ:
私が持っているものは全て司令官様のものです。お渡しいたします。
ところで… - レモネードアルファ:
最近特に意欲的に見えますが…。
- あんなのを見てしまったらな…。
- 主人公:
- 俺もそれなりに苦難を乗り越えてきたつもりだったが、最近になって
星の落とし子…ネスト…、オメガの勢力に鉄の王子はレベルが違った。 - 主人公:
- さらに鉄の王子を連れ去ったあのエクスキューショナーに似た鉄虫…
- 主人公:
- まともに相手をすることになったら…どんな犠牲を払うことになるのか
想像がつかない…。 - レモネードアルファ:
とにかく、対決に備えて勢力を強化するわけなのですね。
- そうだ。いつまでも逃げ回るわけにはいかない。
- 主人公:
- そもそも、時期が早まっただけであって、勢力を拡大する計画は
前から考えていた。 - 主人公:
- 鉄虫が積極的に活動しない今が絶好のタイミングではあるが、
思ったより考えることもやることも多い。 - レモネードアルファ:
以前にも申し上げましたが、私の能力をぜひ活用してください。
- ハッキングは直接的な手段ではないから、今は難しいな。
- レモネードアルファ:
ふふ、やはりそう考えてしまいますよね。
- どういうこと?
- レモネードアルファ:
レモネードが昔、何と呼ばれていたのかご存じですか?
- ……あ!
- 主人公:
- 秘書レモネード…
- レモネードアルファ:
滅亡前、このケストスヒマスは主に会社の電算管理に使われていたと言ったら
信じられます? - レモネードアルファ:
私たちレモネードモデルが持つハッキング能力はおまけみたいなものです。
- すっかり忘れてたよ…。
- レモネードアルファ:
そうなるのも仕方のないことです。今は結局戦闘力が重要となっていますので…。
- レモネードアルファ:
しかし、司令官様のように大規模な集団を率いる方は戦闘力以外にも、
色々と必要なことがあると思います。 - そうだな。
- 主人公:
- 現に最近、戦闘を指揮したり計画を練る時間よりも、
行政のような業務を処理する時間が長くなってきていた…。 - レモネードアルファ:
オルカには優秀で立派な方たちが数多くいらっしゃいますが、
企業のような集団を運営していくうえで、私を超えられる方はいないと断言できます。 - わかった。これから色々助けてもらうよ。
- レモネードアルファ:
ふふ。
- 主人公:
- アルファが立ち上がったと思ったら、床に静かに跪いた。
- レモネードアルファ:
秘書レモネードアルファは、司令官様を旦那様として…これからお仕えいたします。
- こちらこそよろしくな。
- レモネードアルファ:
では、ご主人様の秘書としての最初の業務を早速始めます。
- レモネードアルファ:
先ほど申し上げた情報の件です。
- 外に出ないといけないのか?
- レモネードアルファ:
そう遠くはありません。先日、私と初めて会った場所の近くに隠れ家があります。
- わかった。護衛を呼ぶ。
- 主人公:
- コンパニオンと遠距離護衛ができる隊員を呼び出し、席を立った。