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懲罰のサディアス
誰かが私の悪口でも言ってるのか?急にくしゃみが…

Transcription

  1. 懲罰のサディアス:

    誰かが私の悪口でも言ってるのか?急にくしゃみが…

  2. SD3Mポップヘッド:

    それは当然だよ!

  3. SD3Mポップヘッド:

    警視正は皆を敵に回す性格じゃないか。あはは!

  4. 懲罰のサディアス:

    うるさい。

  5. 懲罰のサディアス:

    それで?話を続けてくれ。司令官に最高の味を食らわしてやったんだって?

  6. SD3Mポップヘッド:

    そうなんだ!このボクがやったことじゃないけど、この記録でしかと見たからね!

  7. 懲罰のサディアス:

    どんな反応だった?きっと体をガクガクと震わせて可愛い声で悲鳴を上げたんだろ?

  8. SD3Mポップヘッド:

    悲鳴…とは言えなかったけどね。「おま、え~!」とか「クール!?」とかおかしな声を出したと思ったらすぐに気絶してしまったよ。

  9. 懲罰のサディアス:

    何だ。面白くない。

  10. 懲罰のサディアス:

    これだから素人はつまらん。

  11. SD3Mポップヘッド:

    まぁあれは「試食」だったからね。まだあの時の風力発電の清涼な味が忘れられないよ!

  12. 懲罰のサディアス:

    はぁ、結局は私が直々に手を下すしかないのか。

  13. 懲罰のサディアス:

    そう…じきに苦痛と快楽すら区別することができなくなった司令官は…私に屈服することになる。

  14. SD3Mポップヘッド:

    そうだ、一つ警視正にアドバイスしておこう。

  15. SD3Mポップヘッド:

    そんなにいなかったけど、司令官にそんな風に近づいたバイオロイドが何人かいたよ。

  16. 懲罰のサディアス:

    ほぉ、それでどうなったんだ?

  17. SD3Mポップヘッド:

    最初はそのバイオロイドが楽しんでたみたいだったけど、いつの間にか立場が逆転していたよ!

  18. 懲罰のサディアス:

    立場が逆転?

  19. 懲罰のサディアス:

    はっ。くだらん。だとしたらそいつらがただのごっこ遊びをしていただけだ。

  20. 懲罰のサディアス:

    私は他人の苦痛からしか快楽を得られない…、立場が逆転することなどない。

  21. SD3Mポップヘッド:

    う~ん…普通に考えればそうなんだけど。

  22. SD3Mポップヘッド:

    まっ、幸運を祈るよ。

  23. Miss Safety:

    警視正。ターゲットの位置を確認しました。

  24. 懲罰のサディアス:

    よし。夜のメインディッシュの前菜にちょうどいい。

  25. 懲罰のサディアス:

    包囲網の状況は?

  26. Miss Safety:

    シティーガード所属のAGSとバイオロイドが、ターゲットが現れた非常出入口周辺を広範囲に包囲しました。

  27. Miss Safety:

    その出入口と付近にある別の出入口は指示通りマングースチームに任せ、こちらの兵力は配置しておりません。

  28. 懲罰のサディアス:

    あちらの作戦官がそう言うものだから、とりあえずわかったとは言ったものの…不安だな。

  29. 懲罰のサディアス:

    私と動いているこちら側の兵力もいくらか出入口に配置しろ。

  30. Miss Safety:

    かしこまりました。

  31. SD3Mポップヘッド:

    おお、じゃあボクが行くのかな?

  32. 懲罰のサディアス:

    いや、お前は残っていろ。

  33. 懲罰のサディアス:

    本物の電気ショックというものがどんなものなのか…見せてやろう。

  34. 懲罰のサディアス:

    …ん?この信号は?

  35. Miss Safety:

    鉄虫のようです。戦闘のご準備を―

  36. 懲罰のサディアス:

    ははっ。食前酒まで用意してくれるのか?ここはサービスがいいな。

  37. 懲罰のサディアス:

    よし。ここは私に任せろ。

  38. 懲罰のサディアス:

    お前たちはターゲットを逃がさぬよう包囲網を固めておけ。